ミラーの死角となる部分のサポートするブラインドスポットモニター(BSM)の仕組みを解説するとともに、後付けができるか、社外品(アフターパーツメーカー、オートバックスやイエローハットなど)を後付けする際に気になるポイントなどを紹介します。また、純正のブラインドスポットモニターを後付けする方法も合わせて解説していますので、ブラインドスポットモニターの後付けを検討している方も最後までご覧ください。
ブラインドスポットモニター(BSM)の仕組みと後付けについて

ブラインドスポットモニター(BSM)とは?

ブラインドスポットモニター(BSM)は、ミラーの死角となる斜め後方の車両などを検知して運転者に警告する安全機能の1つです。進路変更(車線変更)するときなどに役立つ機能となっています。事故防止のために装着が標準化されることが増えているだけでなく、後付けする方も多くなりました。
ただし、車種によっては、ブラインドスポットモニターがオプション設定となっていることがあります。そのため、納車された後に純正ブラインドスポットモニターを後付けしたいという方もいますが、基本的に純正ブラインドスポットモニターは後付けできません。よって、ブラインドスポットモニターがオプション設定となっているときは、必要かどうかをしっかりと考え、オプションを装着するか検討することをおすすめします。
ブラインドスポットモニターはどのような仕組みで作動しているのか?
安全装備の1つであるブラインドスポットモニターは、車両に取り付けられているレーダーセンサーから電波を発信し、対象物に反射した電波を受信することで、対象物までの距離を測定する仕組みです。そのため、電波法に準拠したレーダーでなければクルマに装着することができません。
ブラインドスポットモニターに使われるミリ波レーダーとは?

ブラインドスポットモニターやプリクラッシュセーフティに使われるミリ波レーダーは電波法により規制されています。つまり、法律に準拠したシステムでなければクルマに装着することができません。
メーカーが採用しているブラインドスポットモニターやプリクラッシュセーフティなどのレーダーは、電波法に準拠したシステムを利用しているため安心して使うことができます。一方、社外品は電波法に準拠しているか不明なアイテムもあるため、アフターパーツメーカーの商品やオートバックス・イエローハットなどの後付けブラインドスポットモニターを装着する際は電波法に準拠しているか事前に確認するようにしてください。
ブラインドスポットモニターが誤作動することはある?

ブラインドスポットモニターに使われているレーダーは、バンパー内に装着されているため目視で取り付け状態を確認することができません。そのため、取り付け方法によっては、誤作動や不具合などが発生する可能性があります。
メーカー純正のブラインドスポットモニターであれば、車両を設計するときにブラインドスポットモニターの取り付けも考えられているため、バンパーを装着した際の動作確認や取り付け不良による不具合は基本的にありません。
アフターパーツメーカーの商品やオートバックス・イエローハットなどのカー用品店で扱っている社外品のブラインドスポットモニターは、車種に適合するよう開発されたものもありますが、取り付け不良や車種とのマッチングによっては思わぬ誤作動が起きる可能性があります。そのため、社外品のブラインドスポットモニターを取り付ける際は、車種とのマッチングが取れているか確認しておきましょう。
(純正品には電波法令で定めている技術基準に適合している無線機であることを証明する技適マークが記されています。)

ご参考:https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/index.htm
ブラインドスポットモニターの検知範囲
トヨタ純正のブラインドスポットモニターで検知範囲と車両は以下のとおりです。なお、ここではヤリスクロスのブラインドスポットモニターの検知範囲と車両を例に解説します。
【ブラインドスポットモニターの検知範囲】

- A:車両の両側面について、側面から約0.5m離れた面から約3.5mの領域(車両側面から外側に約0.5mは検知しません)
- B:リヤバンパーから約1m前方の領域
- C:リヤバンパーから約3m後方の領域
- D:リヤバンパーから後方約3m~60mの領域(自車と他車の速度差が大きいほど、ドアミラーインジケーターは他車がより遠くにいる状況で点灯・点滅します)
【ブラインドスポットモニターで検知できる車両】

- A:ドアミラーに映らない領域(死角領域)を併走する車両
- B:後方からドアミラーに映らない領域(死角領域)に急速に接近してくる車両
上記の検知車両と検知範囲は一例となります。各車種の検知車両と検知範囲については取扱説明書にてご確認ください。
メーカー純正ブラインドスポットモニターを後付けできる?

車種とのマッチングが取れている純正ブラインドスポットモニターは、KINTO FACTORYで後付けすることが可能です。
KINTO FACTORYでは、トヨタ車やレクサス車の装備や機能の後付けやアップグレードを純正パーツで行うアップグレードセレクションを用意しており、ブラインドスポットモニターの後付けもラインアップしています。
法律に準拠しているメーカー純正品を使用し、正規販売店で取り付け・施工を行い、メーカー保証も付帯するKINTO FACTORYの後付けブラインドスポットモニターであれば、安心して装着できるため、純正パーツにこだわりたい方や法律への対応や誤作動などの心配がある方はKINTO FACTORYでブラインドスポットモニターを後付けしましょう。
メーカー純正の後付けブラインドスポットモニターのラインナップ

KINTO FACTORYでラインアップしているメーカー純正の後付けブラインドスポットモニターは以下のとおりです。





KINTO FACTORYでは、新たなアイテムを順次追加しています。最新アイテムについてはKINTO FACTORYのトップページから各車種ページをご覧ください。
後付けブラインドスポットモニター施工の様子
KINTO FACTORYでラインアップしているメーカー純正後付けブラインドスポットモニターの取り付けは以下のように行われます。
【1】バンパーの取り外し
【2】センサーの取り付け
【3】動作確認
純正ブラインドスポットモニターを後付けするならKINTO FACTORY

ブラインドスポットモニターは、安全機能のひとつであり、標準装備されることも増えてきた機能です。
メーカー純正のブラインドスポットモニターは、基本的に後付けすることはできませんが、メーカー純正パーツを使用して機能や装備の後付けやアップグレードを行っているKINTO FACTORYであれば、ブラインドスポットモニターの後付けが可能な車種があります。
電波法に準拠し、誤作動や不具合などの心配がないブラインドスポットモニターを後付けしたいのであれば、KINTO FACTORYアップグレードセレクションの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
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