2024.10.31 UP

ヴェルファイアとアルファードの違いとは?同じようで異なる高級ミニバン

トヨタの高級ミニバンとして高い人気を誇るヴェルファイアとアルファード。兄弟車であるため、どちらも同じと思われている方もいるかも知れませんが、実は40系(4代目)ではヴェルファイアとアルファードで明確な違いがあります。

この記事では、ヴェルファイアとアルファードの違い、どのような魅力があるのか、おすすめはどっちの車なのか解説します。高級ミニバンを検討している方は参考にしてみてください。

また、高級ミニバンをより魅力的にするトヨタ公式のアップグレードサービスについても紹介します。

この記事の目次
トヨタバナー.jpg

アルファードとヴェルファイアとは?

40系アルファード(ヘッドランプまわり).jpg

高級ミニバンとして確固たる地位を確立しているアルファードとヴェルファイアは、2023年6月のフルモデルチェンジにより40系になりました。

40系のアルファードとヴェルファイアでは、「快適な移動の幸せ」を極めることをコンセプトに開発され、人が不快に感じる振動や騒音を徹底的に低減し、高級セダンに匹敵する快適性を実現していることが特徴です。

また、40系では、高級ミニバンの王道を歩む「アルファード」と運転する喜びを併せ持つ「ヴェルファイア」という個性を強調していることも特筆すべきポイントとなっています。

40系ヴェルファイア(リヤコンビランプまわり).jpg

言い換えると、アルファードは正常進化を遂げ、ヴェルファイアはアルファードの高級感を受け継ぎながらドライバーも楽しめる車に仕上がっているといえるでしょう。

では、個性的になったヴェルファイアと高級車の王道を歩んだアルファードには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

 

V6を超える力強さ!2.4Lターボエンジン搭載のヴェルファイア

40系ヴェルファイア(走行イメージ).jpg

40系ヴェルファイアは、デザインだけにとどまらず、走りの面でもヴェルファイアらしい個性が与えられていることが大きな特徴です。

また、専用チューニングのサスペンションやボディ剛性の強化、ヴェルファイアにのみ用意されるパワートレーンなどによって「意のままの走り」を具現化していることもポイントとなっています。

2.4Lターボガソリンエンジン.jpg

ヴェルファイアにのみ設定されている2.4L直列4気筒ターボエンジンは、高い加速応答性能と十分な駆動力を持ち、アクセルペダルの操作に対して気持ちよく加速していくエンジンです。

従来型の3.5L V6エンジンより低速度域のトルクを増大し、アクセルペダルをショートストローク化したことで、少ない操作量で力強い加速を実現しています。

さらに、走り出しから常用域での不快なエンジンノイズ低減と、加速時のスポーティなサウンドチューニングにより、運転する楽しさを併せ持っていることも魅力です。

運転することを楽しめるラグジュアリーミニバンを探しているのであれば、40系ヴェルファイアは候補に入れておくべきモデルといえるでしょう。

40系ヴェルファイアの主なスペックは以下のとおりです。

【40系ヴェルファイア主要スペック】

  • サイズ:全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,945mm
  • ホイールベース:3,000mm
  • エンジン:2.4Lターボガソリン(279ps/43.8kgf・m)、2.5Lハイブリッド
  • グレード:Executive Lounge/Z Premier(専用グレード)
  • WLTCモード燃費:10.3km/L(Z Premierターボガソリン2WD)、17.7km/L(Z Premierハイブリッド2WD)
  • 価格(税込):655万円〜

 

高級感ある装備と走りが魅力のアルファード

40系アルファード(走行イメージ)

40系アルファードは、高級ミニバンの王道として正常進化しました。これまでアルファードが積み上げてきた価値観はそのままに、“高級サルーン”として、振動・騒音対策、燃費性能や走行性能など、基本性能を向上させています。

パワートレーンのラインアップは、2.5Lハイブリッドと2.4Lガソリンエンジン(自然吸気)の2種類です。

高級ミニバンとして正常進化したアルファードは、高級感を感じさせるエクステリアやインテリアにより、落ち着いた雰囲気を放っています。また、パワートレーンのラインアップからも、乗員の快適性や高級サルーンとしての質の良さを追求しているといえるでしょう。

【40系アルファード主要スペック】

  • サイズ:全長4,995mm×全幅1,850mm×全高1,935mm
  • ホイールベース:3,000mm
  • エンジン:2.4L自然吸気ガソリン(182ps/24.0kgf・m)、2.5Lハイブリッドシステム
  • グレード:Executive Lounge/Z(アルファードのみ)
  • WLTCモード燃費:10.6km/L(Zガソリン2WD)、17.7km/L(Zハイブリッド2WD)
  • 価格(税込):540万円〜

 

【エクステリア編】アルファード・ヴェルファイア外装の違い

アルファードとヴェルファイアのエクステリアの違いを画像とともに見てみましょう。

フロントまわり

フロントまわり.jpg

アルファードは大型のフロントグリルやグリルデザインと一体化しているヘッドランプなどが特徴です。一方、ヴェルファイアは、ワイドな印象を与える水平方向の大型フロントグリル、左右に張り出したフロントバンパー、ブラックのメッキパーツにより、存在感と安定感を演出しています。

 

リヤまわり

リヤまわり.jpg

アルファードのリヤまわりは、フロントグリルと同じデザインのリヤコンビランプや左右を貫くメッキガーニッシュが特徴的です。一方、ヴェルファイアは、横一文字かつシャープな造形のリアコンビランプとリヤバンパー下部のメッキパーツによって、横方向への広がり感を作り出し、どっしりとしたスタンスとなっています。

 

ボディカラー

◆アルファード

  • プレシャスレオブロンド
  • プラチナホワイトパールマイカ
  • ブラック

 

◆ヴェルファイア

  • プラチナホワイトパールマイカ
  • ブラック

ボディカラーは、アルファードが専用色を含む3色、ヴェルファイアが2色となっています。

 

【インテリア編】アルファード・ヴェルファイア内装の違い

アルファードとヴェルファイアのインテリアの違いを画像とともに見てみましょう。

運転席.jpg

画像ではわかりにくいものの、アルファード(Z)のシートが合成皮革、ヴェルファイア(Z Premier)がプレミアムナッパ本革となっています。

 

後席

◆アルファード

40系アルファード(インテリア)後席

 

◆ヴェルファイア

40系ヴェルファイア(インテリア)後席

座席レイアウトやシート形状などは、アルファードとヴェルファイアで違いはありません。しかし、内装色のバリエーションに違いがあります。

 

内装色やシート表皮

◆アルファード

【Executive Lounge】

  • シート表皮:プレミアムナッパ本⾰
  • 内装色:ブラック/ニュートラルベージュ

【Z】

  • シート表皮:合成皮⾰
  • 内装色:ブラック

 

◆ヴェルファイア

【Executive Lounge】

  • シート表皮:プレミアムナッパ本⾰
  • 内装色:ブラック/サンセットブラウン

【Z Premier】

  • シート表皮:プレミアムナッパ本⾰
  • 内装色:ブラック/サンセットブラウン

内装色やシート表皮は、アルファードとヴェルファイアで上記のような違いがあります。

 

アルファードはグレードによってシート表皮や内装色に違いを設けているのに対し、ヴェルファイアはグレードによる差がありません

言い換えると、ヴェルファイアの専用グレードZ Premierは、Executive Loungeと同程度のグレードとして位置付けられているといえるでしょう。

>>関連ページ:メーターデザインを限定のデザインに変更できる!

【価格編】車両価格と燃料代の違い

40系アルファードとヴェルファイア

アルファードとヴェルファイアの車両価格や燃料代を比べてみてみましょう。パワートレーンの違いやグレードの位置付けなどが価格にどのように反映しているのでしょうか。

 

【車両格(税込)の違い】

◆アルファード

  • Executive Lounge:850万円〜872万円
  • Z:540万円〜642万円

 

◆ヴェルファイア

  • Executive Lounge:870万円〜892万円
  • Z Premier:655万円〜712万円

車両価格は、ボディ構成の強化や専用サスペンションチューニングなどがされているヴェルファイアの方が高くなっています。

40系ヴェルファイア(ドライブイメージ)

 

【2.4Lエンジンの燃費や燃料代の違い】

◆アルファード

エンジン:2.4L直列4気筒ガソリンエンジン(自然吸気)

使用燃料:無鉛レギュラーガソリン

燃料タンク容量:75L(Zグレード2WD)

WLTCモード燃費:10.6km/L(Zグレード2WD)

1万km走行する際に必要な燃料代:16万1,320円

(燃料代は1Lあたりの単価171円にて算出)

 

◆ヴェルファイア

エンジン:2.4L直列4気筒ターボガソリンエンジン

使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

燃料タンク容量:75L(Z Premierグレード2WD)

WLTCモード燃費:10.3km/L(Z Premierグレード2WD)

1万km走行する際に必要な燃料代:17万6,699円

(燃料代は1Lあたりの単価182円にて算出)

燃費は、2.4L自然吸気ガソリンエンジンと2.4Lターボガソリンエンジンで0.3km/Lの違いしかありません。

しかし、使用燃料が異なるため、1万km走行するために必要な燃料代は1万5,379円の差が発生します。

実際の燃費は走行する場面や運転の仕方などによって異なります。カタログ燃費での比較となるため参考程度にお考えください。

 

【おすすめはヴェルファイア】どちらにするか悩んだときの選び方

40系ヴェルファイア(ブラック&ホワイト)

アルファードとヴェルファイアのどちらにしようか悩んだときは、次のポイントのどちらに当てはまるか確かめてみてください。

【アルファードがおすすめな人】

  • 優雅な移動空間を楽しみたい
  • ショーファーカーのような使い方をしたい

【ヴェルファイアがおすすめな人】

  • 自分もハンドルを握って運転する
  • 楽しい走りもできる高級ミニバンが欲しい

実際に選ぶときは、車を見て乗るだけでなく、試乗してからどちらのモデルにするか決めましょう。

また、試乗するときは、自分でハンドルを握るだけでなく、誰かに運転してもらって後席の乗り心地も確かめておくと後悔のない車選びができます。販売店で試乗するときは、後席の乗り心地も確かめたい旨を伝え、後席の座り心地や走行中の快適性を確かめましょう。

ヴェルファイア(ボディ剛性強化部分)

実車を見たり、乗り比べたりしたものの、どちらの方がよいのか決められないときは、ヴェルファイアを選ぶことをおすすめします。

ヴェルファイアは、専用チューニングがされ、運転を楽しめる仕様の高級ミニバンです。ヴェルファイアのような走りを楽しめるモデルは、乗り心地のフワフワ感やコーナリング時のロールなどが抑えられているため、車酔いしにくい傾向にあります。

快適なドライブを車酔いで台無しにしないためにも、乗り物酔いしにくい傾向のヴェルファイアを選んでおくと、乗員全員が楽しくドライブできるでしょう。

 

【最新版】ヴェルファイアとアルファードの納期情報

40系アルファード&ヴェルファイア

ヴェルファイアとアルファードは、人気が高いモデルであるため、納期が長くなる車です。

この記事を執筆している時点(2024年10月上旬)における工場出荷目処は以下のとおりとなっています。

◆ヴェルファイア:販売店にお問い合わせください

◆アルファード:販売店にお問い合わせください

人気が高く生産が追いついていない状況にあるということになります。

また、トヨタが公式で発表している「工場出荷時期・納車時期の目処について」には、最新情報が反映されています。詳しくは、公式サイトをご確認ください。

 

わかる人が見ればわかる!トヨタ公式のアップグレード

ヴェルファイアとアルファードは、高級ミニバンを代表するモデルであるため、ノーマルの状態でも十分に所有する喜びを感じられるモデルです。しかし、最新の納期情報からもわかるように、多くの人がヴェルファイアまたはアルファードを手に入れる予定となっているため、今後多くのヴェルファイア/アルファードが道路を走ることとなります。

少しでも他の人のヴェルファイア/アルファードと差別化したい、オリジナルの車を所有しているという喜びをさらに感じたい方は、トヨタ公式のアップグレードサービス「KINTO FACTORY」を利用するとよいでしょう。

 

【KINTO FACTORY】アルファード・ヴェルファイア アップグレードメニュー

メーターアップグレード

KINTO FACTORYでは、トヨタ純正パーツを使った公式アップグレードを提供しています。40系ヴェルファイア/アルファードのアップグレードメニューは、以下のとおりです。

詳細はこちら↓

【UPGRADE限定デザイン】メーターデザインアップグレード (12.3インチTFTカラーメーター)

この記事を執筆している時点(2024年10月上旬)では、ラインアップが少ないものの、今後バリエーションが拡大する可能性があります。最新の情報は、公式ページで更新されますので、こちらも合わせてご覧ください。

最後に、KINTO FACTORYについて紹介します。

 

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります 

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。

 

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