基本的な設計や構造を共有するノア・ヴォクシー・エスクァイア。これら3モデルには、それぞれどのような個性や違いがあるのでしょうか。本記事では、80系ノア・ヴォクシー・エスクァイアの特徴、それぞれの個性、前期型と後期型の違いなどをまとめて紹介します。また、KINTO FACTORYで用意している80系ノア・ヴォクシー・エスクァイアのアップグレードメニューについても解説します。
80系ノア・ヴォクシー・エスクァイアの特徴・前期/後期の違い・基本スペックなどを解説

ノア・ヴォクシー・エスクァイアは兄弟車
ノア・ヴォクシー・エスクァイアは、同じ80系ミニバンです。デザインや当時の販売チャネルが異なるものの、型式が同じであることから、3車種は兄弟であることは明らかです。
まず、それぞれのモデルがデビューした当時の型式を確認してみましょう。
◆ノア
デビュー年月:2014年1月
型式:ZWR-80G(ハイブリッド車)/ZRR-80W・ZRR-80G(ガソリン車2WD)/ZRR-85W・ZRR-85G(ガソリン車4WD)
◆ヴォクシー
デビュー年月:2014年1月
型式:ZWR-80G(ハイブリッド車)/ZRR-80W・ZRR-80G(ガソリン車2WD)/ZRR-85W・ZRR-85G(ガソリン車4WD)
◆エスクァイア
デビュー年月:2014年10月
型式:ZWR-80G(ハイブリッド車)/ZRR-80G(ガソリン車2WD)/ZRR-85G(ガソリン車4WD)
このように同じ80系の型式となっていることから3車種は兄弟車であることは明らかです。
なお、ノア・ヴォクシーにあって、エスクァイアにない「ZRR-80W/ZRR-85W」はエアロパーツが装着された3ナンバー登録となるグレードです。そのため、ノア・ヴォクシーにはエアロボディのモデルがあり、エスクァイアにはエアロボディがラインアップされていないということになります。
では、それぞれのモデルにどのような個性や特徴があるのか見ていきましょう。ここでは、デザイン、グレード構成、デビュー当時の主なスペックをまとめて紹介します。
ノア80系とはどんな車?
80系ミニバン3兄弟の代表格ともいえるモデルがノアです。ノアのデザインやデビュー当初のグレード構成・主なスペックは次のとおりです。
◆エクステリア
ノアのエクステリアは、アンダーグリルと一体化した大きなフロントグリルとヘッドランプの組み合わせにより、上下四隅を強調し、ワイド感とフロントマスクの厚みで、ミニバンの王道を行く“堂々感”を表現しています。
◆インテリア
ノアのインテリアは、低くワイドなインストルメントパネルとし、圧倒的な広さ感や見晴らしを追求。内装の素材や色彩をコーディネートし、室内全体を優しく包み込むモダンリビング的な室内空間としています。
◆ボディカラー
- ダークシェリーマイカメタリック(ノア専用色)
- オーシャンミントメタリック
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- ブラック
- ボルドーマイカメタリック
- ダークバイオレットマイカメタリック
◆内装色
- アイボリー(ノアのみ)
- ダークブルー&ブラック(ヴォクシーと共通)
◆シート表皮
- ハイグレードファブリック
- ファブリック
- エアロ専用ファブリック
◆グレード構成
80系ノアのグレード(2014年1月) | ||||||||||
パワーユニット | ハイブリッド車 | ガソリン車 | ||||||||
グレード | G | X | Si | G | X | X"Vパッケージ” | ||||
乗車定員(名) | 7 | 7 | 8 | 7 | 8 | 7 | 8 | 7 | 8 | |
ナンバー | 5ナンバー | 3ナンバー | 5ナンバー | |||||||
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD/4WD |
◆主要スペック
80系ノアの主要スペック | |
サイズ(全長mm×全幅mm×全高mm) | 標準ボディ:4,695×1,695×1,825/エアロボディ:4,710×1,730×1,825 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
車両重量(kg) | 1,560〜1,620 |
最低地上高(mm) | 160 |
パワーユニット | 1.8Lハイブリッド/2.0Lガソリン |
JC08モード燃費(km/L) | ハイブリッド車23.8/ガソリン車14.6〜16.0 |
※2WD車の主要スペック
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ヴォクシー80系とはどんな車?
80系ミニバン3兄弟の代表格であるノアとともに人気が高いアグレッシブなデザインが特徴のモデルがヴォクシーです。ヴォクシーのデザインやデビュー当初のグレード構成・主なスペックは次のとおりです。
◆エクステリア
ヴォクシーのエクステリアは、フロントグリル中央に輝くエンブレムを強調し、ヘッドランプと連続する上下二段構成のフロントグリルで、独自の美意識を徹底した“毒気”のあるカッコよさを追求したデザインが特徴です。
◆インテリア
ヴォクシーのインテリアは、低くワイドなインストルメントパネルとし、圧倒的な広さ感や見晴らしを追求。内装の素材や色彩をコーディネートし、室内全体を優しく包み込むモダンリビング的な室内空間としています。
◆ボディカラー
- ブルッキッシュアゲハガラスフレーク(ヴォクシーのみ/トヨタ初)
- オーシャンミントメタリック
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- ブラック
- ボルドーマイカメタリック
- ダークバイオレットマイカメタリック
◆内装色
- オレンジ&ブラック(ヴォクシーのみ)
- ダークブルー&ブラック(ノアと共通)
◆シート表皮
- ハイグレードファブリック
- ファブリック
- エアロ専用ファブリック
◆グレード構成
80系ヴォクシーのグレード(2014年1月) | ||||||||||
パワーユニット | ハイブリッド車 | ガソリン車 | ||||||||
グレード | V | X | ZS | V | X | X"Cパッケージ” | ||||
乗車定員(名) | 7 | 7 | 8 | 7 | 8 | 7 | 8 | 7 | 8 | |
ナンバー | 5ナンバー | 3ナンバー | 5ナンバー | |||||||
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD/4WD |
◆主要スペック
80系ヴォクシーの主要スペック | |
サイズ(全長mm×全幅mm×全高mm) | 標準ボディ:4,695×1,695×1,825/エアロボディ:4,710×1,730×1,825 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
車両重量(kg) | 1,560〜1,620 |
最低地上高(mm) | 160 |
パワーユニット | 1.8Lハイブリッド/2.0Lガソリン |
JC08モード燃費(km/L) | ハイブリッド車23.8/ガソリン車14.6〜16.0 |
※2WD車の主要スペック
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エスクァイア80系とはどんな車?
ノアとヴォクシーのデビューから約9ヶ月後に登場したエスクァイアは、5ナンバークラスミニバンにワンランク上の高級感を付与し、高級車の新たな選択肢として開発され、国内市場に新たなポジションを築く「新上級コンパクトキャブワゴン」です。エスクァイアのデザインやデビュー当初のグレード構成・主なスペックは次のとおりです。
◆エクステリア
エスクァイアのエクステリアは、バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリル、ドアハンドルやバックドアのメッキ加飾など、きらびやかさと圧倒的な存在感が特徴です。
◆インテリア
エスクァイアのインテリアは、インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革を張り、金属調加飾やステッチなどを組み合わせることで上質感を演出しています。また、上級グレード「Gi」では、ステアリングホイールやシフトノブに黒木目調加飾を施し、シート表皮全面に合成皮革を使用し、さらなる上質さを追求しています。
◆ボディカラー
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(エスクァイアのみ)
- オーシャンミントメタリック
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- ブラック
- ボルドーマイカメタリック
- ダークバイオレットマイカメタリック
◆内装色
- バーガンディ&ブラック(エスクァイアのみ)
- ブラック&ブラック(エスクァイアのみ)
◆シート表皮
- 合成皮革(エスクァイアのみ)
- ファブリック
◆グレード構成
80系エスクァイアのグレード(2014年10月) | ||||||
パワーユニット | ハイブリッド車 | ガソリン車 | ||||
グレード | Gi | Xi | Gi | Xi | ||
乗車定員(名) | 7 | 7 | 8 | 7 | 8 | |
ナンバー | 5ナンバー | |||||
駆動方式 | 2WD(FF) | 2WD/4WD |
◆主要スペック
80系エスクァイアの主要スペック | |
サイズ(全長mm×全幅mm×全高mm) | 4,695×1,695×1,825 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.5 |
車両重量(kg) | 1,570〜1,620 |
最低地上高(mm) | 160 |
パワーユニット | 1.8Lハイブリッド/2.0Lガソリン |
JC08モード燃費(km/L) | ハイブリッド車23.8/ガソリン車16.0 |
※2WD車の主要スペック
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80系3兄弟ミニバンの前期・後期の違いとは?
堂々としたスタイルの「ノア」、かっこよさを追求している「ヴォクシー」、高級感が漂う「エスクァイア」は、2017年7月に同時にマイナーチェンジしました。マイナーチェンジによって後期型となった3車種の特徴や前期型からの変更点は次のとおりです。
◆ノア
- ノアは精悍さを追求したスタイルに進化
- 艶やかで大きな面を感じさせるフロントグリル
- ワイド感を感じさせる新意匠のリヤコンビネーションランプとバックドアガーニッシュ
- エアロ仕様「Si」は「ハ」の字をテーマとしたスタイルに変更しスポーティでアグレッシブなイメージを強化
- 切削光輝加工にダークグレーメタリック塗装を施した専用の16インチアルミホイールを設定(ノア「Si」ガソリン車)
- ボディカラーは新規設定色のラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレークを含む全7色を設定
- 天井までブラックで統一した室内にピアノブラック塗装をあしらい質感を向上
- 専用内装色としてノア「G」にモダンで上質な空間を演出するフロマージュ&ブラウンを設定
◆ヴォクシー
- ヴォクシーはスポーティさを高めたスタイルに進化
- 2段積みのヘッドランプをよりシャープな印象にすることでカッコよさを強調
- ワイド感を感じさせる新意匠のリヤコンビネーションランプとバックドアガーニッシュ
- エアロ仕様のヴォクシー「ZS」は「ハ」の字をテーマにしたスタイルに変更しスポーティでアグレッシブなイメージを強化
- 切削光輝加工にダークグレーメタリック塗装を施した専用の16インチアルミホイールを設定(ヴォクシー「ZS」ガソリン車)
- ボディカラーは新規開発色のイナズマスパーキングブラックガラスフレークを含む全7色設定
- 天井までブラックで統一した室内にピアノブラック塗装をあしらい質感を向上
- 専用内装色としてヴォクシー「ZS」に大人のスポーティ空間を演出するブラッドオレンジ&ブラックを設定
◆エスクァイア
- エスクァイアは高級感をより高めた堂々としたスタイルへ進化
- フロントグリルの横幅を拡大するとともに、メッキバーのセンター部分を太く、サイド部分を細くし、間にシルバーの樹脂を挟むことで立体感を付与して高級感や堂々感を一層強化
- ヘッドランプからフォグランプまで連続するメッキパーツでエモーショナルさを付与
- バックドアガーニッシュはフロントとデザインのテーマを合わせた縦基調の形状を加え独自性を表現
- 切削光輝加工にダークグレーメタリック塗装を施した新開発の15インチアルミホイールを全車標準装備
- ボディカラーは新規設定色のアバンギャルドブロンズメタリックとブラッキッシュアゲハガラスフレークを含む全7色を設定
- 専用のシート表皮や加飾など内装の上質感にこだわった最上級パッケージGi“Premium Package”を新設定
- Gi“Premium Package”のインテリアは、ラインパターンを配したブラウンレーザーライン加飾や加飾に合わせ縦基調のキルティングを施したブランノーブに合成皮革を組み合わせた専用シート表皮を採用
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【トヨタ公式】ノア・ヴォクシー・エスクァイアのアップグレードアイテム
質感を大切にするならKINTO FACTORYでアップグレード&リフレッシュ!
80系ミニバン3兄弟は、それぞれに個性や魅力があります。この質感や魅力を感じるキーポイントの1つがステアリング(ハンドル)です。ステアリング(ハンドル)は、運転者が常に触れる部分であると同時に、視界に入りやすいパーツです。また、運転席まわりの印象を決めるポイントとなっています。
80系ミニバン(ノア・ヴォクシー・エスクァイア)を新車で購入して所有し続けている方や中古車で購入した方の中には、ステアリング(ハンドル)が剥がれてきてしまっている方もいるのではないでしょうか。そのようなときは、ステアリング交換をおすすめします。
ただし、ステアリングを交換しようとすると、5万円程度の費用がかかる場合が多く、交換を躊躇してしまう方も多いでしょう。また、ステアリング(ハンドル)交換ではなく、ハンドルカバーやリペアで対応しようとすると、部分的に質感が変わってしまうため、違和感が残ります。
このようなときは、バリエーションが多く、リーズナブルな価格でステアリング交換ができるKINTO FACTORYがおすすめです。KINTO FACTORYでは、80系ミニバン3車種のステアリング交換をリーズナブルな価格で行うことができます。
さらに、メーカー純正パーツを使用するため、安心して取り付けられるだけでなく、車種へのマッチングを心配する必要もありません。加えて、価格設定が部品代・工賃・保証込みとなっているのもポイントです。
KINTO FACTORYのステアリング交換をはじめとするアップグレードは、新車で購入した方や中古車を買った方など、全てのオーナーが対象です。そのため、誰でもステアリング交換を依頼することができます。
KINTO FACTORYの80系ミニバン(ノア・ヴォクシー・エスクァイア)ステアリング交換メニュー
KINTO FACTORYで用意している80系ミニバン3兄弟(ノア・ヴォクシー・エスクァイア)のステアリング交換メニューは次のとおりです。
- ステアリング交換(薄茶木目調×本革):3万8,500円
- ステアリング交換(濃茶木目調×本革):3万8,500円
- ステアリング交換(柄付黒木目調×本革)3万8,500円
- 本革ステアリング交換:4万4,000円
- ステアリング交換(黒木目調×本革)※ステアリングヒーター装着車両:4万4,000円
- ステアリング交換(グレー木目調×本革)※ステアリングヒーター装着車両:4万4,000円
交換できるステアリングの種類が豊富にあるため、ステアリングに不具合がある方だけでなく、ステアリングを変えてリフレッシュしたい方にもおすすめです。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。
KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について
KINTO FACTORYとは、既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。
トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。
※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります
「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です。
サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
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【トヨタ公式】ノア・ヴォクシー・エスクァイアのアップグレードアイテム