ランドクルーザーシリーズの中核を担うライトデューティーモデルのランドクルーザー250(ランクル250)は、高い悪路走破性を備える生活実用車としての役割を担っているモデルです。ランクル250は、純正かつノーマルの状態でも十分に無骨で頼もしいスタイルですが、外装や内装をカスタムすることで、よりSUVらしいタフなスタイリングに変えることができます。この記事では、2025年1月に開催された東京オートサロン2025に展示されていたカスタム車両を紹介します。カスタムメーカーこだわりのカスタマイズをご覧ください。
ランクル250の最新カスタム事情をカスタムメーカーに直撃取材!

カスタムメーカーがランクル250のカスタムパーツに込めたこだわりを画像付きでレポート

高いオフロード性能とオンロードにおける操縦安定性を両立しているランクル250は、カスタマイズのベース車両としても人気です。
オフロード車らしさと走破性を高める外装カスタムだけでなく、ドライバーや乗員が目にしている時間が長い内装のカスタムなど、さまざまなカスタム車両がカスタムカーの祭典「東京オートサロン2025」に出展されていました。
オフロード車の定番カスタムリフトアップ
ランクル250の外装カスタムでよく見かけたのはリフトアップ(サスペンションのカスタム)です。リフトアップは、オフロード車の定番外装カスタムですが、一言で「リフトアップ」と言ってもその種類はさまざまです。

こちらは、EXIZZLE-LINEのブースでCROSS MEMBERと共同出展していたランクル250です。CROSS MEMBERのデモカーには、オフロード走行におけるサスペンションのストロークにゆとりをもたせるリフトアップがされています。
岩を模した段差に乗り上げてもボディまでのクリアランスが十分にあることが画像からもわかるでしょう。このクリアランスがあることで岩を乗り越えたときにボディとタイヤが干渉するのを抑えることができます。
舗装されていない砂利道などを走行するときは純正のサスペンションストロークでも十分ですが、大きな岩がゴロゴロ転がっている岩場では、リフトアップと柔軟なサスペンション、ゆとりあるサスペンションストロークが必須です。
ランクル250で本格的なオフロード走行を楽しみたい方は、ホイールやグリルガードなどの外装のカスタムとともに、サスペンションのカスタムも合わせて行っておきましょう。
その他にも、車高を調整できるサスペンションを装着した展示車両も見つけることができました。
こちらは、MUDRON GT-X LC250にBOLD WORLD エアーサスペンションを組み合わせた出展車両です。
車高を下げたときと、車高を上げたときの違いは次の画像のとおりです。
車高を調整できるサスペンションを装備していれば、オンロード走行時は車高を下げて、オフロード走行時に車高を上げるなど、シーンに応じて車高を調整することができます。
また、外装は、フロントバンパー、ワイドフェンダー、ボンネットカバー、ルーフスポイラー、リアウィング、ゲートスポイラー、リアディフューザーもカスタムされ、足元のタイヤ&ホイールのカスタマイズもされていました。
一般的にオフロードタイヤを装着する場合、扁平率が高いタイヤにインチダウンしたホイールを組み合わせることがほとんどです。しかし、上記画像の外装カスタムでは、スタイリング重視の大径ホイールにオフロードタイヤを装着しています。
ランクル250のタイヤ&ホイールのカスタム
ランクル250の外装カスタムといえば、タイヤ&ホイールは欠かせません。純正装着されるタイヤは、オンロード(舗装路)における走行性能に焦点を当てたタイヤですが、本格的なオフロードを走行する際には、オフロードタイヤと呼ばれる凹凸があるトレッドパターンを採用した無骨なタイヤを装着するのが一般的です。

こちらは、BLITZブースに展示されていたランクル250で、オフロードタイヤと社外(エンケイ)ホイールを装着したカスタムです。タイヤとホイールを変えるだけでも外装の印象がガラッと変わることがわかります。

また、BLITZブースに展示されていたランクル250は、モデリスタ「Sophisticated Robustness」が装着されていました。
このように、タイヤとホイールを変えると、無骨でタフな印象になるだけでなく、オフロード車らしい外装に変更できるため、SUVをオフロード仕様にカスタムしたい、外装の印象を変えたいという方は、タイヤ&ホイールのカスタムから始めてみるとよいのではないでしょうか。
グリル・ヘッドランプ・フェンダーなど外装パーツのカスタム
ここまでサスペンションやタイヤ&ホイールといった足まわりの外装カスタムについて紹介してきましたが、ランクル250の外装カスタムには、グリル、ヘッドランプ、フェンダーなど、外装パーツのカスタムもあります。

こちらは、JAOSのブースに展示されていたランクル250のカスタム車両です。タイヤ&ホイールをはじめとする足まわりだけでなく、グリルまわりやフェンダーまわりのカスタマイズがされています。
無骨な印象を強調するスクエアなパーツをグリルやバンパーまわりに取り付け、ブラックの範囲を拡大したリベット付きのフェンダーを装着。よりタフでワイルドな印象のランクル250になっています。
装着されているパーツは、フロントバンパーガード、スキッドプレートⅢ、ノーズプロテクター、フェンダーガーニッシュ、バンパーコーナーガーニッシュ、フラットラック、サイドステップ、リヤスキッドプレート、マッドガードなど、さまざまなパーツが取り付けられていました。

こちらは、4x4 Engineeringブースのランクル250です。
装着されているパーツは、ブラッドレーフォージド匠 20インチ、リフトアップコイル(2インチUP)、オーバーフェンダー、リアラダーなどとなっています。さりげなく拡大されたフェンダーに、オフロードタイヤ&ホイールを装着し、オフロードらしさがより際立つカスタムです。
東京オートサロン2025の展示車両画像とともにランクル250のカスタム車両を見ていると、丸目ヘッドランプを装着している展示車両が多いことに気がつくのではないでしょうか。
ランクル250に標準装備(FirstEditionは丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプ)されるヘッドランプは角型LEDヘッドランプです。ただ、VXグレードは、丸目Bi-BeamLEDヘッドランプがディーラーオプションで用意されています。ランクル250のカスタム車両を見て「丸目ヘッドランプのランクル250がほしい!」と思った方は、ディーラーオプションで丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプを選べるVXグレードを選択すると良いでしょう。
トヨタが公式で提供するカスタムアイテムも人気だった!
ランクル250のカスタムと聞くと、外装のカスタムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、ランクル250のカスタムは外装だけではありません。内装のカスタムをすることも可能です。
内装のカスタムでは、シートやインパネまわりなどの定番カスタムだけでなく、メーター表示のカスタムもできます。ただし、メーターをカスタムしたり、交換したりするのは、容易なことではありません。
そこでおすすめなのが、トヨタ自動車が公式で提供しているメーターデザインアップグレードです。トヨタ公式かつメーカー純正パーツを使用した内装カスタムの1つであるメーターデザインアップグレードは、TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYにて販売しています。
TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのランクル250メーターデザインアップグレードは、アップグレード専用デザインを採用していることが大きな特徴です。そのため、メーカーオプションやディーラーオプションで、メーターデザインのアップグレードを選ぶことはできません。
ドライバーが目にするメーターの雰囲気やデザインを変えたい、外装カスタムと同じように内装カスタムやドライバーの気持ちを高揚させてくれるメーターにカスタムしたいと思っている方はTOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのメーターデザインアップグレードを実施してみてはいかがでしょうか。

TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYとは
TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、TOYOTA公式の装備や機能のアップグレードサービスです。メーカーオプションパーツや年次改良でバージョンアップされたパーツや機能を後付け・アップグレードすることができます。
申し込み方法は、TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのホームページから車種を選択し、商品を絞り込み、適合確認をして、持ち込み販売店と施工日を選ぶという4ステップです。いつでも簡単に申し込みすることができます。
また、TOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、車のサブスク「KINTO」のオーナーだけでなく、他の方法で購入したオーナーも受けられるサービスです。つまり、TOYOTAオーナーであれば誰でも利用できます。
所有しているTOYOTAの機能や装備を後付け・アップグレードしたいと考え始めたときは、メーカー純正パーツを使用し、メーカー保証も付帯するTOYOTA UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのご利用をご検討ください。
