ミドルサイズのクロスオーバーSUVとして幅広いユーザーに支持されているレクサスNX。この記事では、レクサス NXベースグレードについて解説します。また、一部改良によって進化したポイントや一部改良の差分を埋める方法についても紹介していますので、現オーナーだけでなく、中古のNXベースグレードを検討している方も最後までご覧ください。
2024年最新版 レクサス NX ベースグレードを徹底解説!年次改良の変更点も紹介

レクサスNXとは?
レクサス NXは、2014年の初代モデル(10系)登場以降、幅広い世代の方々に支持されてきたコンパクトクロスオーバーSUVです。2021年には2代目(20系)へフルモデルチェンジし、グローバルコアモデルとして、レクサスの新たなデザインを採用し、走りを深化させています。
2023年には、最初の一部改良が実施され、走り、インテリアカラーの配色変更、安全機能の拡充がされました。
2024年の一部改良では、走りをさらに進化させ、エクステリアカラーとインテリアカラーのバリエーションを増やし、アウトドアライフを楽しむ“OVERTRAIL”パッケージの追加設定などを行いました。
レクサスNXベースグレードは、販売されてからも進化し続けるグローバルクロスオーバーSUVであると同時に、レクサスの中核を担うモデルとなっています。
レクサスNXベースグレードの価格とグレードの位置づけ
レクサス NXベースグレードは、NXシリーズの基準となるグレードです。
NXシリーズの中では、手が届きやすい価格であるものの、レクサスらしい高級感を存分に感じられるモデルとなっています。
また、その他の「version L」や「F SPORT」、「OVERTRAIL」は、NXベースグレードを元に、装備の追加やグレードアップがされています。つまり、NXベースグレードの造りがしっかりしているからこそ、F SPORTのスポーティな走りやversion Lのラグジュアリーな移動空間を実現できているといえるでしょう。よって、NXベースグレードは、基準となるグレードだからこそ、NXの真価がはっきりとわかるグレードといえます。
レクサス NXベースグレードの価格は次のとおりです。
【LEXUS NXベースグレードの新車販売価格(2024年末時点)】
LEXUS NXベースグレードの価格 | |||
グレード | パワートレーン | 駆動方式 | 価格(税込) |
NX350h | 2.5L HEV | 2WD(FF) | 550万円 |
AWD | 577万円 | ||
NX250 | 2.5Lガソリン | 2WD(FF) | 485万円 |
AWD | 512万円 |
レクサスNXベースグレードの外装 -他グレード比較-
レクサス NXのベースグレードと、その他のグレードのエクステリアを比較してみましょう。なお、ここでは2024年モデルのNXベースグレードに標準装備されているエクステリア装備を基準に他グレードと比較します。
LEXUS NXベースグレードのエクステリア装備比較 | ||||
装備 | ベースグレード | version L | F SPORT | OVERTRAIL |
アルミホイール | 18インチ | 20インチ | F SPORT専用 20インチ | OVERTRAIL専用 18インチ |
ハイビームアシスト | オートマチックハイビーム | アダプティブハイビームシステム | アダプティブハイビームシステム | アダプティブハイビームシステム |
ヘッドランプ | LED | 三眼フルLED | 三眼フルLED | 三眼フルLED |
スピンドルグリル | ブラック | ブラック | F SPORT専用 メッシュタイプ | OVERTRAIL専用 マットブラック |
フロントロアバンパーモール | ブラック | ブラック | F SPORT専用 高輝度シルバー | ブラック |
リアロアバンパーモール | ブラック | ブラック | F SPORT専用 高輝度シルバー | ブラック |
エクステリア装備を見ると、18インチアルミホイールやLEDヘッドランプなどが標準装備となっているため、十分な装備が標準化されているといえるでしょう。
また、ベースグレードでも、レクサスならではの上質感ある内装や存在感ある外装を感じることができるため、レクサスの素性を知りたい方は、あえてベースグレードを選ぶのもよいといえるのではないでしょうか。
レクサスNXベースグレードの内装 -他グレード比較-
レクサス NXベースグレードと、その他のグレードのインテリアを比較してみましょう。なお、ここでは2024年モデルのNXベースグレードに標準装備されているインテリア装備を基準に他グレードと比較します。
LEXUS NXベースグレードインテリア装備比較 | ||||
装備 | ベースグレード | version L | F SPORT | OVERTRAIL |
メーター | TFT液晶式メーター | TFT液晶式メーター | F SPORT専用 TFT液晶式メーター | TFT液晶式メーター |
ステアリング | 本革 | 本革 | F SPORT ディンプル本革 | 本革 |
シフトノブ | 本革 | 本革 | F SPORT ディンプル本革 | 本革 (サイド部は合成皮革) |
ドライブモードセレクトスイッチ | エコ/ノーマル/スポーツ | エコ/ノーマル/スポーツ | エコ/ノーマル/スポーツ/スポーツ+/カスタム | エコ/ノーマル/スポーツ/スポーツ+/カスタム |
ペダル&フットレスト | ブラック(樹脂) | ブラック(樹脂) | F SPORT アルミ製 | ブラック(樹脂) |
スカッフプレート | LEXUSロゴ | LEXUSロゴ | F SPORT ブラックロゴ | LEXUSロゴ |
シート | L texシート | 本革シート (運転席ポジションメモリー) | F SPORT本革 スポーツシート (運転席ポジションメモリー) | OVERTRAIL L texシート (運転席ポジションメモリー) |
フロントヘッドレスト | 上下調整式 | 上下調整式 | 上下前後調整式 | 上下前後調整式 |
後席6:4分割可倒式シート | 手動 | 電動格納機能付 | 電動格納機能付 (NX350h・NX350はメーカーオプションで電動格納式) | 電動格納機能付 |
シートヒーター | 前席のみ | 前後席 | NX450h+は前後席、 NX350hとNX350は前席のみ | 前後席 |
インテリア装備もエクステリアと同様にレクサスらしい上質感を感じられる装備が標準装備となっています。
また、NXベースグレードに標準装備される「L texシート」は、本革に近い風合いと手触りを追求した合成皮革となっているため、質感も十分に高いといえるでしょう。
よって、NXベースグレードでもレクサスらしい高品質な室内空間を楽しむことができます。
2回の年次改良で何が変わった?ベースグレードの変更点
レクサス NXは、2021年に販売されてから2024年末までに2度の一部改良(2023年と2024年)を実施しています。どのような点が改良されたのでしょうか。
2023年の一部改良では走りとインテリアのカラー配色を変更
2023年の一部改良では、ボディ剛性の強化とサスペンションの最適なセッティングを実施して操縦安定性と乗り心地を向上させました。
エクステリアは、ハイマウントストップを面発光タイプに変更。インテリアは、カラーの配色を刷新し、ドアトリム、グローブボックス、助手席側のコンソールサイドパネルに内装テーマカラーと同じカラーを採用し、華やかさと上質感を高めました。
さらに、安全で快適なドライブに寄与する「Lexus Safety System +」の機能を拡充し、前後を記録するドライブレコーダーも設定しました。
2023年の一部改良では、走りが進化し、エクステリア・インテリアの質感が向上しています。
2024年の一部改良では走りをさらに進化させて機能を充実
2024年の一部改良では、ボディ剛性のさらなる強化と足まわりのチューニングを実施し、操縦安定性と乗り心地を向上させています。また、エンジンノイズ低減やドライバビリティの向上により、気持ちの良いドライビングフィールと静粛性を両立しました。
エクステリアでは、ボディカラーに「ソニックカッパー」を新たに採用。インテリアは、OVERTRAILを除く全車にヘーゼルを設定しています。
さらに、インストルメントパネルセンター部ボックス内の充電用USB Type-C(2個)と、リアアウトサイドハンドルの照明を新規追加し、ディスプレイオーディオは、9.8インチディスプレイオーディオから14インチディスプレイオーディオPlusへ変更。加えて、おくだけ充電のQi機能も向上(充電検知範囲拡大及び対応機種増)しました。
NXは一部改良によって、日常使いのシーンで役立つ機能や装備が充実し、走行性能の進化したことで、より質感の高いプレミアムクロスオーバーSUVに昇華しました。
年次改良の差分をアップグレードできるレクサス公式サービスとは?
レクサス NXベースグレードは、一部改良によって少しずつ進化しているため、新しいモデル(バージョン)の機能や装備が欲しいと思う方もいるのではないでしょうか。また、中古のNXを購入し、最新モデルの状態に近づけたいと考える方もいるでしょう。
これら一部改良によって発生してしまった差分を埋めたいと思ったときは、レクサス公式のKINTO FACTORYのレクサスアップグレードセレクションで機能や装備をアップグレードするとよいでしょう。
レクサスNXベースグレードを所有しているオーナーや中古車を購入する予定がある方におすすめのKINTO FACTORYアップグレードセレクションのアイテムは次のとおりです。
面発光型ハイマウントストップランプ(税込1万8,150円)
面発光型ハイマウントストップランプは、2023年の一部改良で採用されたハイマウントストップランプにアップグレードするメニューです。
アップグレードすると、最新バージョンのNXの後ろ姿と同じになるため、最新モデルに乗っているように見えます。
中古でNXを購入したときに、中古だと思われたくない方は、面発光ハイマウントストップランプをアップグレードしましょう。

インテリアカラーUPGRADE(グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネル)(税込2万4,200円)


インテリアカラーアップグレード(グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネル)は、2023年の一部改良で採用されたインテリアカラー配色を後付けできるメニューです。
グローブボックスと助手席側コンソールサイドパネルが内装色と同色になることで、内装の一体感が高くなります。
インテリアの雰囲気を変えたいと考えている方は、まず手が届きやすい価格のインテリアカラーアップグレード(グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネル)を実施してみるのもよいでしょう。
インテリアカラーアップグレードはその他にも、ドアトリム フロント&リアのカラー変更(税込12万1,000円)や、グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネルとドアトリム(フロント&リア)のセット(税込13万3,100円)もラインアップされています。
インテリアカラーにこだわりたい方は、ドアトリムやインテリアカラーアップグレードセットも合わせてご覧ください。
デジタルインナーミラー視認性アップグレード(税込8万8,000円)
デジタルインナーミラー視認性アップグレードは、2023年の一部改良後のデジタルインナーミラーにアップグレードするメニューです。
2023年の一部改良では、デジタルインナーミラーが初期型に搭載されていたGen2.0からGen2.5へと世代交代しました。一部改良時のデジタルインナーミラー世代交代では、ドラレコECUが追加され、複数の入力系統に対応したほか、「デジタル防眩モード」が新たに搭載されています。また、ディスプレイの画質チューニングも同時に行われ、Gen2.5のデジタルインナーミラーは非常に見やすくなりました。
この新たな世代(Gen2.5)へアップグレードするメニューがデジタルインナーミラー視認性アップグレードです。
2023年の一部改良以前のオーナーや中古車を購入したものの、デジタルインナーミラーが見づらいと感じている方は、デジタルインナーミラー視認性アップグレードの施工をおすすめします。

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について
レクサス NXベースグレードのアップグレードセレクションを用意しているKINTO FACTORYでは、レクサス公式の機能や装備のアップグレードを多数ラインアップしています。
レクサス NXベースグレードのアップグレードアイテムをはじめとするKINTO FACTORYのレクサスアップグレードセレクションは、メーカー保証が付帯する純正パーツを使用し、レクサス正規販売店で取り付け・施工を実施。安心して機能や装備を後付けできます。

レクサス公式アップグレードセレクションを提供しているKINTO FACTORYの利用手順は次のとおりです。
①車種で商品絞り込み
②WEB上で自動的に適合確認を行い、お申込み手続きに進みます
③部品手配完了次第、希望販売店より電話、もしくは、メールにて具体的な施工日を調整
④確定した施工日に持込店舗へお車を持ち込み
⑤施工が完了すると持込店舗より電話、もしくはメールにて施工完了のご連絡を実施し、持込店舗にてお車を受け取り
詳しくはコチラをご覧ください。
KINTO FACTORY レクサスアップグレードセレクションは、対応地域を限定してサービスを提供しています。順次持ち込み可能販売店を拡大していく予定となっていますので、施工可能な販売店を確認した上で、商品の申し込みください。KINTO FACTORYアップグレードサービス対応店舗はコチラから確認することができます。
最後にKINTO FACTORYについて紹介します。
KINTO FACTORYについて
KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
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