本記事では、パワーバックドアの解説と、パワーバックドアを後付けする方法について解説していきます。

本記事では、パワーバックドアの解説と、パワーバックドアを後付けする方法について解説していきます。


パワーバックドアとは、リモコンやバックドアのスイッチひとつでドアの開閉ができる機能のこと。
リモコンやバックドアのスイッチの操作をしなくても、リヤバンパー下に設置されたセンサー(キックセンサー)に足をかざすことでパワーバックドアを開閉できるものが「ハンズフリーパワーバックドア」です。
ここからは、パワーバックドアの仕組みや機能、メリットを、トヨタのハリアーを例に解説していきます。各名称は、ハリアー装着のものに準じるので、トヨタ以外のメーカーだと名称が違う場合がありますのでご注意ください。

バックドアには、バックドアを支えるためのダンパーステーが取り付けられています。パワーバックドアは、このダンパーステーの代わりにスピンドルユニットが付いており、これがスイッチ操作(開閉操作)に応じて自動で伸縮することでバックドアが自動で開閉します。
パワーバックドアの左右端部にはセンサーが付いており、ドアを自動で閉めているときに、挟み込みなどによりセンサーが押されると挟み込み防止機能が作動し、ドアが自動的に反対方向へ少し動いて作動が停止します。
バックドアが自動で開く時に無理な力がかかると、バックドアが急激に落下しないようにブレーキをかけます。
バックドアが開いている時に手動でバックドアを下げると、自動でバックドアが全閉してくれます(スイッチ操作以外でもバックドアを閉じることが可能)。
パワーバックドアの自動閉作業中に、あらかじめ全ドアの施錠を予約する機能です。バックドア以外のドアが閉じた状態で、ドアハンドルのロックセンサーを押して施錠するorワイヤレスリモコンで施錠操作をすると、パワーバックドア以外の全てのドアが施錠され、パワーバックドアも閉まると同時に施錠がされる機能です。全てのドアが施錠されるので安心です。
パワーバックドアの全開時のドアの開度を変更できる機能です。
バックドアが半ドア状態になった時、数秒あけて作動して自動で完全に閉じる機能です。半ドア状態で走行すると危険なので、これもついていると安心な機能です。
ハンズフリーパワーバックドア機能が付いている場合、スイッチやリモコン(キー)の開閉ボタンを押さなくても、リヤバンパー下に設置してあるキックセンサーに足をかざすだけで自動的にパワーバックドアが開閉してくれます。
パワーバックドアを後付けする方法は、主に2種類あります。
「パワーバックドア後付けキット」「後付け電動リアゲート」と呼ばれる製品があります。車種ごとに製品(電動ダンパーやユニット、スイッチなどがセットになったもの)が販売されており、自身で取り付ける(DIY)か、取り付け可能な所を自身で見つけて取り付けを依頼する必要があります。製品によっては、キックセンサーがセットになっていてハンズフリーパワーバックドアにできるものもあります。
DIYは配線などもあり難易度が高いので注意しましょう。
※クルマ関連の製品を購入する際によく聞く社外製・社外品とは、その自動車を作ったメーカー以外が作った部品のことを指します
トヨタ車・レクサス車の一部車種はトヨタ/レクサス公式アップグレードサービスで純正のパワーバックドア(&キックセンサー)機能を後付けすることが可能です。純正品と変わらない性能や見栄えにできるほか、メーカー保証が付き、保証期間も長いのでとにかく安心です。取扱い店舗に車両を持ち込み、取り付けてもらいます。
2023年2月時点での対象車種と追加機能の内容は以下となります。なおトヨタ/レクサス公式アップグレードサービスの商品リンク先にて、部品代・取付費(工賃)・保証を含む費用を確認することができます。
商品ページ
ハリアーは、「S(ガソリン/HEV)」「G(ガソリン/HEV)」「Z(ガソリン/HEV)」「Zレザーパッケージ(ガソリン/HEV)」「Z(PHEV)」の5グレードが展開されています。パワーバックドアの装備状況は以下となっています。
Z(PHEV) | Zレザーパッケージ | Z | G | S |
|---|---|---|---|---|
| ハンズフリーパワーバックドア標準装備 | パワーバックドア標準装備 | なし | ||
今回は、Gグレードにキックセンサーを追加してハンズフリーパワーバックドアにする様子を取材できました。
まずは、リヤバンパーを外します。

※リヤバンパーを外す様子
もともとついているパワーバックドアにキックセンサーを追加します。車のことを熟知している専門スタッフが行うので安心です。

※キックセンサー装着作業の様子
キックセンサーの装着が完了したら、バンパーを元通り装着します。

キックセンサーの装着が終わったら、バンパーを車に装着します。装着後は正しく動作するかどうか動作確認を行います。ハンズフリー機能が有効化されたことが、マルチインフォメーションディスプレイからも確認できました。

※キックセンサーに足をかざすと……

※バックドアが自動でオープン!

※今回インタビューに応じてくれたトヨタ自動車、柴田さん
A:これまで、WEBサイト上で今後拡大を期待する車種やアイテムを募集していたのですが、その中でもご要望の多かった車種がハリアーでした。キックセンサーは価格が3万円台と手の届きやすい価格でご提供できることから2023年2月14日に商品化されました。
A:社外品によっては、サイズや形状などを車両に合わせて加工したり、電源やスイッチなどを別体で設置するなど、部品交換以外にも作業が必要になることがあるそうです。
取り付けを専門スタッフが行います。全ての部品にトヨタ純正部品を用いておりますので、社外品のような現物加工は一切不要です。また、厳しい評価や安全基準をクリアした純正部品だから安心です。
A:全ての部品にトヨタ純正部品を用いることで、ステアリングスイッチを操作しマルチインフォメーションディスプレイからキックセンサーの機能ON/OFFをカスタマイズすることも可能です。
安全面では、センサーに反応した際にハザードランプ点滅やブザーを鳴らし、周囲にいる方にドア開閉をお知らせ。また、万が一挟み込みを検知した場合は、ブザーを鳴らすと同時に開閉を停止するなど、メーカーオプションと全く同じ機能を実現します。全ての後付け部品にメーカー保証が付帯されるので安心もご提供しております。
A:トヨタの厳しい評価に耐えうる取り付け方や、後付けした部品が車両の他の機能に影響を及ぼすことがないかなど、開発者や設計者と一緒にさまざまな検証を繰り返し、メーカーオプションと全く同じ機能を得られる後付けメニューに仕上げました。これにより後付け感を一切感じさせずに、お車をアップグレードさせることを実現しました。
パワーバックドアは買い物など手が塞がるシチュエーションの時にあると便利です。ハンズフリーパワーバックドアであれば両手が塞がっていてもバックドアを自動で開閉できます。できれば、新車購入時に一緒に追加したいオプションですが、後から機能を追加したくなった場合は後付けも可能です。車種によっては社外の後付けキットがあるほか、トヨタ車・レクサス車の一部はトヨタ/レクサス公式アップグレードサービスで純正品を後付け可能です。
トヨタ車オーナーであれば、トヨタ公式アップグレードサービス、レクサス車オーナーであればレクサス公式アップグレードサービスでの装着をおすすめします。トヨタ/レクサス公式アップグレードサービスは、メーカーオプションの後付けや運転支援システムなどの車のソフトウェアを最新にアップグレードする「アップグレード」のほか、内装や外装のリフレッシュ/再生ができる「リフォーム」、ドライバーに合わせて車を進化させる「パーソナライズ」の3つのメニューを提供しています。
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