シートベルトを交換して、内装カラーに合わせたいと考えるオーナーもいるのではないでしょうか。標準装備されているブラックのシートベルトからカラーシートベルトに交換した際に注意しなければならないのは、保安基準に適合しているか(車検に通るか)という点です。
この記事では、シートベルトをカラーシートベルトに交換する際に気をつけなければならない保安基準(車検の基準)について解説します。また、車検に通る方法でシートベルトをカラーシートベルトに交換する方法についても紹介していますので、シートベルトを交換して内装カラーとシートベルトのカラーを合わせたいと考えている方は参考にしてみてください。

シートベルトの重要性と交換で楽しむ内装のカスタム事情

シートベルトは、安全にクルマに乗るために全席着用が義務付けられている装備品です。
また、シートベルトには衝突事故の際に乗員の身体を座席に固定し、乗員が投げ出されないようにするといった重要な役割があります。加えて、ほとんどの車に装着されているエアバッグは、シートベルトを着用してこそ正しく作動するよう設計されています。よって、シートベルトは、乗員を守るために必要不可欠な重要装備品なのです。
しかし、シートベルトは、時間の経過によって劣化したり、汚れたり擦り切れたりすることがあります。このような劣化が見受けられたときには、シートベルトを交換しなければならなかったり、交換を考えたりするのではないでしょうか。

その他にも、内装色に合わせてシートベルトの色替えをしたいと考える方も増えています。さらに、近年では標準装備でカラーシートベルトが装備されるモデルもあることから、自分のクルマもカラーシートベルトに交換したいというニーズが高まっています。
例えば、F SPORTのダークローズ内装に合わせてシートベルトカラーをダークローズにしたり、ホワイトの内装カラーに合わせてシートベルトカラーをホワイトにしたりするといったカスタムだけでなく、ブラックの内装カラーにブルーのカラーシートベルトを装着してアクセントを足すといった楽しみ方もできます。
このように、さまざまな理由でシートベルトを交換したいと考えはじめたときに気になるのが、シートベルトの交換方法と車検に通る(保安基準に適合する)かといった心配です。
シートベルト交換の手段

まず、シートベルトの交換手段について解説します。
シートベルトを交換したいと考えはじめたとき、最初に思い浮かぶのがディーラーや販売店です。ディーラーや販売店では、シートベルト交換の依頼をすれば、シートベルト交換に対応してくれます。しかし、ディーラーや販売店は、基本的に現在装着されているものと同じシートベルトに交換するため、カラーシートベルトに交換することができない可能性があります。
現在装着されているシートベルトからカラーシートベルトに交換したい場合、カスタムショップや整備工場、カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)などへの依頼を検討することとなります。ただし、カスタムショップや整備工場、カー用品店では、カラーシートベルトへの交換を受け付けていない場所もあるため、カラーシートベルトの購入と同時に取り付けも依頼したい場合は、事前に取り付けまで依頼できるか確認しなければなりません。
また、少しでもシートベルト交換の費用を抑えたいと考える方の中には、自分自身でシートベルトを交換しようとする方もいるでしょう。DIYでシートベルトを交換する場合、専門的な知識や工具、正しい取り付けおよび取り外したシートベルトの適正な処分(シートベルトの取り付け部に火薬が含まれているため)をしなければなりません。よって、DIYでシートベルト交換するハードルは高いといえるでしょう。
シートベルトを交換する手段や方法は数多く考えられますが、最も安心なのはディーラーや正規販売店でシートベルトを交換する方法です。次に、車検整備や点検なども行っている整備工場やカスタムショップとなるでしょう。
シートベルト交換|車検に通る基準とは?

次に、乗員を保護する重要部品であるシートベルトを交換する際に気になる車検の基準について解説します。
シートベルトをカラーシートベルトに交換する際に気をつけなければならないのは、保安基準に適合しているかという点です。保安基準とは、車検の基準と言い換えることができ、基準を満たしていないと車検に合格することができません。
シートベルトは、道路運送車両法の保安基準において「座席ベルト」と表記されています。この「座席ベルト」について道路運送車両法の保安基準では次のように定められています。
「当該自動車が衝突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員が、座席の前方に移動することを防止し、または上半身を過度に前傾することを防止するため、座席ベルトおよび当該座席ベルトの取付装置を備えなければならない」(道路運送車両法の保安基準「座席ベルト」より一部抜粋)
この座席ベルトには、「第1種座席ベルト」と「第2種座席ベルト」があります。
第1種座席ベルトとは、当該座席の乗車人員が、座席の前方に移動することを防止するための座席ベルトのことです。一般的に2点式座席ベルトと言われるシートベルトが第1種座席ベルトとなります。
第二種座席ベルトとは、当該座席の乗車人員が、座席の前方に移動することを防止し、かつ、上半身を過度に前傾することを防止するための座席ベルトのことです。一般的に3点式座席ベルトと言われるシートベルトが第2種座席ベルトとなります。
シートベルトそのものの強度や取り付け装置の構造は、法律により厳格に定められています。法律で定められている基準を満たすために、シートベルトには高い耐久性が求められており、さまざまなテストをクリアしたものでなければ保安基準に適合しません。よって、シートベルトを交換して、カラーシートベルトにする際は保安基準に適合しているベルトおよび取り付け装置となっているか確認しておく必要があります。
車検基準に合格しないと公道を走行できない

ここまで解説してきたように、シートベルトを交換する際は、保安基準に適合しているベルトおよび取り付け部品で構成されたパーツに交換しなければ、法律違反となり公道の走行ができなくなってしまいます。
そのため、シートベルトをカラーシートベルトに交換する際は、純正部品かつ正規販売店・ディーラーで取り付けられるアイテムを選ぶと安心です。
正規販売店やディーラーで取り付けることができる純正品のカラーシートベルトであれば、保安基準に適合しているだけでなく、そのモデルに適した長さや構造となっているため、シートベルト交換後のトラブルを最小限に抑えることができます。
レクサスには純正のカラーシートベルトに交換するサービスがある

LEXUSには、純正シートベルトを正規販売店で純正カラーシートベルトに交換するサービスがあります。それが、LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORY「カラードシートベルト」です。
LEXUS UPGRADE Selectionsの「カラードシートベルト」は、全8色の中からお好きな色を選ぶことができるトヨタ初の新しいサービスとなっています。
2025年2月に発売されたLEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYの「カラードシートベルト」は、RXとRZから販売を開始し、NXやUXにも順次展開予定です。
LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORY「カラードシートベルト」のカラーバリエーションや価格は以下のとおりです。
【LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORY「カラードシートベルト」のバリエーションと価格・施工箇所】

【カラーバリエーション】
- アイボリー
- メローホワイト
- フォーン
- サドルタン
- レッド
- ダークローズ
- ブルー
- ターコイズブルー(数量限定)
【価格と施工箇所】
- 価格:8万8,000円(税込、部品代・工賃・メーカー保証込み)
- 施工箇所:運転席と助手席
ターコイズブルーは、数量限定となっているため、ターコイズブルーを希望される方は、早めに注文することをおすすめします。



LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYとは

LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、LEXUS公式の装備や機能のアップグレードサービスです。メーカーオプションパーツや年次改良でバージョンアップされたパーツや機能を後付け・アップグレードすることができます。
申し込み方法は、LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのホームページから車種を選択し、商品を絞り込み、適合確認をして、持ち込み販売店と施工日を選ぶという4ステップ。いつでも簡単に申し込みすることができます。
また、LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、クルマのサブスク「KINTO」のオーナーだけでなく、他の方法で購入したオーナーも受けられるサービスです。つまり、LEXUSオーナーであれば誰でも利用できます。
所有しているLEXUSの機能や装備を後付け・アップグレードしたいと考え始めたときは、メーカー純正パーツを使用し、メーカー保証も付帯するLEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYのご利用をご検討ください。