2024.11.28 UP

レクサスNXのデジタルインナーミラーとは?機能や操作方法、年次改良で大きく進化した次世代型についても解説

現行型のNXは2021年11月に発売し、23年3月、24年2月と2回の年次改良が行われています。

デジタルインナーミラーは、23年3月の年次改良時に初期型に搭載されているGen2.0からGen2.5へと世代交代しています。

本記事では、レクサスNXの初期型(2021年11月~2023年2月)に採用されているGen2.0のデジタルインナーミラーについて機能や操作方法を解説するとともに、2023年3月に実施された年次改良後のGen2.5のデジタルインナーミラーとの違いや進化したポイントについても紹介します。

レクサスNXの年次改良情報はこちらの記事でも解説しています。

関連記事:新型レクサスNX年次改良を徹底解説

関連ページ:レクサスNX デジタルインナーミラー 視認性アップグレード

レクサスNXのデジタルインナーミラーとは

デジタルインナーミラーとは、車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する装置です。

切りかえレバーを操作することで、光学ミラーモード(鏡面)からデジタルミラーモードに切りかえることができます。

車内にある、ヘッドレストや荷物などで視界をさえぎられずに後方を確認することができます。また、リヤ席を映さないことで乗員のプライバシーを保護することもできます。

デジタルインナーミラーの操作方法

ここでは、レクサスNX初期型(2021年11月~2023年2月)のデジタルインナーミラーの操作方法について解説します。

前述のとおり、デジタルインナーミラーは、大変便利な装備ですが、デジタルインナーミラーを使用する際は、必ず走行前にミラーの調整を済ませることに加え、ディスプレイに映し出される映像と、鏡面ミラーに映る範囲の違いを確認したうえで使用しましょう。

デジタルインナーミラーの各部の名称や役割は下記の通りです。

カメラが正常に作動していることを示す「A.カメラインジケーター」、アイコン表示エリア(B)には調整アイコン、調整ゲージが表示されます。また、調整項目の設定を変更する「C.選択/調整スイッチ」、調整アイコンの表示や、調整項目の移動を行う「D.メニュースイッチ」があります。

レクサスNXデジタルインナーミラーの各部の名称

 

ミラー下部にある、切りかえレバー(E)を操作することで、デジタルミラーモードと光学ミラーモードを切り替えることができます。

デジタルミラーモードと光学ミラーモード

  • デジタルインナーミラーモードとは、車両後方の映像をディスプレイに映し出すモードです。
  • 光学ミラーモードは、映像が消えて、鏡面ミラーとして使用するモードとなります。

デジタルミラーモード使用時は、ミラーの反射や汚れ、カメラに水滴やほこりが付いているなどでディスプレイに表示される映像が見えにくい場合や、後続車のライトのちらつきや圧迫感が気になる場合もあります。また、後席に子供を乗せているシーンなど、後部座席の状況もルームミラーで確認したい場合は、光学ミラーモードに切り替えて使用することをお勧めします。

初期型NXのデジタルインナーミラーは後方視界が悪い?

初期型NXにはGen2.0のデジタルインナーミラーが採用されています。初代NXのオーナーからはデジタルインナーミラーの採用により大変便利になったという声がある反面、ディスプレイに映し出される映像が白みがかって見えにくい後続車からヘッドライトで照らされると眩しすぎて後方が見えにくいとの声も聴かれます。

では、実際にどうなのか実車を使って検証してみました。

こちらが初期型NX(Gen2.0)の車両で撮影した写真になります。

レクサスNXデジタルインナーミラー旧型

いかがでしょうか?全体的に白飛びしたような印象があります。

こちらは初期型NX(Gen2.0)で、後続車からロービームで照らされた写真です。

レクサスNXデジタルインナーミラーの映像②

うまく防眩が効いていないのか、確かに、眩しすぎて後方確認がうまくとれない印象があります。

そして、こちらは後続車からハイビームで照らされた写真です。

レクサスNXデジタルインナーミラーの映像③

なな、なんと。。。。

山道など、後続車が意図せずハイビームで照らしてくるシーンも考えられます。もう少し防眩機能が効くと夜間走行も安心できるのではないでしょうか

年次改良後はデジタルインナーミラーも進化?鮮明な後方視界の理由

早速ですが写真をご覧ください。

レクサスNXデジタルインナーミラー新型

こちらは年次改良後のGen2.5のデジタルインナーミラーの状態で、初期型NX(Gen2.0)を撮影した環境と同じ環境で撮影した写真です。

Gen2.0では白飛びしていた画像が後続車のボディーカラーまで鮮明にわかるくらい鮮やかに映し出されています。

 

そして、こちらは後続車からロービームで照らされた際の写真です。

レクサスNXデジタルインナーミラーの映像⑤

しっかり防眩が効いていて眩しくなく、はっきり鮮明な後方視界になっていることがわかります。

進化の理由は新搭載の「デジタル防眩モード」と画質のチューニングにあった!!

2023年3月に現行型NXは初めての年次改良を実施しています。その際に行われたのがデジタルインナーミラーの次世代型へのバージョンアップ。Gen2.0からGen2.5で行われた改良では、ドラレコECUの追加に伴い、複数の入力系統に対応した他、「デジタル防眩モード」が新搭載された。前段でお伝えした防眩機能の進化はここにあったのです。さらに、本改良によりディスプレイも含めて画質のチューニングが行われたことにより、Gen2.0と比較して明らかに画質が良くなっています。

「デジタル防眩モード」とは

「デジタル防眩モード」とは、レクサスNXでは2023年3月の年次改良でデジタルインナーミラーの新機能で、ソフトウェア制御によりディスプレイの眩しさを低減するモードです。デジタル防眩モードはON/OFF を切りかえることができます。 ONにすることで、夜間にディスプレイの表示映像の明るさを抑えて表示し、後続車のヘッドランプのまぶしさを抑えることができます。

年次改良後の最新型デジタルインナーミラーの後付けはできる?社外品の選択肢は?

実は、初期型NXに乗っている人が年次改良後のデジタルインナーミラー(Gen2.5)を購入後の車両に後付けすることはできます。LEXUS UPGRADE Selectionsというレクサスがメーカーとして公式に展開する後付けサービスにて取り付け可能です。21年11月~23年2月までの20系初期モデルに乗っていて現在のデジタルインナーミラーに満足していない人は下記リンクから詳細を確認してみてください。

関連ページ:レクサスNX デジタルインナーミラー 視認性アップグレード

また、アルパイン社など社外品の後付けできるデジタルインナーミラーの検討もよいでしょう。

しかし、社外品の装着はレクサスの純正保証に支障をきたす恐れや、どうしても社外品特有の「後付け感」が出てしまったり、取付についても、ある程度自己責任で行う必要があるでしょう。

年次改良で追加された装備や機能を後付けできるレクサス公式サービス

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レクサスの有志から始まった愛車のレクサスのアップグレードサービス「LEXUS UPGRADE Selections」をご存じでしょうか。

関連ページ:愛車の「愛」からスタートしたアップグレードサービス

LEXUS UPGRADE Selectionsは、メーカーであるレクサスが公式に展開するアップグレードサービスで、これまで新車時のみ選択可能だったメーカーオプションや年次改良で追加された最新の装備や機能が今乗っている車に後付けできるサービスです。もちろん、メーカー公式サービスのため、施工後にはレクサスの正規保証が付帯し、取付作業もレクサスの正規販売店で行うからレクサスオーナーも安心して利用できます。また、トヨタのサブスクリプションサービスやWEBサービスなどを運営するKINTOの「KINTO FACTORY」という専用サイトから24時間商品の検討や申込ができ、レクサスの販売店が営業していない時間や曜日にも申込手続きができて利便性が高い点も魅力です。サブスクリプションのKINTOがWEBサイトを運営していますがサブスク利用の有無は関係なく、対象の車両を乗っているオーナーであれば誰でも利用できます。唯一の不便なポイントは、まだ施工店舗が全国になく、沖縄など一部の地域では持ち込める店舗がないところでしょうか。

今回ご紹介した、年次改良後のデジタルインナーミラー(Gen2.5)もLEXUS UPGRADE Selectionsのアイテムとして採用されています。

関連ページ:レクサスNX デジタルインナーミラー 視認性アップグレード

他にも、2023年3月の年次改良で採用されたインテリアカラーのアップグレードや、同じく年次改良で実施された室内イルミネーションの光量アップなどのメニューが人気となっています。

関連ページ:新型NXのアップグレードアイテム一覧

レクサスNXに乗っている方はぜひチェックしてみてほしいサービスです。

関連ページ:LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORY

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