2024.12.25 UP

レクサス NXの純正アンビエントライトと社外品(球屋など)のメリット・デメリットをまとめてみた!

プレミアムブランドのクルマを中心に採用されているアンビエントライトは、インテリアの雰囲気を演出するアイテムの1つです。この記事では、レクサス NXの純正アンビエントライトと社外品の違いを比較するとともに、それぞれの特徴やメリット・デメリットを自動車ライター 齊藤優太が客観的に解説します。レクサス NXのアンビエントライトが暗いかもしれないと感じている方や社外品でも問題ないのか気になっている方は、ぜひご覧ください。

 

筆者:齊藤 優太 Yuta Saito
自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト。
国家資格を保有する安全運転のプロとしての経験や知識、クルマの設計や開発を手がけてきたエンジニアからの 学びを活かしながら、クルマの魅力や楽しさなどを伝えている。

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レクサスバナー.jpg

レクサス NXのアンビエントライトとは?

インテリアイルミパッケージ

レクサス NXのアンビエントライト(レクサス公式名称:インテリアイルミパッケージ)は、室内の造形や素材を美しく魅せる間接照明です。

足元照明、フロントトレイイルミネーション、フロント・リヤドアハンドルランプにLEDランプが組み込まれており、インテリアの雰囲気を演出します。イルミネーションのカラーは、14色のテーマカラーの他に、好みに合わせて50色のカスタムカラーから選ぶことが可能です。

 

NXのアンビエントライトのカスタム事情

NXインテリア(アンビエントライト点灯)

レクサス NXのインテリアを彩るインテリアイルミパッケージ(以降、アンビエントライト)は、カタログなどの説明にもあるように、“室内の造形や素材を美しく魅せる”間接照明となっているため、光量が控えめです。そのため、「NXのアンビエントが暗い」や「減光するとアンビエントライトが点灯しているかわからない」などの声があります。よって、アンビエントライトの光量をアップさせるカスタムが人気です。

ランプ類のアップグレードは多岐にわたる

NXのアンビエントライトのカスタムには、メーカー公式・レクサス公認のアップグレードセレクション「KINTO FACTORY イルミネーションUPGRADE(室内明るさアップ)」とLED加工専門店「球屋」をはじめとする社外品があります。

LED加工専門店「球屋」など社外品のランプ類のカスタムには、ライセンスランプやサイドマーカー、エンブレムイルミなどエクステリアのカスタムもありますが、ここではインテリアのイルミネーションのカスタムにフォーカスし、純正カスタムと社外品(この記事ではLED加工専門店「球屋」)カスタムのメリットやデメリット、保証期間や発光箇所の違いをまとめて紹介します。

今回、LED加工専門店の「球屋」を代表例として挙げた理由は、NXオーナーのSNS等を見ていると、アンビエントライトのカスタムでLED加工専門店「球屋」でカスタムしているユーザーが多く見られたためです。

また、NXのアンビエントライトのカスタム例を調べてみると「球屋」でカスタムしているケースが多く、高いシェアを占めているカスタム店のようだったため、「球屋」のサービスを深堀ってみました。

以下の一覧は、LED加工専門店として知られている「球屋」と純正カスタムの違いをまとめたものとなります。

 

純正カスタムと社外品カスタムのメリットとデメリット

 純正カスタム社外品(例:球屋)カスタム
メリット
  • 純正ならではの安心感
  • レクサスらしいおもてなしを感じられる
  • メーカー保証を受けられる
  • 純正カスタムより明るい
  • 純正では設定がない部分も光らせることができる
デメリット
  • 社外品より輝度が抑えられている
  • アンビエントライトの存在感が控えめ
  • メーカー保証を受けられなくなる可能性がある
  • 光らせる部位によっては保安基準に適合しなくなる可能性がある
保証期間メーカー保証5年修理保証2年
発光箇所
  • 足元照明(運転席・助手席)
  • フロントトレイイルミネーション
  • ドアトリムイルミネーション(4席)
  • ドアハンドルランプ(4席)
  • カップホルダー(ディーラーオプション)

純正発光箇所に加え以下の部位を発光させることが可能

  • フロントとリアドアの上下イルミネーション
  • カップホルダー
  • エアコン吹き出し
  • コンソール内
  • リヤフットランプ
  • ステアリングエンブレム

純正カスタムのKINTO FACTORY イルミネーションUPGRADE(室内明るさアップ)」を施工すると、ノーマル状態から約3倍ほど明るくなりますが、インテリアのムードを適度に演出する明るさに調整されています。なお、純正カスタムの「KINTO FACTORY イルミネーションUPGRADE(室内明るさアップ)」は、足元照明(運転席・助手席)、フロントトレイイルミネーション、ドアトリムイルミネーション(4席)、ドアハンドルランプ(4席)の光量がアップするカスタムです。

NX(スポーツペダル)

一方、LED加工専門店「球屋」をはじめとする社外品の後付けアンビエントライトは、純正カスタムよりも明るくできる場合が多いです。そのため、アンビエントライトのイルミネーションを存分に楽しみたいのであれば、球屋や明るさを重視している社外品の方がよいといえるでしょう。また、社外品のアンビエントライトは、純正装着および純正カスタムにない部位(フロント・リアドアの上下イルミネーション、カップホルダー、エアコン吹き出しなど)にもアンビエントライトを設置することができます。

純正カスタムと社外品では申し込みや施工のしやすさも異なる

ここまで、社外品の代表としてLED加工専門店「球屋」のアンビエントライトを取り上げ、メリット・デメリットや純正カスタムとの違いを紹介していましたが、その他にも違いがあります。

その違いとは、申し込みやすさや施工のしやすさです。純正カスタムのKINTO FACTORYは、いつでもWebから申し込むことができ、近くの販売店を選択して施工します。また、不明点などがあるときは、電話、メール、チャットで問い合わせることが可能です。

一方、球屋は少数先鋭の小規模LED加工専門店となっています。そのため、需要に対して供給が追いつかない状態となっています。実際に、問い合わせてみようとすると、予約枠が限られており、予約の受け付けを停止しているため、予約することができませんでした。つまり、思い立ったときにWebから施工を予約することができないということです。さらに、電話番号が記載されていないため、事前に納期や対応地域について確認することもできません。

このように、思い立ったときに手続きを進めたり、タイムリーに施工したりできないというのが人気の社外アンビエントライトの実情といえるでしょう。

ここまで解説してきたように、純正カスタムと社外品ではさまざまな違いがあります。レクサス NXが持つ造形美や素材の質感を重視する場合や問い合わせ・施工のしやすさを優先するのであれば、純正カスタムがおすすめといえます。一方、アンビエントライトでインテリア全体の雰囲気をまとめたい方は、輝度を重視している社外品カスタマイズの方がよいといえるでしょう。

レクサス NXのアンビエントライトと純正パーツのアップグレード

イルミネーションUPGRADE

レクサスらしさを感じられるインテリアのアンビエントライト(インテリアイルミパッケージ)の光量アップは、レクサス公式のアップグレードをラインアップしているKINTO FACTORYで施工することができます。

KINTO FACTORYでラインアップされている照明関係のアップグレードメニューは以下のとおりです。

純正ならではの内装の質感を大切にしたアップグレードを希望する場合は、KINTO FACTORYを利用することをおすすめします。KINTO FACTORYなら、メーカー保証が付帯している純正パーツを使用し、正規販売店で施工するため、安心して装着することが可能です。

後付け純正アンビエントライトは暗くない?

NX(インテリア)

レクサス公式の後付けアンビエントライトは暗くない?と思われる方もいるかもしれませんが、純正アップグレードの輝度が控えめな理由は、レクサスのブランドコンセプトが影響していると考えられます。

レクサスブランドが日本導入時に掲げていたコンセプトは、「レクサスは「高級の本質の追求」を理念として掲げ、最高の商品を、最高の販売・サービスで提供し、レクサスとともに過ごすいかなる瞬間も「ときめきとやすらぎに満ちた最高の時間」とするために、開発・生産・販売の全ての面で妥協のない取り組みを続けることで、グローバルプレミアムブランドの確立を目指している」でした。

このブランドコンセプトにより、レクサス純正のアンビエントライトは、やすらぎに満ちた空間を演出する設定になっているといえるでしょう。

一方、社外品アンビエントライトの代表として取り上げた「球屋」やインターネットで購入できる社外品の後付けアンビエントライトは、ランプ類のカスタムを専門としているため、明るさを重視している場合が多いです。そのため、純正カスタムより輝度が明るくなるという点がセールスポイントとなっています。

まとめ|明るさで選ぶか純正ならではの安心を選ぶか

NX F SPORT (インテリア)

レクサス NXのアンビエントライト(インテリアイルミパッケージ)のカスタムは、純正品と社外品(球屋やインターネットで購入できる後付けキットなど)から選ぶことができます。

純正カスタムは、レクサスのブランドコンセプトを重視したセッティングとなっているため、レクサスの世界観を楽しむことができます。また、純正パーツを使用するKINTO FACTORYアップグレードセレクションなら、不具合やトラブルが少ないだけでなく、問い合わせがしやすく、近くの店舗で施工できることが魅力です。

社外品は、装着前に保安基準に適合しているか、商品の保証やアフターサービスが充実しているかなどを事前に確認しておく必要がありますが、アンビエントライトが作り出すインテリアの世界を楽しむことができます。また、標準装備されているアンビエントライト以外の部位を光らせることができるのも特徴です。

それぞれにメリットとデメリットがあるレクサス NXのアンビエントライト。アンビエントライトのカスタムを検討している方は、純正ならではの世界観と安心感を楽しむか、明るさや光らせる部位を重視するかで選ぶとよいのではないでしょうか。

最後に、純正カスタムのKINTO FACTORYについて紹介します。

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります 

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。

 

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