2025.04.14 UP

2025年最新版「トヨタ ヤリスクロス」中古車選びガイド|価格相場と7つのチェックポイント

この記事では、2025年最新の中古ヤリスクロス市場の動向を分かりやすく解説します。グレード別の価格相場やリセールバリュー、中古車選びで失敗しないための7つのチェックポイントまで、徹底的に網羅しました。

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【2025年最新】ヤリスクロス中古車の現状

コンパクトSUVとして人気のトヨタ ヤリスクロス。ここでは、ヤリスクロスの最新中古車事情を解説します。

人気が高い

ヤリスクロスは2020年8月の発売以来、コンパクトSUV市場で高い人気を誇り、トヨタのヤリスシリーズ全体として国内販売台数を押し上げています。

ヤリスクロスの魅力は多岐に渡ります。たとえば、コンパクトながらもゆとりのある室内空間。広々としたラゲージスペースを備えながらも取り回しの良いサイズは、日本の道路事情にマッチしています。

ヤリスクロスラゲージスペースイメージ

また、キビキビとした軽快な走りは運転の楽しさを提供し、SUVとしての魅力も兼ね備えています。

ヤリスクロス走行シーン(雪道)

 

リセールバリュー

ヤリスクロスは中古車市場でも高い人気を誇り、リセールバリューが高いことで知られています。以下は、グレード別に見たヤリスクロスのリセールバリュー例です。

経過年数

グレード

新車価格
(概算)

買取相場

残価率

1年落ち(2023年式)1.5 X189万円169万円89%
1.5 G202万円188万円93%
1.5 Z223万円200万円90%
ハイブリッドX228万円195万円86%
ハイブリッドG239万円217万円91%
ハイブリッドZ260万円242万円93%
2年落ち(2022年式)1.5 X189万円150万円79%
1.5 G202万円180万円89%
1.5 Z223万円201万円90%
ハイブリッドX228万円196万円86%
ハイブリッドG239万円201万円84%
ハイブリッドZ260万円224万円86%
3年落ち(2021年式)1.5 X189万円165万円87%
1.5 G202万円184万円91%
1.5 Z221万円208万円94%
ハイブリッドX228万円164万円72%
ハイブリッドG239万円189万円79%
ハイブリッドZ258万円213万円83%

※2025年4月時点 当社調べ

中古車価格相場 

ヤリスクロスの中古車価格は、グレード、年式、走行距離、状態などによって大きく変動します。参考までに、中古車価格相場をまとめました。

年式

グレード

走行距離

価格相場

2023年式ハイブリッドZ1万km300万円~
ガソリンZ1万km280万円~
2022年式ハイブリッドG2万km260万円~
ガソリンG2万km240万円~
2021年式ハイブリッドX3万km220万円~
ガソリンX3万km200万円~
2020年式ハイブリッドX5万km180万円~
ガソリンX5万km160万円~

※2025年4月時点 当社調べ

あくまでも記事執筆時点の参考価格であり、車両の状態や販売店、オプション装備の有無によって価格は変動します。

ヤリスクロスの中古車でチェックすべき7つのポイント

ヤリスクロスATL画像

ヤリスクロスの中古車を購入する際にチェックすべき7つのポイントを解説します。グレードや年式による違い、燃費や維持費など、購入前に確認しておきたい項目をまとめました。

グレードごとの装備の違い

ヤリスクロスには、「X」「G」「Z」「Z“Adventure”」「GR SPORT」の5つの基本グレードがあります。エンジンや駆動方式を考慮すると20種類もの選択肢があることになりますが、ここでは基本の「X」「G」「Z」について見ていきましょう。

グレード

X

G

Z

タイヤサイズ16インチ16インチ18インチ
ホイールスチールアルミアルミ切削光輝
シート素材ファブリック上級ファブリック合成皮革+ツィード調ファブリック
シートヒーター/ステアリングヒーター非搭載オプション標準装備
後部座席6:4分割可倒式4:2:4分割可倒式4:2:4分割可倒式
ランプ一部ハロゲン一部ハロゲンフルLED
運転席シート調整手動手動電動
BSM/パノラミックビューモニター非搭載オプション標準装備

Xグレードは、価格を抑えたい方に最適です。快適装備や安全装備は他のグレードに比べて劣りますが、必要最低限の装備は備わっています。

ヤリスクロスXグレード内装

おすすめは、Gグレードです。Xグレードよりも価格は上がりますが、シートやタイヤが重厚感のある質感にグレードアップしています。また、後部座席のシートが4:2:4分割可倒式になっており、使い勝手が向上しています。

ヤリスクロスGグレード内装

年式による違い

ヤリスクロスは、2024年1月にマイナーチェンジが行われました。この改良では、内外装デザインの変更、新機能の追加、安全性能の強化など、多岐にわたる進化を遂げています。

例えば、エクステリアはよりSUVらしいデザインに進化しました。アッパーグリルのデザイン変更に加え、「Z」「Z“Adventure”」グレードではルーフサイドスポイラーの拡大や18インチアルミホイールの塗装色変更を実施。力強い印象と洗練されたスタイルを両立しています。

ヤリスクロス360度イメージ

また、「Z」「Z“Adventure”」グレードを除く全グレードで、マルチインフォメーションディスプレイが7インチに大型化されています。

ヤリスクロスメーターイメージ

さらに、Toyota Safety Senseの最新版を全車標準装備。プリクラッシュセーフティの検知対象拡大や、ドライバー異常時対応システムが搭載され、安全性能が向上しています。

TSS説明

2025年2月27日には、特別仕様車「URBANO(ウルバーノ)」が発売開始されました。ブランドエンブレムやブラックカラーを随所に施すことで、よりスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

ヤリスクロス特別仕様車Z“URBANO”

 

走行距離と年式のバランス

年式と走行距離のバランスを見ることで、車両の使用状況をある程度把握できます。普通乗用車の場合、年間走行距離は約1万kmとされています。そのため、3年落ちのヤリスクロスであれば、3万km前後程度が標準的な走行距離と言えるでしょう。

一般的に、走行距離が少ないほど車の状態が良いとされます。しかし、走行距離が少なくても年式が古い車は、長期間放置されていた可能性があり、劣化が進んでいる場合があります。逆に、年式が新しくても走行距離が多い車は、過酷な使用環境にあったとも考えられます。

大切なのは、走行距離と年式が最適なバランスの1台を見つけることです。数字だけで判断せず、車両の状態を総合的に判断しましょう。

ガソリン車とハイブリッド車の比較

WLTCモード燃費で比較すると、ガソリン車(2WD)が17.6~19.8km/Lなのに対し、ハイブリッド車(2WD)は25.0~30.8km/Lと、約1.5倍の差があります。年間1万km走行し、ガソリン価格を170円/Lと仮定すると、ハイブリッド車の方が年間約3万円燃料費を抑えられます。

また、ハイブリッド車はエコカー減税の対象となるため、環境性能割が非課税、自動車取得税も減税されます。ただし、車両本体価格がガソリン車より約40万円高い点は考慮が必要です。

項目

ガソリン車(2WD)

ハイブリッド車(2WD)

燃費(WLTCモード)17.6~19.8km/L25.0~30.8km/L
維持費税金面では高めエコカー減税の対象
走行性能軽快な走り静かで滑らかな加速
車両価格204万6,000円~262万9,000円243万3,200円~300万3,000円

修復歴の有無

修復歴とは、車の骨格部分に修理や交換の履歴があることを指します。修復歴のある車は、走行性能や安全性能に影響が出るリスクがあるため、修復歴の有無を確認しておくことが大切です。

修復歴車を見分ける方法は、書類と車の状態を確認する方法の2つがあります。書類で確認するときは、査定表をチェックしましょう。修復歴がある場合は、総合評価に「R」が記載されています。

実車を見に行く際は、以下を参考に状態をチェックしてみてください。

  • 車体のパネルの隙間が均一でない
  • 塗装の色にムラや違いがある
  • ボルトが交換されていたり、塗装が剥がれていたりする
  • シートやメーター、スイッチ類などに不自然な摩耗や交換の痕跡がある

内装・外装の状態チェック

中古車を選ぶ際には、内外装の状態チェックが欠かせません。外装は車体全体の傷やへこみ、塗装の状態を確認しましょう。特に、バンパーやドアミラー、ホイールなどは損傷しやすい部分です。

内装を見るときは、シートの汚れや破れ、ダッシュボードの傷、ステアリングの擦れ具合などを確認します。タバコやペットの臭いなどもチェックポイントです。

エンジン、足回り、電装系のチェック

自身でエンジン周りを確認する場合は、まずエンジンルーム全体が汚れていないか、オイル漏れや滲みがないかを確認します。続いて、エンジンをかけて異音がないかチェックしましょう。大きな音や明らかに変な音がしている場合、エンジンが大きく震えている場合は、調子が悪い可能性があります。

足回りでは、タイヤの摩耗状態やブレーキの摩耗、サスペンションの劣化をチェックします。また、ライトやエアコン、パワーウィンドウなどの電装系が正常に動作するかも確認するのがおすすめです

 

ヤリスクロスの中古車が買える4つの業者の特徴

ヤリスクロスキャンプイメージ

中古のトヨタ ヤリスクロスを購入できる業者として「大手中古車店」「地元密着買取店」「ディーラー」そして「KINTO ONE中古車」があります。

販売店

メリット

デメリット

大手中古車販売店
  • 全国展開で在庫数が豊富
  • さまざまなメーカーの車を比較検討しやすい
  • 車両価格が割高な場合がある
地域密着型販売店
  • 地域に密着した親身な対応を期待できる
  • 地域相場を反映した価格設定
  • 在庫数が限られる
  • 保証内容は大手と比べて劣る場合も
ディーラー系販売店
  • 品質の高い車両が揃っている
  • メーカー保証が残っている場合がある
  • 価格設定が割高になりやすい
  • 在庫は自社ブランド車に限られる

大手中古車店

大手中古車店は全国展開している店舗が多く、さまざまなメーカーの車種を幅広く取り扱っています。トヨタ ヤリスクロスの取り扱いも豊富で、グレード、年式、走行距離、ボディカラーなど、多くの選択肢から最適な一台を選ぶことができます。

一方で、価格がピンキリな点は留意したいところです。人気のカラーや条件の良い車は高値で取引されています。

地元密着買取店

地元密着店は顧客との信頼関係を重視する傾向にあるため、初めて中古車を購入する方も安心して相談できる点が魅力です。地域の需要や在庫状況によって価格が決まるため、場合によってはお得に購入できる可能性もあります。

一方で、全国展開の大手中古車販売店と比較すると、在庫数が限られている、保証内容が限定的であるといったデメリットも存在します。その地域にヤリスクロスの在庫が少ない場合、割高になってしまうかもしれません。

ディーラー

トヨタディーラーで取り扱っている認定中古車は厳しい品質基準をクリアした車両のため、状態の良いヤリスクロスを購入したい方におすすめです。また、保証やアフターサービスも充実しており、安心して購入できる点もメリットです。

一方、正規ディーラーで購入する場合、同じ程度の装備や年式の車両であっても、他の中古車販売店と比べて価格が高くなる傾向があります。

ヤリスクロスは中古車でも内装をかっこよくカスタムできる

トヨタヤリスクロスのエクステリアデザインや走行性能は気に入っているのに、内装のプラスチック感がどうしても気になる…。そんな風に思っていませんか? 特に初期モデルのヤリスクロスは、質感がチープに見えてしまうという声が聞かれます。せっかくなら、内装も自分好みにかっこよくしたいものです。

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