2024.11.20 UP

ランドクルーザー“250”とプラドの違いとは?サイズやスペックなどを徹底比較

2024年4月18日、ランドクルーザーの中核モデルとなる「ランドクルーザー“250”」(以降、ランクル250)が発売されました。これまでのライトデューティーモデル「ランドクルーザー プラド」と、プラドの後継モデルとして登場した「ランクル250」の違いとは何なのでしょうか。

この記事では、プラドとランクル250の違いを解説します。モデルのコンセプト、デザイン、サイズ、パワートレーンなどを徹底的に比較していますので、プラドとランクル250の違いを知りたい方をはじめ、ランドクルーザーシリーズ選びで悩んでいる方も参考にしてみてください。

この記事の目次
トヨタバナー.jpg

ランドクルーザー プラドと後継モデルのランドクルーザー“250”(ランクル250)

ランドクルーザー プラド(走行イメージ).jpg

ランドクルーザー プラドとランクル250は、同じライトデューティーモデルであるものの、モデルのコンセプトが異なります。

ランドクルーザー プラドとして最後の世代となった4代目が発売されたときの情報によると、オフロード・オンロードでの快適な走行性能を進化させ、ユーティリティを徹底的に追求し、市街地・高速での走行安定性と悪路走破性とを高次元で両立していると明記されています。

ランクル250(走行イメージ)リヤビュー

一方、プラドの後継モデルであるランクル250は、時代とともに高級・豪華路線にシフトしてきたこれまでのランドクルーザー プラドを本来の姿に戻そうと取り組み、“原点回帰”をキーワードに開発コンセプトを「The Land Cruiser : 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」と定めて開発されました。

つまり、プラドは世代を重ねるたびに高級感を高めていき、ランドクルーザー(現ランドクルーザー“300”)との差を小さくしていったのに対し、ランクル250はランクル300との差を明確化させる方向性にシフトしていったということになります。

また、ランクル250は、原点回帰というキーワードで開発されましたが、メカニズムや走行および走破性能などは最新のものです。そのため、コンセプトのみ原点回帰し、メカニズムは最新のものを使うことで、ランドクルーザーファミリー内でのキャラクター分けを明確化したと理解しておくと、ランドクルーザーファミリーそれぞれのモデルの違いがわかりやすくなるでしょう。

【ランドクルーザー“250”(ランクル250)とランドクルーザー プラド徹底比較】デザインの違い

ランクル250とプラドのデザインの違いを解説します。

【ランクル250】

ランクル250のデザインは、伝統とモダンを統合させたデザインとなっています。

ランドクルーザー250(エクステリア)

デザインのキーワードは、Reliability(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)、Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)、Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)で、デザイナー自身が悪路走行を体験し、壊れにくく、仮に壊れても修理しやすい設計を各所に採用しました。

ランドクルーザー 250(インテリア)

また、悪路走行時の視界を確保するために、一段低いベルトラインを採用し、姿勢の変化を掴みやすい水平基調のインパネとしているのもポイントです。

【プラド】

プラドのデザインは、都会の街角にもアウトドアシーンにも映える、モダンでたくましいフォルムがコンセプトとなっています。

ランドクルーザー プラド(エクステリア)

エクステリアは4WD車らしい躍動感を表現し、インテリアは上質で快適な空間を追求していることが特徴です。

ランドクルーザープラド(インテリア)

【ランドクルーザー“250”(ランクル250)とランドクルーザー プラド徹底比較】サイズ

ランクル250とプラドのサイズの違いを一覧で見てみましょう。

ランクル250とプラドのサイズ一覧

 

ランクル250

プラド

 

7人乗り仕様

5人乗り仕様

7人乗り仕様

5人乗り仕様

全長(mm)

4,925

4,825

全幅(mm)

1,980

1,940

1,885

全高(mm)

1,925

(20インチタイヤ装着車は1,935)

1,835〜1,850

ホイールベース(mm)

2,850

2,790

最小回転半径(m)

6.0

5.8

室内長(mm)

2,685

1,930

2,520

1,825

室内幅(mm)

1,600

1,565

室内高(mm)

1,190

1,210

1,240

乗車定員(名)

7

5

7

5

サイズは、プラドよりランクル250の方がひと回り大きくなっています。そのため、プラドからランクル250へ変えるときは駐車場に入るか、乗り降りする際に隣の車とのスペースがあるかなどを確認しておきましょう。

【ランドクルーザー“250”(ランクル250)とランドクルーザー プラド徹底比較】パワートレーン比較

ランクル250(2.8Lディーゼルエンジン)

ランクル250とプラドのパワートレーンを比較してみましょう。なお、ここで比較するのは、2024年式のランクル250と2021年式のプラドのパワートレーンとなります。

ランクル250とプラドのパワートレーン比較

 

ランクル250

プラド

エンジン

2.8Lディーゼル

2.7Lガソリン

2.8Lディーゼル

2.7Lガソリン

種類

直列4気筒 

エンジン型式

1GD-FTV

2TR-FE

1GD-FTV

2TR-FE

排気量

2,754cc

2,693cc

2,754cc

2,693cc

最高出力

150kW(204ps)/

3,000~3,400rpm

120kW(163ps)/

5,200rpm

150kW(204ps)/

3,000 ~ 3,400rpm

120kW(163ps)/

5,200rpm

最大トルク

500Nm(51kgn)/

1,600~2,800rpm

246Nm(25.1kgm)/

3,900rpm

500Nm(51kgm)/

1,600  ~ 2,800rpm

246Nm(25.1kgm)/

3,900rpm

使用燃料

軽油

ガソリン

(レギュラー)

軽油

ガソリン

(レギュラー)

燃料タンク容量

80L

87L

WLTCモード燃費

11.0km/L

7.5km/L

11.2km/L

8.3km/L

ランクル250とプラドのエンジンは、ディーゼル・ガソリンともに同じものです。型式や出力などスペックが同じであるものの、ボディサイズおよび車両重量に違いがあるため燃費が異なっています。

プラットフォームや悪路走破性能の違い

ランクル250フレーム

ランクル250では、"300"シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、悪路走破性とともにオンロードも含めた扱いやすさを追求しています。

ランクル250のラダーフレームには、最新の溶接技術「非線形テーラードウェルドブランク」や超高張力鋼板を適材適所に採用し、ボディとして必要な剛性に加え強度と軽量化を両立。プラドと比較すると、フレーム剛性が+50%、車両全体の剛性が+30%向上しました。

ランクル250の上級グレード「ZX」には、プラドの上級グレード「TZ-G」にメーカーオプション設定されていたマルチテレインセレクトが標準装備されています。また、ランクル250「ZX」には、マルチテレインモニターによるオフロード走行支援も標準装備されていることが特徴です。

【マルチテレインセレクト】

マルチテレインセレクト スイッチ

オフロード走行において、タイヤの空転によるスタックや駆動力不足による失速が起こりやすい路面状況に応じた走行支援を6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できるシステムです。

選択したモードごとに駆動力、ブレーキ油圧を自動で統合制御し、走破性を確保します。なかでも、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、駆動力を最適化するAUTOモードは、ドライバー自らモード切り替えをすることなく、走行シーンに応じた走破性能を引き出すことが可能です。

【マルチテレインモニター】

マルチテレインモニター アンダーフロアビュー(後輪)&両サイドビュー

マルチテレインセレクト作動中に、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートする機能です。

フロント画面表示中に車両を停止させ、画面内のスイッチで切り替え可能なアンダーフロアビュー/アンダーフロアビュー(後輪)に加え、後退時に後輪周辺をクローズアップして表示するバックアンダーフロアビューを搭載しています。

【強靭な走りを支えるフルタイム4WD(トルセンLSD付トランスファー)】

ランクル250(悪路走行イメージ)

センターディファレンシャルに、トルセンLSDを採用。路面状況や走行状態に反応して、前後のトルク配分を最適にコントロールします。通常時のトルク配分「前40:後60」を、旋回加速時にはリヤ寄りにして優れたコーナリング性能を発揮。前後輪のいずれかがスリップした際にも瞬時に他方にトルクを配分し、車両の安定性回復に寄与します。

ランクル250は、エンジンや駆動方式などをプラドから受け継いでいるものの、新たな設計や機能などによりその性能を進化させていることが特徴です。

新世代ライトデューティー「ランドクルーザー“250”」(ランクル250)をより個性的にする方法

KINTO FACTORY アップグレードセレクション限定メーターデザイン

プラドから進化したライトデューティーモデルのランクル250をより魅力的にするアップグレードメニューがあることをご存知でしょうか。それは、「KINTO FACTORY アップグレードセレクション」です。

ランクル250のKINTO FACTORY アップグレードセレクションのメニューは次のとおりです。

12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイのデフォルト4デザインに加え、トヨタアップグレードセレクション限定のデザイン(2種類)を追加するアップグレードメニューです。

メーターデザインアップグレードのイメージはこちらの映像をご覧ください。

商品ページはこちら

 

KINTO FACTORYの魅力や特徴

ランクル250(運転席まわり)

KINTO FACTORYのアップグレードセレクション各メニューは、トヨタ公式の後付け・アップグレードサービスです。

KINTO FACTORYのアップグレードセレクションは、純正パーツを使用しているだけでなく、メーカー保証も付帯するため、安心して取り付け・施工することができます。

また、その他にも、さまざまなアップグレードセレクションメニューを用意しており、順次アイテムを追加しています。詳細は公式サイトをご覧ください。

ランドクルーザー“250”(ランクル250)で原点回帰したライトデューティー

ランクル250(バリエーション)

ランクル250は、高級化してきたライトデューティーモデルのプラドを原点回帰させるべく誕生した新しいランドクルーザーです。

原点回帰と聞くと、過去のモデルに戻るイメージがあるかもしれませんが、ランクル250はランクルならではの優れた性能を進化させつつ、最新のメカニズムを採用したモデルとなっています。そのため、プラドからランクル250に乗り換えても不満に感じることはないでしょう。

また、ランクル250では、トヨタ公式のアップグレードメニューが用意されているため、購入後もクルマを進化させることができます。もし、ランクル250に乗り始めて機能や装備を進化させたいと思ったときは、KINTO FACTORYの利用を検討してみてください。

進化させられるランクルファミリーのライトデューティーモデルが欲しいなら、ランクル250を選ぶことをおすすめします。

最後にKINTO FACTORYについて紹介します。

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります 

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。

 

KINTO FACTORYをご利用いただいたお客様の声も掲載しております。お客様の声はこちら

Share: