2024.10.02 UP

220系クラウン 前期 後期の違いを解説!中古車相場や購入後のリフレッシュメニューも紹介

2018年から2022年まで販売された15代目220系クラウンは、約4年の販売期間の間に一部改良が2回実施されました。2回の一部改良のうち、2回目にあたる2020年11月の一部改良では、インテリアの装備が大幅に変更されています。そのため、2018年モデルから2020年モデルを前期型、2020年11月から2022年の販売終了までを後期と分類する方もいるようです。

この記事では、220系のクラウンの歴史、前期と後期の違い、中古車相場、220系のクラウンのリフレッシュ(部品交換)などについて解説します。220系クラウンのオーナーや中古車の購入を検討している方は参考にしてみてください。

この記事の目次
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220系クラウンとは?

220系クラウン(フロントまわり)

220系クラウンは、2018年6月26日に販売を開始した15代目クラウンです。

2017年に開催された第45回東京モーターショーで発表された「CROWN Comcept」の市販モデルとなる220系クラウンは、TNGAプラットフォームによる意のままの走りやニュルブルクリンクで鍛え上げられた走行性能が特となっています。また、車の機能を拡張する車載通信機DCMを全車に標準搭載した初代コネクティッドカーでもあります。

 

スポーティさが強調されたエクステリア

220系クラウン(特別仕様車S“Elegance Style Ⅱ”)

エクステリアは、凝縮された強さと洗練されたエレガンスさを両立したスポーティなデザインです。また、ロングノーズスタイルによりFRらしいプロポーションを実現し、6ライトウィンドウの採用による伸びやかで流麗なサイドシルエットも特徴となっています。

RS仕様には、LEDシーケンシャルターンランプをフロントとリヤに設定(一部グレードを除く)。また、メッシュタイプのフロントグリル、より低重心でワイドに見せるフロント下部のメッキモール、操縦安定性向上に寄与するサイドエアダムスカート、専用の18インチアルミホイール、4本出しエキゾーストテールパイプ、リヤスポイラー、ブラックドアフレームブラックなどを採用し、よりスポーティ感を強調しています。

 

囲まれる安心感と開放感を両立したインテリア

220系クラウン(インテリア)

インテリアは、適度に囲まれたコックピットと開放感を両立することにより、運転に集中できる居心地の良い空間を創出しています。シンプルかつ上質でモダンな空間と、触感・質感・動き・音・細部の見栄えなど、人の五感に響く感性品質にこだわっていることもポイントです。

また、運転中からも見やすい遠方配置の8インチディスプレイと操作性に優れる手前側の7インチディスプレイの2つを連携させた新開発のダブルディスプレイを採用。2画面化を活かしてインストルメントパネル上面を低く抑えることで、圧迫感の少ない開放的な空間に寄与しています。

後席は、フロントシート下の足入れスペースを拡大し、足元の心地よさを向上。シートは日本人の体型に合わせた座面形状の最適化によりフィット性を向上させ、長時間着座時の疲労低減に寄与しています。加えて、本杢調パネルによる華やかで高級な演出、ドアLED照明、3席独立エアコンなど後席装備を充実させた「G-Executive」や「G-Executive Four」をラインアップしています。

 

最も過酷なサーキット「ニュルブルクリンク」でテストされた走り

220系クラウン(走行イメージ)

走る・曲がる・止まるといった走りは、最も過酷と称されるドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」での走行テストにより、意のままに操ることのできるハンドリング性能に加え、低速域から高速域、スムーズな路面から荒れた路面など、あらゆる状況において目線のぶれない走行安定性を実現しました。

RS仕様には、走行性能を高める専用アイテムを設定しています。5本スポーク18インチアルミホイール&タイヤを標準装備したほか、専用フロントスタビライザーによりロール剛性を向上。また、リヤスポイラーの装着によりダウンフォースを確保し、高速安定性を向上させているのもポイントです。

2.0Lターボ車には、リヤパフォーマンスダンパーとリヤフロアブレースを追加採用し、優れた操舵応答性や荒れた路面での振動感の低減を実現しています。

パワートレーン[12] は、以下の3種類です。

  • 2.5Lダイナミックフォースエンジン ハイブリッドシステム
  • V型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステム
  • 2.0L直噴ターボエンジン

 

機能や装備

220系クラウン(コネクテッド)

220系クラウンには、ドライバー、街、社会がつながるコネクテッドサービスを受けられるよう車載通信機DCMを全車に標準搭載しています。

安全装備は、第2世代型の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシストなど先進安全装備の基本的な機能が標準装備されています。

 

220系クラウンの主なスペック

220系クラウン(TNGAプラットフォーム)

デビュー当初の220系クラウンの主要スペックやグレードは次のとおりです。

220系クラウンの主要スペック
全長(mm)4,910
全幅(mm)1,800
全高(mm)1,455~1,465
ホイールベース(mm)2,920
最小回転半径(m)5.3〜5.7
エンジン
  • 3.5Lハイブリッド
  • 2.5Lハイブリッド
  • 2.0Lターボガソリン
WLTCモード燃費(km/L)
  • 3.5Lハイブリッド:16.0
  • 2.5Lハイブリッド:18.2〜20.0
  • 2.0Lターボガソリン:12.4
価格(税込)460万6,200円〜718万7,400円

 

220系クラウンのグレードと価格

220系クラウンのグレードと価格
エンジングレード駆動方式価格(税込)
2.0Lターボ(8AR-FTS)B2WD(FR)460万6,200円
S474万6,600円
S“C package”494万1,000円
G541万6,200円
RS-B500万400円
RS518万4,000円
RS Advance559万4,400円
リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS 2.5Lダイナミックフォースエンジン)S2WD(FR)497万8,800円
S“C package”515万7,000円
G562万1,400円
RS541万6,200円
RS Advance579万9,600円
S Four4WD519万4,800円
S Four“C package”537万3,000円
G Four583万7,400円
G-Executive Four632万3,400円
RS Four563万2,200円
RS Advance Four601万5,600円
マルチステージハイブリッド(3.5L V型6気筒/8GR-FXS)S2WD(FR)623万7,000円
G-Executive718万7,400円
RS Advance690万6,600円

 

220系クラウンの歴史

220系クラウン(特別仕様車S“Sport Style”)

220系クラウンは、2018年から2022年までの4年間にわたり販売されました。ここで、220系クラウンの発売から販売終了までの歴史をまとめて紹介します。

  • 2018年6月26日:220系(15代目)クラウン発売
  • 2019年7月8日:上質感を高めた特別仕様車S“Elegance Style”(2.0L ガソリン車、2.5L ハイブリッド車)、S Four“Elegance Style”(2.5Lハイブリッド車)発売
  • 2019年10月2日:上質さとスポーティさを高めた特別仕様車 S“Sport Style”(2.0Lガソリン車、2.5Lハイブリッド車)、S Four“Sport Style”(2.5Lハイブリッド車)を発売
  • 2020年4月27日:65周年を記念した特別仕様車(3タイプ)を設定するとともに、ナビ・スマホ連携の追加や内装の質感向上などの一部改良
  • 2020年11月2日:質感を高めた内外装を採用し、ドライバー異常時対応システムを加えて進化した「Toyota Safety Sense」を搭載する一部改良を実施
  • 2021年6月30日:素材やカラーで「スポーティさ」と「エレガントさ」を際立たせた特別仕様車を発売

上記の歴史からもわかるように、220系クラウンはデビューから2年後となる2020年に一部改良を2回実施しています。2回実施された一部改良のうち、2回目(2020年11月2日)に内装・外装や安全機能などが変更されたため、2020年11月以降のモデルが後期型と呼ばれることが多いです。

 

220系クラウンの前期と後期の違い

220系クラウン(前期インテリア)

220系クラウンの前期と後期の違いは、主に内装外装や安全機能です。

 

エクステリアやインテリアの違い

220系クラウン(後期インテリア)

エクステリアやインテリアの主な違いは次のとおりです。

  • 「RS Advance」「RS Advance Four」と「G」「G Four」への本革シート採用拡大
  • 12.3インチTFTタッチワイドディスプレイ採用のT-Connect SDナビゲーションシステム
  • 「RS Advance」「RS Advance Four」専用の18インチアルミホイール(スパッタリング塗装)などホイールバリエーションを充実
  • 新規開発色プレシャスホワイトパール、プレシャスメタルに加えエモーショナルレッドⅡの外板色3色を新たに採用

 

安全機能の違い・進化

安全機能の主な違い・進化は次のとおりです。

  • 先進機能を付与し機能向上した最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の採用 (ドライバー異常時対応システム、昼夜歩行者検知および昼間の自転車運転者検知機能が含まれるプリクラッシュセーフティ、緊急時操舵回避支援機能、販売店オプションの「プラスサポート」の設定など)

 

2020年11月(220系クラウン後期)の価格

220系クラウン後期の価格は、4,899,000円〜7,393,000円となりました。

 

現在の中古車相場は?前期と後期どちらがおすすめ?

220系クラウン(サイドビュー)

220系クラウンの中古車は、2024年9月時点で1,000台以上流通しており、車両価格は約200万円〜約580万円なっています。中古車市場を見ると、前期型よりも後期型の方が年式が新しく走行距離が短い車両が多いため、車両価格が高い傾向が見られます。

ただし、220系クラウンは、大幅な仕様変更やマイナーチェンジが実施されなかったため、前期型と後期型の価格差は大きくないようです。中古車市場では、前期/後期の違いといった発売時期より、外装や内装の状態や走行距離など車両のコンディションが中古車価格に影響しています。

中古車市場に流通している220系クラウンの多くは、新車より手に入れやすい価格となっているため、予算に応じて好みの仕様の車両を選ぶとよいでしょう。

 

中古の220系クラウンを手に入れたら行っておきたいリフレッシュメニュー

220系クラウン(前期インテリア/ステアリングまわり)

220系クラウンの中古車の多くは、納車前の点検・整備や清掃などがされているものの、外装や内装の部品交換やリフレッシュがされていないこともあります。

車を乗り換えて220系クラウンに変わるタイミングで、手が触れるところやよく目にするところをリフレッシュしておきたいというときは、KINTO FACTORYでリフレッシュ&部品交換をしましょう。

KINTO FACTORYは、外装・内装のリフレッシュ(部品交換)や機能・装備のアップグレードなど、トヨタ自動車公式のサービスを提供しています。リフレッシュ・アップグレード・カスタムでは、メーカー純正部品を使用し、正規販売店で取り付けや施工を実施します。また、メーカー保証も付帯しているため万が一のときも安心です。

 

220系クラウンのKINTO FACTORYメニュー

KINTO FACTORYの220系クラウンのメニューは次のとおりです。

 

KINTO FACTORY本革ステアリング交換

長年使用したことによる経年劣化やハンドル部分の革の剥がれなどが気になるときにおすすめのアップグレードサービスです。ステアリングホイールごと新品に交換するためリフレッシュできます。また、トヨタのメーカー保証が付くことに加え、KINTO FACTORYを取り扱うトヨタ販売店で取り付けを行うため安心です。さらに、KINTO FACTORYのWEBサイトから申し込むと、取付工賃込みの価格になるのも嬉しいポイントとなっています。

 

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220系クラウンをリフレッシュ・アップグレード・カスタムするならKINTO FACTORY

220系クラウン(特別仕様車RS“Limited”)

220系クラウンは、2018年から2022年まで販売されたスポーティなスタイリングと走りが特徴のクラウンです。

220系クラウンを新車から乗り続けている方だけでなく、中古車で220系クラウンを手に入れた方の中には、220系クラウンをリフレッシュ・アップグレード・カスタムしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。220系クラウンをリフレッシュ・アップグレード・カスタムしたいときは、KINTO FACTORYを通じて純正パーツへ変更することをおすすめします。

KINTO FACTORYで見た目と気持ちを一新して、220系クラウンとのカーライフを充実させてみてはいかがでしょうか。

 

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります 

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。

 

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