ヴォクシー(80系)とは?モデル概要やラインアップ
ヴォクシー(80系)は、2014年〜2021年まで販売された5ナンバーサイズのミニバンです(グレードによっては3ナンバー登録となる車両もあります)。
兄弟車のノアと同時にフルモデルチェンジしたヴォクシー(80系)は、フロントマスクで“毒気”のあるカッコよさを表現した個性的なデザインが特徴です。

また、新開発の低床フラットフロアにより、クラストップレベル※1の広い室内空間と優れた乗降性 を実現しています。
パワートレーンには、ハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHS Ⅱ)を搭載しました。これにより、このクラスでは圧倒的な燃費性能(JC08モード走行燃費23.8km/L)と航続距離を実現しました。また、ガソリン車もラインアップされており、クラス※1トップレベルの変速比幅を実現した新開発Super CVT-iやアイドリングストップ機能などの採用により、このクラスのガソリン車トップ※2の燃費性能(アイドリングストップ機能付2WD車:JC08モード走行燃費16.0km/L)を達成しています。
※1:全高1.8m以上の1.8~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン
※2:2014年1月発売当時、トヨタ自動車調べ

多人数乗車が可能なヴォクシー(80系)の7人乗り仕様車のセカンドシートには、横スライド機構とワンタッチスペースアップサードシートを組み合わせ、超ロングスライド(スライド量810mm)を実現したキャプテンシートが装備されています。
その他にも、駐車枠を自動認識して駐車支援するインテリジェントパーキングアシスト(イージーセット機能付)、バックカメラの視野角を約180度まで拡大した広角カラーバックガイドモニター、ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(デュアルイージークローザー付)、おくだけ充電などの快適装備を採用しています。

2014年のヴォクシー(80系)発売当時の主なスペックは次のとおりです。
ヴォクシー(80系)の主なスペック(2014年当時) |
|---|
| | 1.8Lハイブリッド車 | 2.0Lガソリン車 |
| 全長 | 4,695mm(ZSグレードは4,710mm) |
| 全幅 | 1,695mm(ZSグレードは1,730mm) |
| 全高 | 1,825mm(4WD車は1,865〜1,870mm) |
| エンジン | 1.8L直列4気筒ハイブリッド | 2.0L直列4気筒ガソリン |
| 最高出力 | 73kW(99PS)/5,200rpm | 112kW(152PS)/6,100rpm |
| 最大トルク | 142Nm(14.5kgm)/4,000rpm | 193Nm(19.7kgm)/3,800rpm |
| モーター最高出力 | 60kW(82PS) | - |
| モーター最大トルク | 207Nm(21.1kgm) | - |
| 駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD(FF)/4WD |
| 燃費(JC08モード) | 23.8km/L | 14.0〜16.0km/L |

2014年当時のグレードや価格は次のとおりです。

※引用元:2014年発売当時の広報資料より
※価格:消費税5%込み、北海道・沖縄地区を除く
※X“サイドリフトアップシート車”の消費税は非課税
ヴォクシー(80系)の内装・外装の特徴やポイント
ヴォクシー(80系)は、ひと目で“カッコいい”と思えるエクステリアデザインと居心地のよい広い室内空間や使い勝手のよさが魅力です。

外装(エクステリア)は、車外からでも室内の広さがわかる力強いハコ(箱)のデザインとなっており、ヘッドランプと連続する上下二段構成のフロントグリルにより、独自の美意識を徹底した“毒気”のあるカッコよさを追求しています。

サイドビューは、3列目シートまで吹き抜ける大きなグラスエリアと、前方から低く後方に向けてせり上がる躍動的なベルトラインにより、開放感とボディの力強さを両立したスタイルです。

エアロ仕様「ZS」は、専用フロントフェンダーパーツなどにより、迫力のあるフロントマスクと低重心のワイド感を強調した存在感あるスタイリングとなっています。

内装(インテリア)は、ドライバーが運転しやすく、同乗者も快適に過ごせるよう、低くワイドなインストルメントパネルとし、広さを感じられるだけでなく、見晴らしがよいことが特徴です。
室内は、低床フラットフロアにより、広々とした空間とし、低くステップがない乗り込みによる乗降性を実現しています。

また、セカンドシートには、横スライド機構とワンタッチスペースアップサードシートを組み合わせることで超ロングスライドを実現しました。また2,850mmのホイールベースや、工夫されたシート形状などにより、居住性に優れるだけでなく、さまざまなシートアレンジができることもヴォクシー(80系)の特徴です。
ヴォクシー(80系)に搭載されるパワートレーンの種類と特徴
ヴォクシー(80系)のパワートレーンは、1.8Lハイブリッドと2.0Lガソリンの2種類が搭載されています。

ハイブリッド車は、3代目プリウスから進化・熟成させてきた、1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(2ZR-FXE)を搭載したハイブリッドシステム(リダクション機構付のTHS Ⅱ)を採用し、優れた環境性能と燃費を両立しています。また、ハイブリッドバッテリーをフロントシート下に配置することで、ミニバンならではのゆったりとくつろげる居住・荷室空間と使い勝手を実現しています。

ガソリン車は、2.0L直列4気筒エンジン(3ZR-FAE)を搭載し、改良されたバルブマチックや新開発のSuper CVT-iなどが採用されました。2WDモデルでは16.0km/L(JC08モード)と燃費性能に優れていることが特徴です。
ヴォクシー(80系)前期型(2014年〜2017年)の変化と歴史
2014年1月に発売されたヴォクシー(80系)は、同年11月に、新ネッツ店誕生10周年を記念した、前期型の特別仕様車ZS“煌(きらめき)”を発売しました。この特別仕様車は「ZS」をベースに、外装のフロントグリルにメッキ+ブラックメタリック塗装を施し、内装のマルチインフォメーションディスプレイフードをシルバー加飾にするなど、煌びやかでクールな印象を高めたモデルとなっています。また、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアやスーパーUVカットグリーンガラスなど、魅力的な機能が装備されているのも特徴です。

2016年1月には、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を設定※し、一部改良を行うとともに、エアロ仕様のハイブリッド車「ZS」を追加しました。
※ヴォクシーの「ZS」、「V」、「X」(ハイブリッド車)、特別仕様車ZS“煌”に標準装備(その他のグレードはオプション設定)

2016年4月には、ヴォクシー“G SPORTS(通称:G's)”が設定されました。
ヴォクシーG'sは、15mmローダウンさせた専用チューニングサスペンションや、専用剛性アップパーツ&フロア下空力パーツにより、安定感ある走りを実現しました。また、専用フロント大型バンパーやフロントグリル、スエード調表皮と合成皮革を組み合わせた内装や専用メーターなど、エクステリアとインテリアに専用部品を使用した見た目にもこだわっているモデルとなっています。

2016年7月には、輝きを放つクールな仕様として人気の前期型の特別仕様車 ZS“煌(きらめき)Ⅱ”を発売。フロントグリルモールに高輝度シルバー塗装を施したエクステリアや、センタークラスターパネルなどにピアノブラックを採用したインテリアなどにより、質感を高めて煌めくスタイルとしたモデルです。

ヴォクシー(80系)は、発売年から特別仕様車の設定をしたり、人気グレード「ZS」のハイブリッド車やスポーティグレードを追加したりするなど、多くのユーザーが求める仕様を次々と発表しました。そして、2017年にマイナーチェンジが実施され、後期型へ進化しました。
ヴォクシー(80系)後期型(2017年〜2021年)の変化と歴史
2017年7月、ヴォクシー(80系)がマイナーチェンジをしてより魅力的に進化した後期型となりました。

エクステリアは、Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレべリング機能付)と面発光のLEDクリアランスランプを採用し、2段積みのヘッドランプをよりシャープな印象にすることでカッコよさを強調しています。また、エアロ仕様のヴォクシー「ZS」では、ハの字をテーマにしたスタイルとし、スポーティでアグレッシブなイメージを強化しました。

インテリアは、天井までブラックで統一した室内にピアノブラック塗装を採用しました。(※ヴォクシー「X」を除く)
内装色はヴォクシー「ZS」に大人のスポーティ空間を演出する、ブラッドオレンジ&ブラックを専用カラーとして設定しました。

その他にも、センターコンソールボックス(※ハイブリッド車のみ)や、助手席シートバックテーブル(※X“サイドリフトアップシート装着車”を除く全車)、充電用USB端子など使い勝手のよい装備を充実させています。加えて、スライドドアにシールを追加して遮音性を向上させ、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上させるなど、商品の魅力を一段と高めました。

2017年11月には、「ZS」をベースに、フードモールやドアミラー、センタークラスターパネルなど、内外装の随所にシルバーを配し、よりクールな印象を際立たせた、後期型の特別仕様車ZS“煌(きらめき)”を発売しました。

2019年1月の一部改良では、昼間の歩行者も検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)など機能を拡充させた衝突回避支援パッケージToyota Safety Senseが設定されました。あわせて、「ZS」をベースに、内外装の随所にメッキやシルバー塗装をあしらい、ロアグリルに黒艶塗装を施すなど、より艶やかでクールな印象を際立たせた後期型の特別仕様車 ZS“煌Ⅱ”を発売しました。

2020年10月には、フードモールやセンタークラスターパネルなど、内外装の随所にシルバーを配して煌きを演出した、後期型の特別仕様車ZS“煌(きらめき)Ⅲ”が発売されました。この特別仕様車は、専用シート表皮、合成皮革巻きのドアトリムオーナメント、デュアルパワースライドドア、リヤオートエアコン、LEDのルームランプ、ナノイーなど、さまざまな特別装備がされているのも特徴です。

マイナーチェンジで車体構造や内外装デザインを進化させて後期型となったヴォクシー(80系)は2021年まで販売されました。
ヴォクシー(80系)をトヨタアップグレードファクトリーでリフレッシュ&機能アップグレード!
2014年〜2021年まで販売されたヴォクシー(80系)は、扱いやすいボディサイズや洗練されたスタイリングなどにより、現在でも人気があるモデルです。

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