2024.08.27 UP

もう迷わない!30系アルファードと80系ヴォクシーの違いを徹底比較!

多人数乗車ができるモデルとして高い人気を誇るアルファードとヴォクシー。両モデルとも3列シートを備え、7人/8人乗車ができるため、どちらのクルマの方が自分に合っているか悩むこともあるのではないでしょうか。

この記事では、30系アルファードと80系ヴォクシーを比較し、それぞれの特徴や違いなどを解説します。中古車で多人数乗車ができるミニバンが欲しいと考えている方、アルファードとヴォクシーの違いについて気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

トヨタバナー.jpg

アルファードとヴォクシーの違いは?

まず、アルファードとヴォクシーの特徴や違いを紹介します。今回ピックアップする30系アルファードと80系ヴォクシーは、それぞれどのようなモデルなのでしょうか。フルモデルチェンジ当時の資料によると、それぞれ次のようなモデルであることが明記されています。

 

【30系アルファード】

アルファード(前期)

アルファードは、従来にはない新しい高級車の概念を創造することを目指し、「大空間高級サルーン」をキーワードとして開発されました。

高級セダンに引けを取らない、上質な乗り心地や優れた操縦安定性といった高い基本性能と、ゆとりに満ちた大空間を有するクルマとして、揺るぎない存在感を示します。

アルファードでは「豪華・勇壮」をテーマとした外観となっています。また、上質な乗り心地、優れた操縦安定性、徹底した振動・防音対策、風切り音に有利な車両形状の追求などによって、クルマに乗り込んだ瞬間から高速クルージングに至るまで、高級車に相応しい心地よい静粛性を実現している点が特徴です。

 

【80系ヴォクシー】

ヴォクシー(前期)

ヴォクシーは、家族の夢を丸ごと載せる広々とした室内空間を実現し、Fun(快適性)、Utility(使用性)、Nenpi(燃費)を高次元で融合する「Spacious FUN Box」をキーワードに開発されたスペースミニバンです。

5ナンバーサイズの限定された外形寸法の中で、「EMOTIONAL BOX」をデザインコンセプトに、個性豊かな表情と魅惑的な印象を備えた力強いハコ(箱)を追求したデザインとし、個性的なフロントマスクにより、ヴォクシーは“毒気”のあるカッコよさを表現しています。

また、新開発の低床フラットフロアによるパッケージを採用することで、クラストップレベルの広々空間やノンステップによる子供・高齢者にも優しい乗降性、使い勝手の良い荷室を実現しているのも特徴です。

上記のような特徴があることから、アルファードは高級感を追求したミニバン、ヴォクシーは室内空間の広さや使い勝手を追求したミニバンであるといえるでしょう。

 

アルファードとヴォクシーの大きさの違いは?

次に、アルファードとヴォクシーのサイズや基本スペックを比べてみましょう。ここでは、30系アルファードと80系ヴォクシーの前期・後期のサイズを紹介します。

 

30系アルファード

アルファード(後期)

30系アルファードのサイズや基本スペック
 前期型(2015年〜2017年)後期型(2017年〜2023年)
全長(mm)4,915〜4,9354,945〜4,950
全幅(mm)1,850
全高(mm)1,880〜1,9501,935〜1,950
ホイールベース(mm)3,000
最小回転半径(m)5.6〜5.8
室内長(mm)3,210
室内幅(mm)1,590
室内高(mm)1,400
エンジン2.5 Lハイブリッド、2.5L直列4気筒ガソリン、3.5L V6ガソリン
駆動方式ハイブリッド車:E-Four、ガソリン車:2WD(FF)/4WD
燃費(JC08モード)ハイブリッド車:18.4〜19.4km/L、ガソリン車:9.1〜12.8km/Lハイブリッド車:18.4〜19.4km/L、ガソリン車:10.4〜12.8km/L

30系アルファードは、前期型と後期型で全長と全高、燃費性能が異なります。

 

80系ヴォクシー

ヴォクシー(後期)

80系ヴォクシーのサイズや基本スペック
 前期型(2014年〜2017年)後期型(2017年〜2021年)
全長(mm)4,695〜4,710
全幅(mm)1,695〜1,7301,695〜1,735
全高(mm)1,825〜1,870
ホイールベース(mm)2,850
最小回転半径(m)5.5
室内長(mm)2,930
室内幅(mm)1,540
室内高(mm)1,400
エンジン1.8Lハイブリッド、2.0L直列4気筒ガソリン
駆動方式ハイブリッド車:2WD(FF)、ガソリン車:2WD
燃費(JC08モード)ハイブリッド車:23.8km/L、ガソリン車:14.0〜16.0km/L

80系ヴォクシーは、前期型と後期型でエアロタイプの全幅が変更されました。

 

外観(エクステリアの特徴)

エクステリアにはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、30系アルファードと80系ヴォクシーのエクステリアについて解説します。

 

30系アルファードのエクステリア

アルファード(後期)

30系アルファードのエクステリアは、「強さ」「豪華さ」「エモーショナルさ」を追求した「堂々かつ重厚な威勢の良さ」が特徴で、独自のインパクトを表現したエクステリアとなっています。

ヘッドライトを起点として後方へ放射状に力強く広がるショルダー部や、タイヤ周りを強調した抑揚のある分厚いアンダーボディに、ガラスエリアが勢いよく抜けたキャビンを組み合わせたダイナミックなデザインです。

後期型では、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプを意匠変更し、より存在感や高級感を際立たせました。

 

80系ヴォクシーのエクステリア

ヴォクシー(後期)

80系ヴォクシーのエクステリアは、フロントのエンブレムを強調し、ヘッドランプと連続する上下二段構成のフロントグリルで、独自の美意識を徹底した“毒気”のあるカッコよさを追求しています。

また、3列目シートまで吹き抜ける大きなガラスエリアと、前方から低く後方に向けてせり上がる躍動的なベルトラインにより、見晴らしの良いキャビンの圧倒的な開放感とボディの力強さを両立。

エアロ仕様のヴォクシー「ZS」では、迫力のあるフロントマスクと低重心のワイドボディを専用フロントフェンダーパーツが強調し、存在感あるスタイリングとなっています。

後期型では、Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレべリング機能付)と面発光のLEDクリアランスランプを採用し、先進性と精悍さを付与。ヴォクシーでは、2段積みのヘッドランプをよりシャープな印象にすることでカッコよさを強調しています。エアロ仕様の「ZS」では、[ハ]の字をテーマにしたスタイルとし、スポーティでアグレッシブなイメージを強化しました。

 

室内(インテリアの特徴)

インテリアは、どのような特徴があるのでしょうか。30系アルファードと80系ヴォクシーのインテリアの特徴を見ていきましょう。

 

30系アルファードのインテリア

アルファード(インテリア)

30系アルファードのインテリアは、開放的な空間の広がりを表すインストルメントパネルからドアトリムへの繋がりや突き出した独立形状の重厚なセンタークラスターによる「斬新な構成」と削り出した金属の面質と工芸品のような味わい深い木目調加飾を組み合わせるなど素材感を追求した「手の込んだ造り込み」による独自のインパクトを表現したデザインとなっています。

シートは、最大1,160mmの助手席スーパーロングスライドシート(一部グレードに設定)や助手席からセカンドシート・サードシートの乗員もケア可能なダブルトライアングルモードなどにより、多彩なシートアレンジができることが特徴です。

また、内装のトリムやシート表皮にも上質な素材が使われているため、高級感を感じられます。

後期型では、メーター加飾、シート表皮、木目の色を変更し、さらに高級感が高まりました。

 

80系ヴォクシーのインテリア

ヴォクシー(インテリア)

80系ヴォクシーのインテリアは、ドライバーが運転しやすく、同乗者も快適に過ごせるよう、低くワイドなインストルメントパネルとすることで、圧倒的な広さ感、見晴らしを追求したデザインとなっています。

また、上方への視界を広げながら、メーター配置やインストルメントパネル形状を工夫することで、広々とした前方視界を確保。さらに、フロントピラーのスリム化、三角窓の拡大、低いベルトラインなどにより、側方視界も優れていることが特徴です。

シートは、車内にこもりがちな嫌な臭いを短時間で吸着し、イオンの効果で分解する消臭機能付シート表皮を設定しています。

7人乗り仕様車には、2列目にクラス初となる超ロングスライドのキャプテンシートを採用。新採用の横スライド機構(2列目)と薄型化したワンタッチスペースアップサードシートの組み合わせにより、圧倒的な足元スペースを生む超ロングスライド(スライド量810mm)を実現することで、これまでになかった多彩で快適なシートアレンジが可能となっている点もポイントです。

 

アルファードとヴォクシーの維持費の違い

30系アルファードと80系ヴォクシーにかかる主な維持費は、自動車税や重量税、燃料代などです。その差は、1年間で最大約15万円。では、詳細を比べてみましょう。

30系アルファードと80系ヴォクシーの年間維持費
 30系アルファード80系ヴォクシー
自動車税4万3,500円/5万7,000円3万6,000円
重量税1万6,400円1万6,400円
燃料代レギュラーガソリン車:8万7,628円〜14万9,122円、ハイオク車:16万6,666円〜19万7,802円レギュラーガソリン車:7万1,428円〜11万4,864円
合計14万7,528円〜27万1,202円12万3,828円〜16万7,264円

※重量税は基準額。継続検査・自家用2年(3万2,800円)の半分と表に掲載

※燃料代は1年間に1万km走行する場合。ガソリン単価はレギュラー170円、ハイオク180円にて算出

 

アルファードとヴォクシーの価格の違い(中古車相場)

ヴォクシー(リヤ日)

30系アルファードと80系ヴォクシーの中古車相場を比べてみましょう。ここでは、トヨタの中古車情報を掲載しているGAZOO中古車情報の車両価格をもとに比較します。

 

30系アルファード

30系アルファードの中古車価格は、245万円〜750万円(2024年8月時点)です。諸経費込みで300万円程度から乗り始めることができます。

 

80系ヴォクシー

80系ヴォクシーの中古車価格は、150万円〜330万円(2024年8月時点)です。諸経費込みで200万円程度から乗り始めることができます。

 

アルファードとヴォクシーの安全性能や便利な機能もチェック!

30系アルファードと80系ヴォクシーは、マイナーチェンジや一部改良によって機能が追加されたり、グレード体系が見直されたりしてきました。ここでは、それぞれの安全性能や機能の変更について紹介します。

 

30系アルファード

アルファード(シートアレンジ)

  • 2017年12月 マイナーチェンジ:Toyota Safety Sense、DCM(専用通信機)を全車に搭載
  • 2018年10月 一部改良:インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を全車標準装備、ブラインドスポットモニター(BSM)、セット設定の見直し
  • 2019年12月 一部改良:ディスプレイオーディオを採用(一部グレードは、T-Connect SDナビゲーションシステムを標準装備)

など

30系アルファードは、低床フロアや間口が広いスライドドア(開口幅780mm)、大型のアシストグリップ(グリップ長485mm)などが装備されているため、どのような人でも乗り降りしやすいことが特徴です。

 

80系ヴォクシー

ヴォクシー(シートアレンジ)

  • 2016年1月 一部改良:ハイブリッド車にエアログレード追加、Toyota Safety Sense C搭載
  • 2016年4月 追加:G's追加
  • 2017年9月 追加:ガソリン車にGR SPORT追加
  • 2019年1月 一部改良:Toyota Safety Senseに歩行者検知機能を追加、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)をメーカーオプション設定

など

80系ヴォクシーは、スライドドアの乗り込み高さ360mm(2WD車の数値)、スライド量805mmと低く広くなっているだけでなく、車内まで続くフラットな床面により、子供から高齢者まで乗降しやすくなっていることが特徴です。

 

アルファードとヴォクシーで悩んだときは

ヴォクシー(ユーティリティ)

アルファードとヴォクシーのどちらにしようか悩んだときは、車両価格だけでなく、購入後の維持費のことまで考え、無理なく所有し続けられるモデルを選ぶことが重要です。

そのため、維持費を抑えつつ高級感あるミニバンが欲しいのであれば、2.5Lガソリン車または2.5Lハイブリッド車のアルファードがよいでしょう。購入費用も維持費もどちらも抑えたいのであれば、1.8Lハイブリッド車または2.0Lガソリン車のヴォクシーがおすすめです。

ハイブリッド車とガソリン車で悩んだ場合は、非常時や災害時に役立つ装備を後付けできるハイブリッド車を選んでおくとよいでしょう。

メーカーオプション設定だったアイテムの後付けや内装リフレッシュなどのサービスを展開しているKINTO FACTORYでは、全車対応のアイテムのほか、ハイブリッド車にのみ装着できるアイテムがあるため、アップグレードを予定している方はハイブリッド車を選んでおくと後付けアイテムの選択肢を広げることができます。

中古車のアルファードやヴォクシーを検討しているときは、購入費用や維持費に加え、アップグレードの予定も含めたうえでどのクルマを選ぶか決めるとよいでしょう。

 

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

KINTO FACTORY

KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

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「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。

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