環境の変化に伴い、「回転シート付きのクルマがほしい」、「車いすを荷室に積み下ろしするときのサポート機能がほしい」と思うことがあるのではないでしょうか。この記事では、トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」に新たに追加された後付けできる純正福祉商品「いつでもウェルキャブ」について解説します。ライフステージの変わり目で発生する困りごとを解決するアイテムについて知りたい方は参考にしてみてください。
ウェルキャブ|トヨタ自動車が後付け用品として提供する福祉車両サービス

ウェルキャブとは
トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」は、“いつまでも、移動の喜びをあなたと共に”のスローガンのもと、身体が不自由な方、高齢の方、介助する方など、どなたにとっても快適で安全、かつ簡単で使いやすいクルマを目指して開発されている福祉車両です。
さまざまなモデルに設定されているウェルキャブ車両は、主に次の4つのタイプとなります。
- シートへの乗り降りをサポートするタイプ(助手席ターンチルトシート車いす収納装置付車/車いす収納装置)
- 車いすやストレッチャーのまま乗り降りするタイプ(車いす仕様車スロープタイプ/リフトタイプ)
- 運転をサポートするタイプ(手だけでの運転を補助する装置/左足での運転を補助する装置/車いすから車両に移乗する際の補助用品など)
- 現在乗っているクルマにサポート機能を後付けするタイプ(いつでもウェルキャブ:ターンチルトシート/車いす収納装置)
一般的に、福祉車両と聞くと購入時に福祉車両を選択するというイメージが強いと思いますが、トヨタでは現在所有している車両に福祉用具を後付けすることで福祉車両にできるタイプもラインアップしています。
つまり、必要になったら福祉用具を取り付け、不要になったら用具を取り外すというように、状況の変化に合わせて福祉車両にしたり、通常のクルマに戻したりすることが可能なタイプも用意されているのです。
ライフステージの変わり目の困ったを解決!
さまざまな選択肢の中から状況に応じて最適なサポート機能を選べるウェルキャブシリーズの中でも、後付け(脱着)可能な「いつでもウェルキャブ」は、必要なときに必要な機能を付けられる新しいタイプのウェルキャブシリーズです。
例えば、次のようなシーンで「いつでもウェルキャブ」が役立ちます。
欲しい時に後付けできる
送迎や乗り降りを楽にするシートを取り付けたいと考えているものの、クルマをすぐに買い替えることができなかったり、まとまった費用を用意することができなかったりするときは、ターンチルトシートの後付けがおすすめです。
いつでもウェルキャブの「ターンチルトシート」は、現在所有しているクルマに取付可能なターンチルトシートとなっています。また、不要になった場合は、取り外すことが可能です。
重い車いすも楽々積みこみ
外出するときに車いすの積み下ろしをしなければならないものの、毎回重い車いすを上げ下げするのがツラいと感じることもあるのではないでしょうか。
このようなときは、いつでもウェルキャブの「車いす収納装置」がおすすめです。車いす収納装置を後付けすれば、スイッチ操作で重い車いすを簡単に積み下ろしできます。
いつでも気軽に脱着可能
車いす収納装置は、簡単に脱着できる構造となっているため、車いすの積み下ろしがないときは、車いす収納装置を取り外して、通常のラゲージルームとして使うことができます。
クルマの利用シーンに合わせて車いす収納装置やターンチルトシートの脱着ができるため、福祉車両を別途購入したり、日常使いで荷室が狭くなったりしない点が「いつでもウェルキャブ」の嬉しいポイントです。
ターンチルトシートとは
いつでもウェルキャブの後付けサポート機能である「ターンチルトシート」とは、シート横の回転レバーを操作すると、シートが回転してチルト(傾ける)するシートです。
シートが外側に向かって回転するだけでなく、シート全体がわずかに前傾することで、乗り降りしやすくなっています。
車いす収納装置
いつでもウェルキャブの後付けサポート機能の「車いす収納装置」は、折りたたんだ車いすを電動でクルマに収納する装置です。この装置を取り付けることで、重い車いすの積み下ろしで腰を痛める心配がなくなります。
また、車いすを使用しないときは、車いす収納装置を取り外しておくことが可能です。車いす収納装置を取り外せば、ラゲージスペースが狭くなる心配もありません。
なお、収納可能な車いすの目安は、車いす折りたたみ時の全高775mm以下/全長1,035mm以下/重量35kg以下のものとなります。
一定期間利用してみたい!を叶える福祉車両のサブスク「KINTO Care」
ライフステージの変化に伴いクルマを乗り換えるのは簡単なことではありません。そこでおすすめなのが、必要な期間のみ福祉車両(ウェルキャブ)を利用してみてはいかがでしょうか。
クルマのサブスクKINTOが用意している福祉車両のサブスク「KINTO Care」なら必要な期間(最低利用期間:開始月の翌々月末まで)のみ福祉車両を利用することができます。
福祉車両を数ヶ月利用してみて購入や乗り換えを検討したい、ライフステージの変化で福祉車両が必要になったときなどは、福祉車両のサブスク「KINTO Care」を利用してみてはいかがでしょうか。
