GRが提供する「サーキットモード(CIRCUIT MODE)」について詳しく解説します。また、GRのサーキットモードを利用できる車種や場所、機能などについて紹介します。GRの走りを開放したい方やドライビングを存分に楽しみたい方は最後までご覧ください。
GRが提供しているGRヤリスの「サーキットモード」とは?

GRヤリスから提供が始まった「サーキットモード」とは?
GRの「サーキットモード」は、2024年8月21日から提供が開始された新しいサービスです。
サーキットモードでは、専用アプリのGPSによる位置判定により、国内の特定のサーキットの四輪周回コースに入ると、シフトタイミングやエンジン回転数を直感的に表示する専用メーターに切り替わり、アンチラグ制御の追加、スピードリミッター上限速度の引き上げなどが有効になります。
利用可能な車種は、GRヤリス(2024年4月8日発売の進化型GRヤリス)とレクサスLBX MORIZO RRの2モデルです。サービスの提供開始時期は、GRヤリスが8月21日から、レクサスLBX MORIZO RRが2024年内となってい ます。
サーキットモードの機能一覧
サーキットモードの機能は次の4つです。また、サーキットモードに切り替わるとメーターが専用表示に変更されます。
- アンチラグ
- スピードリミッター
- クーリングファン
- シフトタイミングインジケーター
「サーキットモード」を利用できる場所
車のポテンシャルを引き出すサーキットモードが利用できる場所は、2024年8月時点で以下の34ヶ所です。
北海道:十勝スピードウェイ
青森:青森スピードパーク
宮城:スポーツランドSUGO
福島:エビスサーキット
茨城:筑波サーキット
栃木:モビリティリゾートもてぎ
栃木:日光サーキット
栃木:つくるまサーキット那須
群馬:群馬サイクルスポーツセンター
埼玉:本庄サーキット
千葉:袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ
千葉:THE MAGARIGAWA CLUB
千葉:茂原ツインサーキット
富山:おわらサーキット
福井:タカスサーキット
岐阜:YZサーキット
静岡:富士スピードウェイ
愛知:オートランド作手
愛知:モーターランド三河
愛知:幸田サーキットyrp桐山
愛知:美浜サーキット
愛知:スパ西浦モーターパーク
愛知:キョウセイドライバーランド
愛知:池の平ワンダーランド
三重:鈴鹿サーキット
三重:鈴鹿ツインサーキット
三重:モーターランド鈴鹿
兵庫:セントラルサーキット
岡山:岡山国際サーキット
広島:TSタカタサーキット
徳島:阿讃サーキット
愛媛:瀬戸内海サーキット
熊本:HSR九州
大分:オートポリス
※2024年8月時点
※予告なく追加・変更となる場合があります
※原則、施設内の各四輪周回コース・ピット・パドックにてサーキットモードをONにすることが可能ですが、通信状況や車両環境によってはONにならない、OFFになる場合があります
※次の施設のコースはONになりません。(富士スピードウェイ カートコース、HSR九州 オフロードコース・バリアブルコース)
※サーキットモードの機能は安全に十分配慮した上で、四輪周回コースにてお楽しみください
サーキットモードの利用方法
サーキットモードを利用するためには、T-Connectの契約が必要となります。また、サーキットモード専用アプリ(無料)のダウンロードとログインが必要です。
サーキットモードで最高のパフォーマンスを楽しむために、T-Connectの契約やサーキットモード専用アプリのダウンロード・ログインをサーキットに行く前に行っておきましょう。
サーキットモードの操作方法(専用アプリでの操作)
サーキットモードの開始、各種設定、終了の方法は以下のとおりです。
- サーキットに到着したら、サーキットモードアプリを起動します
- 「CIRCUIT」タブから「開始する」をタップ
- 注意事項を確認し、「承諾する」をタップ
- サーキットモードを使用しますか?の画面で「使用する」をタップ
【シフトタイミングインジケーターの設定】

①シフトタイミング(4,000-7,000rpmの範囲で、100rpm単位で選択が可能)
②表示(シフトタイミングまでの表示を 「タイムカウント方式」と「ギア比連動方式」から選択可能。※タイムカウント方式の場合は、秒数の設定も必要)
③「確定する」をタップすると選択中のシフトタイミングインジケーターのデモ表示を見ることができます
【アンチラグの設定】

④再加速性能向上のためのターボラグを軽減する制御。強度レベルを無/弱/中/強から選択可能
⑤「確定する」をタップし、車両が以下のメーター表示に切り替わったら設定完了
【走行終了時】

⑥走行後はクーリングファンをON。スピーディーなエンジン冷却が可能
⑦設定を途中で変更する場合はこちら
サーキットモードを終了する際は、「サーキットモードを終了する」をタップします。
また、以下の場合は自動でサーキットモードが終了します。
- サーキットの敷地外に移動した場合
- 位置情報が取得できない場合
- イグニッション電源が切れた場合
【スピードリミッター】上限速度アップ
国内主要サーキットにおいてリミッター上限にかからないよう上限車速を引き上げる機能です。
【アンチラグ】ターボラグの低減
再加速のときの再加速性能向上のため、ターボラグを低減する制御再加速時の加速性能向上のためにターボラグを低減する制御です。強度レベルを無/弱/中/強から選択することができます。
【クーリングファン】冷却モードの出力最大化
ファン出力を最大化し、エンジン水温の冷却を促進する機能です。走行終了後に作動するモードとなります。
【シフトタイミングインジケーター】視認性がよく認識しやすいメーター
アプリで設定したシフトタイミング回転数(4,000〜7,000rpmの範囲)に基づき、シフトインジケーターをメーターに表示します。また、視認性がよいメーターに切り替わるため、最適なシフトタイミングを視覚的に伝達・サポートします。
シフトタイミングインジケーターは、次の2種類から選択することが可能です。
- ギア比連動方式:一般的なタコメーターと同様にギア比に連動した方式
- タイムカウント方式:事前に設定したシフトタイミングまでの秒数(アクセル全開加速時でシフトタイミングに到達するまでの秒数)を表示させる方式。シフトタイミングの秒数は、1.0秒、1.5秒、2.0秒、3.0秒から選択可能
ECUを書き換えて性能UP!好みのセッティングが可能になるGR純正カスタム
GRの新たなサービス「サーキットモード」は、2024年4月以降GRヤリスに対応しているサービスです。また、T-Connectの契約や専用アプリのダウンロード・ログイン・設定が必要となります。
2024年4月以前のGRヤリスに乗っている方やサーキットモードまでは必要ないもののスポーツドライビングを楽しみたいという方は、GR公式のアップグレードサービスを施工してパフォーマンスを向上させるとよいでしょう。
KINTO FACTORYでは、GRヤリス向けのGR公式アップグレードサービスを用意しています。KINTO FACTORYで用意しているGRヤリスのアップグレードメニューは、主に次の内容です。
など
詳しくは、KINTO FACTORY GRヤリスページをご覧ください。
最後に、KINTO FACTORYについて紹介します。
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について
KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
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