クルマを購入するときに悩むのがオプションです。悩みのタネでもあるオプションには、メーカーオプションとディーラー(販売店)オプションがあります。
この記事では、基本的に後付けできないメーカーオプションについて解説するとともに、メーカーオプションを後付けできるのか、後付けメーカーオプションを提供している「KINTO FACTORY」とは何なのか紹介します。
新車を購入して「あのオプションを付けておけばよかった」と思っている方や、中古車を購入して「やっぱりあの装備があるクルマにしておけばよかった」と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

トヨタのメーカーオプションとは

トヨタのメーカーオプションは、アイテムごとに選択できる「メーカーオプション」と複数のアイテムがセットになっている「メーカーパッケージオプション」があります。
どちらのメーカーオプションも新車を注文するときにしか選択することができないオプションです。そのため、新車を購入するときはグレードやボディカラーなどを選ぶのと同時に、メーカーオプション/メーカーパッケージオプションの選択についても考えておく必要があります。
一方、ディーラー(販売店)オプションは、注文後や納車後でも取り付けることができるオプションです。よって、新車購入時はディーラー(販売店)オプションより、メーカーオプションを優先して考えることをおすすめします。
メーカーオプションは後付けできる?
メーカーオプション/メーカーパッケージオプションは、基本的に後付けできません。メーカーオプションは、工場でクルマを生産する過程で取り付ける装備となっています。そのため、完成したクルマに後付けすることができません。
このような特徴があるため、納車してしばらく経った頃に、「やっぱりあの機能や装備が付くメーカーオプションを選んでおけばよかった」と思ってしまう方もいるのです。
≫トヨタ、レクサス、GRのメーカーオプションを後付けできるサービスKINTO FACTORYのページ
新車購入後の後悔1位は「追加で機能・装備が欲しくなった」

クルマのサブスクリプションサービスを展開する弊社が行ったアンケート調査によると、新車購入後の後悔として「追加で機能・装備が欲しくなった」がダントツ1位でした。
また、「購入時はいらないと思っていた装備が欲しくなった」や「内装にもっとこだわるべきだった」などの声もあります。
アンケート調査によると、追加したい機能や装備トップ3は、「安全装備」、「快適性(空調やシートなど)、ナビ・オーディオ」、「利便装備(照明、コンセント、電動ドアなど)」でした。
アンケート調査からも、新しいクルマに乗り始めてからしばらく経った頃に、「あの機能・装備を付けておけば」と後悔しているケースが多いようです。
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欲しかった新車、購入後に「後悔した」ことを大調査!1位「追加で機能・装備が欲しくなった」、2位以降は?(KINTOアンケート調査)
トヨタ自動車が公式に提供するメーカーオプションの後付けサービスKINTO FACTORYとは

新車・中古車を納車した後に生まれる悩みを解決するメーカーオプション後付けサービスがあるのをご存知でしょうか。
それが、トヨタ自動車が公式に提供する「KINTO FACTORY」です。
KINTO FACTORYは、すでに購入したクルマに、その後の技術革新に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映することで、現在乗っているクルマを最新の状態に「進化」させる新たな取り組みとして登場したサービスです。
トヨタ公式のクルマの「進化」は、「アップグレード」、「リフォーム」、「パーソナライズ」の3つで提供されます。それぞれのサービスの特徴は次のとおりです。
- アップグレード:クルマの基本性能を向上させる安全機能などの後付け
- リフォーム:経年劣化で傷んだ内外装のリフレッシュやアイテム交換など
- パーソナライズ:オーナーが運転する際のデータをもとに、一人ひとりの個性や好みに合わせてクルマの設定を最適化
これらKINTO FACTORYのサービスは、2022年1月から提供が開始されています。
また、KINTO FACTORYの各サービスは、クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」で取り扱うクルマだけでなく、新車で購入した方や中古車を買った方も対象です。つまり、トヨタ車に乗っている方であればKINTO FACTORYのサービスを受けることができます。
おすすめの後付けメーカーオプションを紹介

KINTO FACTORYでラインアップしているおすすめの後付けメーカーオプションなどを紹介します。
RAV4のメーカーオプション
RAV4には、災害時にも大容量の電化製品まで使える、アクセサリーコンセントの後付けが出来たり、新車当時Gグレードには設定のなかったハンズフリーパワーバックドアの機能が後付けできたりと、豊富な後付けメニューが用意されています。
など
40系に世代交代した後も中古市場で根強い人気がある30系のアルファード、ヴェルファイアにも多くの後付けメーカーオプションが用意されています。
後付けパワーバックドアなどこれまでの概念では考えられなかったメーカー純正のオプション機能が公式に後付けできる点も特徴です。また、新車当時にメーカーオプションとしての設定がなく、トヨタ自動車がアップグレード専用メニューとして用意した「なめらかブレーキ」や「パワースライドドアの速度アップ」など、オリジナルのメニューも用意されています。
など
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販売終了後も、街中で見かけない日がない大人気車プリウス(50系)も非常時給電や安全機能の後付けなどのアイテムがメーカー純正で用意されています。
など
クラウン(クロスオーバー)は、24年4月に一部改良したクラウン(クロスオーバー)GグレードにRSグレード、Zグレードの標準装備であるトヨタチームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)]、Toyota Safety Sense拡張機能【緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)、フロントクロストラフィックアラート[FCTA]、レーンチェンジアシスト[LCA]】、ステアリングヒーターを後付けでき、予防安全性や渋滞時の運転負担を低減させます。また、24年4月の一部改良前の車両に対しても、内装の質感を改良後の仕様にするアイテムが用意されています。新車当時にメーカーオプションとして販売されていなかったアイテムが装着可能です。
RAV4同様に、新車時にメーカーオプションとして設定のなかった機能を後付けで装着可能です。
ご紹介したアイテムはトヨタ車の後付けメーカーオプションですが、KINTO FACTORYでは、レクサス車の公式アイテムも取り扱っています。
↓レクサス車のメーカー公式アップグレードサービスはこちら↓
レクサス公式後付けオプションサービス(LEXUS Upgrade Selections)
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
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