2022年7月に初公開された16代目クラウンシリーズの第1弾モデルとして発売されたクラウン(クロスオーバー)が2024年4月に一部改良され、グレード体系の変更や特別仕様車の設定などがされました。
本記事ではシンプルになったクラウン(クロスオーバー)のグレードについて解説します。また、トヨタ自動車が公式に提供するKINTO FACTORYで後付けできるアイテムや機能についても紹介していますので、車選びをするときの参考にしてみてください。
2022年7月に初公開された16代目クラウンシリーズの第1弾モデルとして発売されたクラウン(クロスオーバー)が2024年4月に一部改良され、グレード体系の変更や特別仕様車の設定などがされました。
本記事ではシンプルになったクラウン(クロスオーバー)のグレードについて解説します。また、トヨタ自動車が公式に提供するKINTO FACTORYで後付けできるアイテムや機能についても紹介していますので、車選びをするときの参考にしてみてください。
クラウン(クロスオーバー)は、2024年4月の一部改良でグレードが集約されました。
2022年のデビューから一部改良までの間に設定されていたCROSSOVER RS"Advanced"、CROSSOVER G"Advanced・Leather Package"、CROSSOVER G"Advanced"で好評な装備(ハンズフリーパワートランクリッド、イージークローザー、カラーヘッドアップディスプレイなど)を標準化し、「CROSSOVER RS」、「CROSSOVER Z」、「CROSSOVER G」、「CROSSOVER X」となりました。
また、一部改良と同時に、クロスオーバーSUVらしいスタイリングとなる特別装備がされた特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”が設定されたこともトピックです。
それでは、それぞれのグレードにどのような違いがあるのか、特別仕様車も含めて見ていきましょう。
2024年4月の一部改良と同時に設定されたクラウン(クロスオーバー)の特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”は、アウトドアな世界観が表現されているSUVらしいスタイリングや装備が特徴です。主なスペックや装備は次のとおりです。
クラウン(クロスオーバー)特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”主要スペック | |
全長mm×全幅mm×全高mm | 4,930×1,880×1,565 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
パワーユニット | 2.4Lターボハイブリッド |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.7 |
エクステリア装備 |
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インテリア装備 |
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安全機能 | 【Toyota Safety Sense】
|
価格(税込) | 685万円 |
特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”は、クラウン(クロスオーバー)RSをベースに特別装備がされたモデルです。ただし、クラウン(クロスオーバー)RSに標準装備されるトヨタチームメイト(アドバンスト パーク(リモート機能付)+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)、アドバンスト ドライブ(渋滞時支援))が省略されています。
クラウン(クロスオーバー)RSは、2.4Lターボハイブリッド車に通常走行からアグレッシブな走行まで気持ちいいコントロールを実現するE-Four Advanced(電気式4WDシステム)が組み合わされる上級グレードです。主なスペックや装備は次のとおりです。
クラウン(クロスオーバー)RS主要スペック | |
全長mm×全幅mm×全高mm | 4,930×1,840×1,540 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
パワーユニット | 2.4Lターボハイブリッド |
WLTCモード燃費(km/L) | 15.7 |
エクステリア装備 |
|
インテリア装備 |
|
安全機能 | 【Toyota Safety Sense】
【トヨタチームメイト】
|
価格(税込) | 670万円 |
クラウン(クロスオーバー)RSは、上級グレードであるため、4眼LEDヘッドランプ、本革シート、安全機能および運転支援システムなどが充実しています。より快適で質感が高く走る楽しさも感じられるクラウン(クロスオーバー)といえるでしょう。
2.5Lハイブリッド車の上級グレードに位置するクラウン(クロスオーバー)Zは、充実した装備や安全機能・運転支援システムが装備されます。主なスペックや装備は次のとおりです。
クラウン(クロスオーバー)Z | |
全長mm×全幅mm×全高mm | 4,930×1,840×1,540 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
パワーユニット | 2.5Lハイブリッド |
WLTCモード燃費(km/L) | 22.2 |
エクステリア装備 |
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インテリア装備 |
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安全機能 | 【Toyota Safety Sense】
【トヨタチームメイト】
|
価格(税込) | 595万円 |
クラウン(クロスオーバー)Zは、RSと装備や機能などに大きな違いはありません。ただし、内装色がブラック、ブラック/サドルタン、フロマージュの3色となります。そのため、内装色ブラック/イエローブラウンを選びたい場合はRSを選ぶこととなります。
クラウン(クロスオーバー)Gは、2.5Lハイブリッドの中間に位置するグレードです。また、後に解説するアップグレードアイテムの対象車となっています。
2024年4月に一部改良されたGグレードは、安全装備・機能や装備などの一部を限定することで、価格を抑えているグレードです。もし、購入後に安全機能や装備を限定させない方が良かったと思った場合は、KINTO FACTORYでアップグレードすることができます。そのため、「やっぱり上のグレードにしておけばよかった」となってもリカバリーできるグレードです。
ここでは、クラウン(クロスオーバー)Gグレードに標準装備となる主なスペックや装備を紹介します。
クラウン(クロスオーバー)G | |
全長mm×全幅mm×全高mm | 4,930×1,840×1,540 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
パワーユニット | 2.5Lハイブリッド |
WLTCモード燃費(km/L) | 22.4 |
エクステリア装備 |
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インテリア装備 |
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安全機能 | 【Toyota Safety Sense】
|
価格(税込) | 515万円 |
クラウン(クロスオーバー)Gと上級グレードを比較すると、ヘッドランプやシートなどの見た目だけでなく、安全機能の緊急時操舵支援やトヨタチームメイトなどが変更・省略されていることがわかります。
車両の購入費用を抑えつつ、上級グレードと同等の内装や安全装備にしたいときは、KINTO FACTORYで機能や装備をアップグレードしましょう。
クラウン(クロスオーバー)Gグレードには、後付け装備に対応する「アップグレードレディ設計」が施されています。そのため、必要な機能や装備などを後から追加することが可能です。
もし、アップグレード対応のみで好みの仕様にできるようであれば、工場出荷時点でアップグレードの準備がされているクラウン(クロスオーバー)Gグレードを選ぶのも良いといえるでしょう。
クラウン(クロスオーバー)Xは、クラウン(クロスオーバー)のエントリーグレードです。他のグレードでは車両価格が500万円を超えますが、Xは440万円(税込)。他のグレードに比べると手が届きやすいといえるでしょう。ただし、装備や機能がGグレードよりもさらに限定されているため、必要な装備や機能が備わっているかしっかりと確認する必要があります。主なスペックや装備は次のとおりです。
クラウン(クロスオーバー)X | |
全長mm×全幅mm×全高mm | 4,930×1,840×1,540 |
ホイールベース(mm) | 2,850 |
最小回転半径(m) | 5.4 |
パワーユニット | 2.5Lハイブリッド |
WLTCモード燃費(km/L) | 22.4 |
エクステリア装備 |
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インテリア装備 |
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安全機能 | 【Toyota Safety Sense】
|
価格(税込) | 440万円 |
クラウン(クロスオーバー)Xは、ファブリックシート+合成皮革シートかつマニュアル調整になったり、周辺車両接近時サポート(録画機能)が省略されたりしています。そのため、必要最低限の装備でクラウン(クロスオーバー)の質感や走りを楽しみたいのであればXでよいでしょう。ただし、より安全で快適性が高いクラウン(クロスオーバー)を求めるのであれば、装備や機能が充実しているグレードの方がよいといえます。もし、Xグレードを選択する際は、必要な機能や装備が備わっているかしっかり確認することをおすすめします。
クラウン(クロスオーバー)のおすすめグレードは、後席に人を乗せることが多いのであれば、装備や機能が充実している「RS」や「Z」がおすすめです。また、上級グレードの2モデルについては、助手席肩口パワースイッチがあり、運転席にいながら助手席の操作ができるため、後席に人を乗せるときに役立ちます。
運転席や助手席に人が乗ることが多く、後席に人が乗ることが多くない場合は、中間グレードの「G」がおすすめです。Gグレードは、必要にして十分な装備や機能が標準装備されていながら、上級グレードより車両価格が抑えられている点が特徴となっています。また、上級グレードと同様の装備にすることができる「アップグレードレディ設計」が施工されているため、必要に応じて安全機能を拡充させたり、内装を変更したりすることが可能です。
アップグレードすることで、どのような機能が拡充されたり、装備の変更がされたりするのか知ってからグレードを決めたいという方も多いでしょう。では、アップグレードレディ設計が施されているクラウン(クロスオーバー)のアップグレードメニューについて見ていきましょう。
KINTO FACTORYでは、アップグレードレディ設計がされているクラウン(クロスオーバー)「G」グレードのアップグレードアイテムを提供しています。
そもそもアップグレードレディ設計とは、車両開発の段階から、アップグレードに必要な施工作業を想定し、大幅に時間短縮できる構造をあらかじめ織り込んで設計することで、将来登場する装備や機能を後付けを可能とするものです。
技術革新や進歩に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映することで車を最新の状態に「進化」させる新たな取り組みとなっています。
この車の「進化」のために必要となるのが「アップグレードレディ設計」なのです。クラウン(クロスオーバー)は、2024年4月の一部改良と同時に「G」グレードにアップグレードレディ設計が取り入れられました。そのため、安全機能のアップグレードに対応しているクラウン(クロスオーバー)は、一部改良後のモデルとなります。
では、KINTO FACTORYでどのようなアップグレードができるのでしょうか。
トヨタセーフティセンス拡張パッケージでは、渋滞時の運転を軽減するトヨタチームメイト アドバンストドライブ(渋滞時支援)や緊急時操舵支援などを追加することができます。追加される機能は以下のとおりです。
これらの機能を追加することで、渋滞時や緊急時の安心感が高まります。
▶ 商品について詳細はこちら(トヨタセーフティセンス拡張パッケージ)
本革シートパッケージは、内装のシート表皮を上級グレードと同じ本革シートに変更できるアイテムです。変更される装備や機能は次のとおりです。
シートを変更すると室内の雰囲気が大幅に変わるだけでなく、より高級感を感じることができます。また、シート表皮の変更のみならず、シートヒーターやシートベンチレーションなどの快適装備も追加されるのも嬉しいポイントです。
クラウン(クロスオーバー)の室内の雰囲気を変えたいときや上質感ある内装に変更したいと考えている方は、本革シートパッケージがおすすめです。
▶ 商品について詳細はこちら(本革シートパッケージ(ステアリングヒーター・フロントシートヒーター付))
車を「進化」させるという新しい取り組みのキーポイントとなる「アップグレードレディ設計」が施工されている車なら、購入後に機能や性能をアップグレードさせることができます。今後、KINTO FACTORYでは、新たなアイテムやシステムを順次提供していく予定です。
そのため、クラウン(クロスオーバー)を最新の状態にしながら乗り続けたいのであれば、アップグレードレディ設計がされている「G」グレードを選んでおくことをおすすめします。
KINTO FACTORYでは、車を進化させるアップグレードや内装の変更・交換するリフレッシュなどをさまざまな車種で展開中です。また、新車・中古車問わずKINTO FACTORYを利用することができます。さらに、メーカー純正部品を使っているだけでなく、保証まで付帯しているため、安心して施工することができます。
あなたも、ぜひKINTO FACTORYで車の進化やリフレッシュなどを体験してみてはいかがでしょうか。