レクサスのフラッグシップセダンである「LS」のハイブリッドモデル「LS500h」は、 モーターアシストによるスムーズな加速が特徴のラグジュアリーセダンです。
また、LSは要人の送迎やショーファーカー、ハイヤーとして使われることが多く、ハイブリッド車が得意とする静かでスムーズな走りが重宝されます。
しかし、デビュー当初の50系LS(前期型)の加速はイマイチという評価が多く、要人の送迎やショーファーカー、ハイヤーとして使用する際に必要な要求を満たさないという厳しい声がありました。
この記事では、レクサスLS500hの概要や走行性能、加速性能や静粛性が向上した年次改良、年次改良後の状態にアップグレードする方法について解説します。
LS500h前期型のユーザーや中古で前期型LS500hを購入しようと考えている方は最後までご覧ください。

レクサスLS500hとは

レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、1989年にデビューした高級セダンで、高級車の新たな基準を確立したモデルです。
2017年10月に発売された5代目となるLS(50系)では、滑らかでパワフルな走り、高い静粛性や快適性など、LSのDNAをそのままに、セダンとして十分な居住性を確保しつつ、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングが特徴となっています。
パワーユニットのバリエーションは、3.5Lツインターボエンジンを搭載する「LS500」と3.5Lエンジンに2基のモーターを組み合わせたハイブリッドモデル「LS500h」の2種類です。
今回フォーカスする「LS500h」は、V型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステムを搭載するモデルで、LC500hで新開発されたレクサスのハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせたレクサスの独自の機構。LS500hは、力強くスムーズな加速を実現しつつ、燃費性能にも優れるモデルとして高い人気を誇ります。

【LS500hの基本スペック】
- 全長×全幅×全高:5,235mm×1,900mm×1,450〜1,460mm
- エンジン:3.5L V型6気筒(8GR-FXS)+モーター
- エンジンの最高出力:220kW(299PS)/6,600rpm
- エンジンの最大トルク:356Nm(36.3kgm)/5,100rpm
- モーターの最高出力:132kW(180PS)
- モーターの最大トルク:300Nm(30.6kgm)
- トランスミッション:マルチステージハイブリッドトランスミッション(電気式無段変速機)
- 駆動方式:2WD(FR)/AWD
- WLTCモード燃費:12.5〜13.6km/L
レクサスLS500hの走行性能

LS500hに搭載される「V型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステム」は、高回転化したV型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力や加速を生み出しパワフルな走りを実現していることが特徴です。
加えて、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立しています。

また、10段変速制御により、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現しているのもポイントです。
LS500hのパワーユニットは、モーターアシストに加え、エンジン回転と加速感がマッチした、伸びやかで滑らかな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとなっています。
レクサスLS500hの加速性能や静粛性が向上された年次改良

5代目(50系)LSデビュー時に注目されたハイブリッドモデルのスムーズで力強い加速に期待してLS500hを手にしたユーザーからは、加速性能が期待を超えなかったという厳しい声が上がりました。
そこでレクサスは2018年と2019年の一部改良で加速・走行に影響するパワーユニットの改良を実施。2018年から毎年のように実施された走行面の改良は次のとおりです。
【2018年の一部改良】
- マルチステージハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速制御のチューニング、制振材の追加などにより静粛性も向上
【2019年の一部改良】
- 加速時のバッテリーによるアシスト量を増加させるとともにアクセル特性を変更することで駆動力と静粛性を向上
2度の改良で変わった走り

2度の一部改良で進化したLS500hの加速性能や走行性能は、ドライバー目線で行われました。
LSのドライバーが日常的にアクセルをどれほどの割合で使って走っているのかデータを取ってみると、約90%のシーンでアクセルを半分程度までしか踏み込んでいないことがわかりました。
このデータをもとに、一部改良ではドライバーの使用頻度が高い領域でより上質な走りとなるよう改良されています。
ハイブリッドモデルのLS500hでは、よりスムーズな走りと静粛性にフォーカス。アクセルペダルに足を乗せるだけで滑らかに加速を始め、足に少し力を込めれば必要な加速を生み出し、アクセルを戻せば適度な減速度を感じながらスピードを緩めていくというアクセルペダルの操作に対して過不足のない加速性能や走行性能を実現するセッティングに変更されました。
具体的には、常用域における加速時のバッテリーアシスト量を増加し、アクセル開度40%時で駆動力を170 N・m向上させ、モーターアシストがしっかり感じられるようになっています。加えて、発進加速時のエンジン回転数を約500rpm低下させ、ハイブリッド車らしい静粛性を向上させました。

モーターアシスト量の変更やエンジン回転数の制御変更などにより、スムーズな加速と快適性を両立させることで、要人の送迎やショーファーカー、ハイヤーとしてのニーズを満たすモデルへと進化したLS500hは、ドライバーの意思通りに走れるモデルとなりました。
レクサスLS500hが購入後も年次改良後の走行性能に進化する!レスポンスと加速性能の向上アップグレード

レクサスLS500h(50系)は、2017年の発売開始から2020年のマイナーチェンジまでの3年間で加速性能や走行性能が大幅に進化しました。この走りの進化を前期型(2017年〜2020年マイナーチェンジ前)のオーナーに提供するサービスがあることをご存知でしょうか。
それがレクサス公式のアップグレードサービスを提供しているKINTO FACTORYのレクサスアップグレードセレクションです。
KINTO FACTORYで提供しているレクサス公式アップグレードサービスは、メーカー保証が付帯する純正パーツを使用し、レクサス販売店で取り付けおよび施工を実施するため、安心して取り付け・施工することができます。

加速性能や走行性能を内面から進化させるサービスは、業界初といっても過言ではない新しいサービスです。
業界の常識を変えるようなKINTO FACTORYレクサスLS500hのアップグレードセレクションを施工すると、前期型のLS500hを後期型のLS500hの走りに変更することができます。
走りを進化・変更すると、加速・走行性能が向上するため、送迎時やハイヤーなどでLS500hを使用するときに意のままに発進・加速ができるだけでなく、長時間・長距離移動のストレスが軽減され、高速道路での加速合流がスムーズになります。
LS500h(前期型)の加速・走りを純正パーツで進化させたいのであれば、KINTO FACTORYの利用を検討してみてください。
購入後のアップグレードはレクサス販売店でソフトウェアの書き換え実施

前期型レクサスLS500hの走りを後期型に進化・変更するレクサスアップグレードサービスには、次の2つの商品となります。
いずれの商品もパワートレインを制御するコンピュータを書き換えるソフトウェア商品となっており、次の点が進化します。
- 常用域における加速時のバッテリーアシスト量を増加
- 発進加速時のエンジン回転数の上昇を抑える


上記の点が変更されることで、モーターのアシストによる力強い加速とパワーを感じることができ、スムーズで静粛性の高いハイブリッド車らしい走りとなります。
なお、ECU(Electronic Control Unit)交換が必要なモデルもあるため、詳しくは商品ページをご覧ください。

また、メーカーがECU交換を提案する新しいアップグレードサービスは、メーカー公認のアップグレードサービスを提供しているKINTO FACTORYだからこそ実現できるサービスです。LS500hの加速性能や走行性能を純正パーツで進化させたいのであれば、ECU交換まで可能なメーカー・レクサス公認のKINTO FACTORYで実施しましょう。

まとめ

レクサスLS500hは、個人オーナーだけでなく法人オーナーも多いモデルです。さまざまな用途に利用されるため、静粛性や快適性だけでなく、加速性能や走行性能も重要なポイントとなります。
レクサスは、LS500hの実際の使い方・運転の仕方に関するデータをとり、ドライバー目線の改良を実施し、走りを熟成させてきました。この走りの進化を前期型(2017年〜2020年マイナーチェンジ前)のオーナーにも提供し、LS500h本来の加速・走行性能を多くの人に届けたいということから、KINTO FACTORYでアップグレードサービスが用意されています。
現LS500h前期型のオーナーや中古でLS500hの前期型を購入したオーナーに届けたいKINTO FACTORYのレクサスアップグレードセレクションは、WEBから申し込みすることができ、選択したレクサス正規販売店で施工するため、自宅にいながら申し込むことができるという手軽さも魅力です。
あなたもこの機会にKINTO FACTORYを利用してLS500h前期型を後期型に進化させてみてはいかがでしょうか。
最後にKINTO FACTORYについて紹介します。
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
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