2024.11.18 UP

トヨタの給電システムを解説!災害時の備えとしても役立つトヨタのクルマ

トヨタの給電システムについて解説します。給電システムの概要や特徴、どのような場面で役立つのか、後付けできるのか、ポータブル電源との違いなどを紹介していますので、クルマを備えとして利用したいと考えている方は参考にしてみてください。

また、給電システムの後付けの様子についても公開していますので、どのような手順で取り付けられているのか知りたい方も、ぜひご覧ください。

トヨタの給電システムとは?

トヨタの給電システムは、クルマから電気を取り出すことができるシステムのことです。言い換えると、移動できる電源となります。そのため、さまざまな場面で活躍するだけでなく、いざというときの備えとしても役立ちます。

給電できるクルマならできる災害時の備え

アクア(AC100V・1500W給電システムとアース)

ハイブリッド車をはじめとするトヨタの給電システム搭載車であれば、クルマで避難所に移動したときや、自然災害によって停電が発生したときに、クルマで電気製品を使うことができます。いざというときのためにトヨタの給電システム搭載車を選んでおくとよいでしょう。

停電時も電気が使える

トヨタの給電(V2Hイメージ)

トヨタの給電システムが装備されているモデルであれば、停電時に家で電気を使うことも可能です。アタッチメントやヴィークルパワーコネクターが装備されているクルマであれば、クルマから家まで電源ケーブルを延長することで、家の中で電源を利用できます。

トヨタ 給電機能の種類と使い方

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)

トヨタの給電システムには、次の4つの種類があります。

  • アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システム付
  • アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)
  • AC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター)
  • DC外部給電システム

それぞれの特徴や設定モデルは以下のとおりです。

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システム付

  • 車両の走行機能を停止させた状態で給電が可能な給電システム
  • バッテリーのみで給電する【EV給電モード】と、バッテリーのみで給電し、バッテリー残量が減るとエンジンがかかり給電を継続する【HV給電モード】からモード選択が可能。
  • ハイブリッド車(HEV)/プラグインハイブリッド車(PHEV)/燃料電池車(FCEV)/電気自動車(BEV)に設定

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)

  • 走行中に車内で電気製品への給電が可能
  • プラグインハイブリッド車(PHEV)とジャパンタクシーに設定

AC外部給電システム(ヴィークルパワーコネクター)

ヴィークルパワーコネクター
  • 車内でのコンセントの使用と外部給電が可能な給電システム
  • プラグインハイブリッド車(PHEV)に設定

DC外部給電システム

  • DC9000W以下の大電力の供給が可能なシステム
  • 燃料電池車(FCEV)/電気自動車(BEV)に設定

※記載の内容は2024年11月時点

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システムの使い方

多くのモデルに設定されている「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システム」の使い方を解説します。

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システムの起動方法

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システムを起動させるときは次の手順で行います。

  1. ブレーキを踏まずにパワースイッチを2回押して「イグニッションON」にする
  2. READYインジケーターが点灯していないことを確認し、AC100Vスイッチを素早く3回連続でプッシュ(連続プッシュする際は1秒以上の間隔があかないようにする)
  3. マルチインフォメーションディスプレイに非常時給電モードの説明が表示されたら起動完了
  4. 給電システムのフタを開け、電源プラグをコンセントの奥までしっかり差し込み、電気製品のスイッチをONにする(アース線のある電気製品を使用するときはラゲージルーム内のコンセントを使用しアース端子に接続してください)

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システムの終了手順

給電システムを終了するときは次の手順で行います。

  1. 給電システムをOFFにする前に電気製品の電源をOFFにする
  2. AC100VスイッチをOFFにしてから電源プラグを抜く

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)非常時給電システムの注意点

給電システム起動中の注意点は次のとおりです。

  • システム使用中は電子キーでの施錠・解錠ができません。ロックをするときはメカニカルキーを使用してください
  • 車外にコードを取り出す際は、たるみを持たせ、コードをガラスと窓枠ではさみこまないよう隙間を確保してください

トヨタの給電は後付けできる!

後付けアクセサリーコンセント

トヨタの給電システムは、トヨタ公式のカスタムやアップグレードを提供しているKINTO FACTORYで後付けすることが可能です。

KINTO FACTORYで後付けできるトヨタ車は以下のモデルとなります。

これらKINTO FACTORYのアップグレードセレクションは、トヨタ純正パーツを使用し、正規販売店で取り付けおよび施工されるため安心して取り付けることができます。また、メーカー保証も付帯しているため、万が一のときも安心です。

トヨタの給電システムを後付けするなら、純正部品を使用するKINTO FACTORYで取り付けを行いましょう。

ポータブル電源と給電システムではどちらが良いのか?

MIRAI外部給電アウトレット

給電システムを取り付けるのと、ポータブル電源の購入では、どちらの方がよいのでしょうか。それぞれの主なメリットとデメリットを紹介します。

ポータブル電源のメリットとデメリット

ポータブル電源の主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】

  • 電源を持ち運ぶことができる
  • 場所を問わず使用できる  など

【デメリット】

  • 充電時間が必要
  • 車内に置いておくと発火する可能性がある  など

給電システムのメリットとデメリット

給電システムの主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

【メリット】

  • 電池を用意する必要がない
  • クルマで発電と給電ができる
  • 燃料を入れることで電気を使い続けることができる  など

【デメリット】

  • 電源だけを持ち運ぶことができない
  • クルマを停止させなければ使用できないモデルもある  など

結論:災害時や緊急時の備えには給電システムがおすすめ

ポータブル電源と給電システムには、それぞれにメリットとデメリットがあります。災害時や緊急時の備えとして電源供給システムを用意しておくのであれば、燃料を入れることで発電と給電ができる給電システムの方がよいといえるでしょう。災害が多い日本だからこそ、いざというときのために、給電システムを用意しておくことをおすすめします。

KINTO FACTORYのアップグレードセレクション

Toyota Safety Sense拡張パッケージ

KINTO FACTORYでは、給電システムのほかに、クルマの機能や装備をアップグレード・カスタムをするアイテムを多数ラインアップしています。

KINTO FACTORYのアップグレードセレクションをはじめとする各メニューは、メーカー保証が付帯するトヨタ純正パーツを使用し、正規販売店で取り付けおよび施工をするため安心です。

言い方を変えれば、その車種に適合するパーツを取り付けるため、装着後のトラブルや不具合などを最小限に抑えることができるということです。

クルマのアップグレードやカスタムをする際に、純正部品にこだわりたい方や車種に適合する最適なパーツを取り付けたいと考えている方は、KINTO FACTORYの利用を検討してみてください。

KINTO FACTORYで取り扱っているアップグレードおよびカスタムの詳細は、公式サイトでご確認ください。

いざというときの備えとして取り付けておきたい給電システム

トヨタ プリウス

さまざまな災害の危険性がある日本では、いざというときの備えが重要となります。

そのため、クルマを購入するときに給電システムを選択したり、納車後に給電システムを後付けしたりするのは、災害時や緊急時の備えとして有効です。

また、さまざまな災害や緊急事態の備えとしてクルマを有効活用したいのであれば、KINTO FACTORYで給電システムを後付けしておくとよいでしょう。

最後に、KINTO FACTORYについて紹介します。

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります 

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。

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