重量のある大型ミニバンであり、多人数を乗せて走行するユーザーも多い、30系アルファードにお乗りの方で、以下のような悩みをお持ちの方はいませんか?
「ブレーキの利き具合が以前と違う」 「ブレーキフルードって交換すべき?」
結論から先に言うと、ブレーキフルードは定期的な交換が必要であり、安全のためプロに任せることをおすすめします。
本記事では、30系アルファードにお乗りの方に向けて、ブレーキフルードの交換の必要性や種類、交換時期について詳しく解説します。
さらに、トヨタ正規販売店でアップグレード機能を後付けするサービス「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」が提供する、ブレーキ操作が苦手な方に多い「カックン」を防止する機能「なめらかブレーキ」をご紹介。
「なめらかブレーキ」について今すぐ知りたい方はこちら
ぜひ最後までお読みいただき、30系アルファードのブレーキの悩みを解消してください。

ブレーキフルード交換が重要な理由

ブレーキフルードは、ペダルを踏んだ力を油圧に変えてブレーキパッドに伝え、車を止めるという非常に重要な役割を担っています。
しかし、空気中の水分を吸収しやすい性質(吸湿性)があり、時間とともに劣化するのが特徴です。
水分が混入するとブレーキフルードの沸点が低下し、長い下り坂などブレーキを酷使する場面でフルード内に気泡が発生し、ペダルを踏んでもブレーキが効きにくくなる「ベーパーロック現象」を引き起こす危険性があります。
特に重量のあるアルファードでは、この現象は重大な事故に直結しかねません。そのため、定期的な交換が不可欠です。
30系アルファードのブレーキフルードの種類と交換目安

ここでは、30系アルファードに適したフルードの種類と、交換の適切なタイミングについてなど、以下3つを解説します。
- ブレーキフルードの「DOT規格」について
- 30系アルファードに適合するブレーキフルードは「DOT3」
- ブレーキフルード交換の適切なタイミング
ブレーキフルードの「DOT規格」について
ブレーキフルードには、性能を示す「DOT(ドット)」という規格があります。
一般的に乗用車で使用されるのは「DOT3」や「DOT4」です。
それぞれの違いは「沸点」で、DOT4はDOT3よりも沸点が高く、より厳しい条件下にも対応します。
この他にも、DOT5や、より高性能なDOT5.1といった規格も存在しますが、これらは指定車種以外での使用は一般的ではありません。
30系アルファードに適合するブレーキフルードは「DOT3」
30系アルファード(2015年~2023年モデル)では、「DOT3」が指定されています。
交換の際、走行条件などによっては「DOT4」を使用する場合もありますが、基本的には指定されたブレーキフルードを使用しましょう。
メーカー指定のブレーキフルードは、取扱説明書やリザーバータンクのキャップで確認できます。
ブレーキフルード交換の適切なタイミング
ブレーキフルードは、定期的な交換が不可欠です。
期間で言うと「車検ごと(通常2年ごと)」、走行距離で言うと「2万kmから4万kmごと」が一般的な目安とされています。
トヨタでは、具体的な交換期間は指定されていませんが、チェックポイントとして以下を挙げています。
チェックポイント - リザーバータンクのフルードが黒っぽく変色している
- 2~3年以上ブレーキフルードを交換していない
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参照:メンテナンスについて|トヨタ公式HP
上記はあくまでも目安であり、新品時の無色透明から黒っぽく変色していたり、ブレーキの違和感を感じるようであれば早めの交換がおすすめです。
ブレーキフルード交換はDIYできる?プロに任せるべき理由とは

「この程度の作業なら自分でできそう」と思うかもしれませんが、ブレーキフルード交換は専門知識と技術が求められる作業です。
ABSなど一部ブレーキシステムは、国の定める「特定整備」の対象で、分解整備には認証を受けた工場での作業と専門知識が必要です。
ブレーキフルードの交換自体は、通常の整備という位置づけですが、DIYでの作業ミスは、ブレーキが効かなくなるという最悪の事態に直結します
時間や手間、リスクを考えると、費用をかけてでもプロに依頼するのが最も安全で確実な選択と言えるでしょう。
ブレーキフルード交換以外のブレーキ操作を心地よくする方法

ブレーキフルード交換は、ブレーキシステムを正常に保つための基本ですが、さらにブレーキ操作を心地よくする方法として、以下の3つをご紹介します。
- ブレーキパッドの交換
- ブレーキ周りの清掃
- KINTO FACTORYの「なめらかブレーキ」を後付け
ブレーキパッドの交換
ブレーキパッドは消耗品であり、摩耗が進んだブレーキパッドは制動力が低下するだけでなく、ブレーキのフィーリングが悪化したり、異音が発生したりする原因にもなります。
消耗したブレーキパッドを交換することで正常のブレーキ感覚を取り戻すことができます。
ブレーキ周りの清掃
ホイール周り、特にブレーキキャリパーやローター周辺は、ブレーキダストや泥などで汚れやすい部分です。
これらの汚れを放置すると、ブレーキの引きずりや固着、異音の原因になることがあります。
ブレーキパーツクリーナーなどを使用し定期的に洗浄することで、ブレーキシステムのスムーズな作動を助け、見た目もリフレッシュできます。
KINTO FACTORYの「なめらかブレーキ」
そして、もう一つ注目したいのが、KINTO FACTORYが提供する「なめらかブレーキ」へのアップグレードです。
ブレーキ操作が苦手な人の運転では、ブレーキの踏みはじめや停車時に「カックン」となり同乗者の上体が大きく揺さぶられてしまいます。
そこで「なめらかブレーキ」を追加すれば、ソフトウェアの最適化によって、スイッチひとつの簡単操作で、同乗者にも快適なやさしいブレーキ操作のサポートが可能です。


「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」で30系アルファードに「なめらかブレーキ」が後付けできる!

本記事では、30系アルファードにお乗りの方に向けて、ブレーキフルード交換の必要性と適合するブレーキフルードについて解説しました。
さらに、ブレーキのフィーリングを高める方法をご紹介しました。
中でもおすすめなのが、「UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORY」で後付けできる「なめらかブレーキ」です。

車の運転が苦手な方によくあるブレーキの「カックン」を防止します。
なめらかなブレーキの実現で得られるメリットは以下のとおりです。
- 同乗者が疲れにくい
- 子供や高齢者を乗せても安心
- 車酔いの軽減
- 「運転が上手い」と思われる
「運転に自信がない」「みんなで快適に移動したい」とお考えの方は、ぜひ導入をご検討ください。
なお、30系アルファードに対応するサービスは、他にも「本革ステアリング交換」や「後付けアクセサリーコンセント(3か所/AC100V・1500W)」など豊富にラインナップされています。
愛車をもっと快適にしたいとお考えの方はこれらも合わせてご検討ください。
