レクサスを代表するスポーツセダンとして高い人気を誇る「IS」は、スポーツドライビングを支える熟成したサスペンションが装備されています。この記事では、2013年から販売している3代目ISのサスペンションについて解説するとともに、ISのサスペンションをよりしっかりと動かすためのメーカー(レクサス)純正のカスタマイズについても紹介します。
レクサスISのサスペンションの特徴とは?スポーツセダンの走りを支える足まわりを解説

レクサスISとは?
レクサスISは、レクサスのコンパクトスポーツセダンに位置づけられている、走りも楽しめるプレミアムセダンです。
1999年の初代IS(日本名:アルテッツァ)からコンパクトFRスポーツセダンとしての「クルマを操る楽しさ」を追求しています。2005年に発売された2代目ISからは、日本でも「レクサス IS」として販売されました。
2013年に登場した3代目ISは、新技術による優れた走行性能やスポーティな内外装デザインを実現するとともに、高い環境性能を誇るハイブリッドモデルIS300hをラインアップに加え、より多くの人に走る楽しさを提供しています。
2016年のマイナーチェンジでは、サスペンションのチューニングやインテリアの機能性向上など細部までこだわり、ISのDNAともいえる「運転の愉しさ」の熟成を進めるとともに、デザインをアグレッシブに進化させました。
2020年に実施された2度目のマイナーチェンジでは、レクサスの乗り味“Lexus Driving Signature”をより高い次元に昇華させ、次世代に継承していくモデルとして、Toyota Technical Center Shimoyamaをはじめとする世界各地で走り込み、走りの性能を鍛え上げています。
また、ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を採用し、アブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮する構造とすることで、応答性が良く上質な乗り心地を実現したこともトピックです。
進化を続けるレクサスISは、走りも楽しめるコンパクトサイズのスポーツセダンであると同時に、レクサスらしい高級感を満喫できるプレミアムスポーツセダンとなっています。
レクサスISのサスペンション形式と特徴
レクサスIS(2020年マイナーチェンジ以降)に装備されるサスペンション形式は次のとおりです。
- フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン(スタビライザー付)
- リヤサスペンション:マルチリンク(スタビライザー付)
サスペンション形式は、プレミアムカーやスポーツセダンなどに多く採用されるダブルウィッシュボーン式サスペンションとマルチリンク式サスペンションとなっています。
レクサスISでは、サスペンション形式だけを見ると一般的なサスペンションであるものの、タイヤの大径化による性能向上、フロントアッパーアームのアルミ化などによる軽量化、サスペンションの最適化など、細かな部分までチューニングがされています。
また、走り込みによって得られたフィードバックを基に緻密なセッティングがされたサスペンションによって、上質な乗り心地と旋回時の舵の効きを良くしていることも特徴です。
サスペンション形式だけではわからない部分も作り込まれて熟成しているレクサスISのサスペンションは、スポーツセダンにふさわしいスポーツサスペンションが装着されているといえるでしょう。
加えて、2020年のマイナーチェンジでは、ショックアブソーバーにスウィングバルブショックアブソーバーが設定(NAVI・AI-AVS非装着のIS300h“version L” /IS300h/IS300“version L” /IS300)されています。
ISに採用されている「スウィングバルブショックアブソーバー」とは?
2020年のマイナーチェンジ以降に採用された「スウィングバルブショックアブソーバー」は、2018年から販売しているESで世界初採用されたショックアブソーバーです。
スウィングバルブショックアブソーバーは、ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させることが特徴となっています。
走り出す瞬間や高速道路を巡航するシーンなどで発生する微小な動きは、わずかな振動ではあるものの乗員に不快感を与えます。スウィングバルブショックアブソーバーは、これらの小さな動きまで減衰させるショックアブソーバーです。そのため、より快適でプレミアムカーらしい走りを実現しています。
スポーティな走りを楽しみたいものの、快適性も犠牲にしたくないのであれば、スウィングバルブショックアブソーバーが装備されているISを選ぶとよいでしょう。
レクサス純正のISカスタマイズメニュー
ここまで、スポーツセダンISのサスペンション形式や2020年から一部グレードに採用されているショックアブソーバー(スウィングバルブショックアブソーバー)について解説してきました。
しかし、いくらサスペンション形式やショックアブソーバーが良いものであっても、ボディの剛性が高くなければ、サスペンションの本来の性能を発揮することや体感することができません。
そこでおすすめなのが、レクサスISのボディ剛性をアップさせるレクサス純正のカスタマイズ「タフフランジボルト」です。
レクサスISのボディを強化するボルト「タフフランジボルト」
LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのレクサスISのメニューにある「Performance Upgrade "Solid" for IS」は、ボディを締結しているボルトをタフフランジボルトに交換するアップグレードメニューです。
ボディ締結ボルトをタフフランジボルトに変えることで、締結剛性が上がり、ボディが1つの塊となるような効果を得られます。
ボディの締結剛性が上がり、ボディが塊として機能するようになると、サスペンションをよりしっかりと動かすことができ、熟成したISのサスペンションや新たに採用されたスウィングバルブショックアブソーバーの効果をより実感することができます。
レクサスISのボディ締結剛性を上げて一体感ある走りを楽しみたい方、スポーツドライビングを満喫したい方は、ぜひ「Performance Upgrade "Solid" for IS」を施工してみてください。
商品の詳細および適合については、以下のボタンからご確認ください。

LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORY
LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、LEXUS公式の装備や機能のアップグレードサービスです。メーカーオプションパーツや年次改良でバージョンアップされたパーツや機能の後付け・アップグレードをすることができます。
申し込み方法は、LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのホームページから車種を選択し、商品を絞り込み、適合確認をして、持ち込み店舗と施工日を選ぶという4ステップです。いつでも簡単に申し込みすることができます。
また、LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、クルマのサブスク「KINTO」のオーナーだけでなく、他の方法で購入したオーナーも受けられるサービスです。つまり、LEXUSオーナーであれば誰でも利用できます。
レクサスISのアップグレードメニューは、「Performance Upgrade "Solid" for IS」の他に、F SPORT専用オレンジブレーキキャリパーの後付けもラインアップしています。
所有しているLEXUSの機能や装備を後付け・アップグレードしたいと考え始めたときは、メーカー純正パーツを使用し、メーカー保証も付帯するLEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYをご検討ください。