あるモデルの純正ホイールを他のモデルに装着する純正ホイールの流用には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。この記事では、純正ホイールの流用について解説するとともに、純正ホイールを流用する際の注意点、純正ホイールを純正パーツとして流用する方法について紹介します。純正ホイールの流用を考えている方やホイールだけ別のグレードのものを流用したいと考えている方は参考にしてみてください。
純正ホイールの流用はメリットだらけ?意外に似合う他車の純正ホイール

純正ホイールの流用とは?

純正ホイールの流用とは、Aという車種に装着されている純正ホイールをBという車種に装着するカスタムです。また、Aという車種のGグレードに装着されているホイールをAという車種のSグレードに装着するのも純正ホイールの流用となります。
さらに、Cというメーカーのモデルに装着されている純正ホイールをDというメーカーのモデルに装着する方法も純正ホイールの流用です。
そのため、純正ホイールの流用は、同じメーカーの車種やグレードだけでなく、メーカーの垣根も越えるカスタムとなります。
ただし、純正ホイールを流用する際は、ホイールやタイヤのサイズだけでなく、ハブ径、P.C.D、インセットにも注意しなければなりません。そのため、ホイールに関する正しい知識を身につけておかなければ、純正ホイールの流用をするのは難しいといえるでしょう。
ホイールに関連する基礎知識(用語と意味を解説)

純正ホイールを流用する際には、ホイールに関する基礎知識が欠かせません。ここでは、純正ホイールを流用する際に必要となる基礎知識を簡単に紹介します。
・リム径:ホイールの直径(インチ表記)
・リム幅:ホイールの幅。タイヤがはまる部分のサイズ(インチ表記)
・フランジ形状:タイヤが装着される部分の形状(アルファベット表記)
・ボルト穴数:ホイールを締結しているボルトの数
・P.C.D.(Pitch Circle Diameter):ボルトを取り付ける穴の中心点を結んだときにできる円の直径(mm表記)
・インセット(オフセット):ホイールの中心線とホイールディスク内面との距離(mm表記)
・ハブ径:ホイール中心に空いている穴の直径(mm表記)
このようなホイールに関する知識をもとに、純正ホイールの流用が可能か確認する必要があります。
純正ホイールを流用するメリットとデメリット

純正ホイールを流用するメリットとデメリットを解説します。純正ホイールを流用しようと考えているときは、メリットとデメリットの両方を理解したうえで行いましょう。
純正ホイール流用のメリット

純正ホイールを流用するメリットは主に次の3点です。
・純正ホイールならではの高い強度や剛性
・目立ちすぎないカスタムができる
・控えめながらも存在感あるデザインや仕上げがされたホイールにカスタムすることができる など
純正ホイールは、各モデルに合うようデザインされています。そのため、社外ホイールと比較すると、控えめなデザインや仕上げになっている場合が多いです。よって、控えめなカスタムをしたい方におすすめといえるでしょう。
純正ホイール流用のデメリット

純正ホイールを流用するデメリットは主に次の2点です。
・ホイールだけ他車のものになった場合に統一感がなくなる可能性がある
・強度と剛性が確保されている純正ホイールに交換することでバネ下重量が重くなり走行性能に影響する場合がある
純正ホイールは強度と剛性が高くなるよう設計されているため、アルミホイールであっても重量が重い場合が多い など
実際に純正ホイールを外して持ってみると、アルミホイールなのかと疑いたくなるほど重いホイールもあります。
アルミホイールであるにも関わらず重量が重くなる理由は、アルミという素材の特性によるものです。
アルミという素材は、軽いものの剛性が高くありません。そのため、肉厚にして強度を持たせなければならないのです。よって、純正のアルミホイールは、肉厚かつ重量が重くなる傾向にあります。
純正ホイールを流用する際は、このようなデメリットも理解したうえで装着しましょう。
純正ホイールの流用をクラウン(クロスオーバー)で試してみる!

純正ホイールを純正カスタムパーツとして流用するカスタムがあることをご存知でしょうか。トヨタ公式のカスタムやアップグレードを提供しているKINTO FACTORYでは、クラウン(クロスオーバー)の純正ホイールを他のグレードに取り付けるアップグレードを用意しています。
クラウン(クロスオーバー)に用意されている「ホイールデザインカスタマイズ」は、グレード体系の整理や内装の質感向上などがされた2024年4月の一部改良後の純正ホイールに交換できるアップグレード(カスタム)です。
純正ホイール流用の典型的なパターンではありますが、ホイールが変わるとクルマ全体の印象が大きく変わります。クラウン(クロスオーバー)のエクステリアの印象を変えたいという方は、この機会にKINTO FACTORYで純正ホイール流用のアップグレードを実施してみてはいかがでしょうか。
トヨタ純正のKINTO FACTORYアップグレードセレクション

トヨタ公式のKINTO FACTORYアップグレードセレクションは、トヨタ純正部品を使用し、正規販売店で施工・取り付けを行う、機能や装備のアップグレードおよびカスタムサービスです。また、メーカー保証も付帯するため、安心して取り付けられるというのもKINTO FACTORYならではの特徴となっています。
トヨタ認定の純正アップグレード・カスタムをしたいと考えている方は、KINTO FACTORYで機能や装備をリニューアルすることを検討してみてください。
純正ホイールを流用するアップグレードメニュー
クラウン(クロスオーバー)のホイールを、お買い求めいただいた際と別のグレードおよびクラウン専門店限定で取り扱っている特別仕様車の意匠にカスタマイズいただけるようになりました。
CROSSOVER Z、CROSSOVER G “Advanced・Leather Package”およびCROSSOVER G “Leather Package”の3グレードを対象に、CROSSOVER RSに標準装備している先進的かつスポーティな21×7 1/2Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)へのカスタマイズを実現しました。
さらに、24年に一部改良したモデルのCROSSOVER RSおよびCROSSOVER Z、22年に発売したモデルのCROSSOVER RS “Advanced”、CROSSOVER RS、CROSSOVER G “Advanced・Leather Package”およびCROSSOVER G “Leather Package”のあわせて6グレードを対象に、クラウン専門店「THE CROWN」限定で取り扱っている特別仕様車CROSSOVER RS “THE LIMITED-MATTE METAL”に特別装備している、スポーティな足元にマットブラックの美意識が宿る21×7 1/2Jアルミホイール(マットブラック塗装)へカスタマイズいただけるようにしました。

まとめ|純正ホイールの流用は慎重に

純正ホイールの流用は、メリットやデメリットがあるだけでなく、ホイールのサイズにも注意しながら慎重に行わなければなりません。そのため、純正ホイールを流用する際は、ホイールのサイズチェックを必ず行い、問題なく取り付けられるか確認する必要があります。
純正ホイールを他モデルや他グレードに取り付けたいものの、流用できるか不安な場合は、純正ホイール流用のアップグレードセレクションが用意されているKINTO FACTORYで純正ホイールを交換しましょう。
KINTO FACTORYのアップグレードセレクションなら、メーカーが認めた純正ホイール流用を楽しむことができます。あなたもこの機会に純正ホイールの流用をして、クルマの雰囲気を一新してみてはいかがでしょうか。
最後に、KINTO FACTORYについて紹介します。
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
KINTO FACTORYをご利用いただいたお客様の声も掲載しております。お客様の声はこちら。