2024.06.26 UP

新型NX年次改良を徹底解説(2024年最新版)

2024年2月に新しくなったレクサスNX。走行性能や静粛性などを向上するとともに、オフロード走行時の安定性・快適性を両立し、アウトドアライフスタイルをイメージした“OVERTRAIL”を追加しました。本記事では、レクサスNXがどのように変わったのか前モデルと比較しながら解説します。また、前モデルのユーザーが最新モデルにする方法についても紹介します。

この記事の目次
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レクサスNXとは?

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レクサスNXは、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能とSUVらしい力強いデザインを兼ね備えるクロスオーバーSUVです。2014年に初代NXがデビューし、2021年には2代目へフルモデルチェンジしました。

2代目NXでは、次世代レクサスの礎となる走りやデザインを採用しているだけでなく、先進技術を搭載するグローバルコアモデルとなっています。また、電動化ビジョン「Lexus Electrified」 に基づき、レクサス初のPHEVを設定。ハイブリッド車(HEV)とともに電動車の普及を加速させるモデルとなっています。

2023年には、レクサスならではの走りの味「Lexus Driving Signature」をさらに深化させることを目指して、Always Onの考え方に基づき、ボディ剛性を強化。ボディ剛性の強化に合わせてサスペンションも最適なセッティングにされています。また、ハイマウントストップランプを面発光タイプに変更したエクステリアやカラーの配色を刷新し華やかさと上質感を高めたインテリアに変わったこともトピックです。

2024年には、ボディ剛性の強化や足回りのチューニングを施し、操縦安定性と乗り心地を向上させました。また、エンジンノイズ低減やドライバビリティの向上により、気持ちの良いドライビングフィールと静粛性の向上を実現しています。そして、新たに“OVERTRAIL”が追加されたことも特徴です。新型NX“OVERTRAIL”は、カーボンニュートラル社会や「人と自然とモビリティの共生」の実現を目指し、幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添う「OVERTRAIL PROJECT」の一環として開発されたモデル。オフロード走行時の安定性・快適性を両立し、アウトドアライフスタイルをイメージしたエクステリアと上質なインテリア空間によって心豊かな時間を演出します。

新型NXのグレード/価格

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新しくなったNXのグレードや価格を前モデルと比較しながら紹介します。なお、北海道地区のみ価格が異なります。また、リサイクル料金は税込価格に含まれていません。

NX450h+

2.5Lプラグインハイブリッド(PHEV)を搭載するNX450h+のラインアップは次のとおりです。

NX450h+グレードと価格
2024年2023年
グレード駆動方式価格(税込)グレード駆動方式価格(税込)
NX450h+“version L”AWD749万5,000円NX450h+“version L”AWD729万5,000円
NX450h+“F SPORT”758万5,000円NX450h+“F SPORT”753万5,000円
NX450h+“OVERTRAIL”772万5,000円 

NX350h

2.5Lハイブリッド(HEV)を搭載するNX350hのラインアップは次のとおりです。

NX350hグレードと価格
2024年2023年
グレード駆動方式価格(税込)グレード駆動方式価格(税込)
NX350h“version L”2WD(FF)637万6,000円NX350h“version L”2WD(FF)617万6,000円
AWD664万6,000円AWD644万6,000円
NX350h“F SPORT”2WD(FF)640万6,000円NX350h“F SPORT”2WD(FF)617万6,000円
AWD667万6,000円AWD644万6,000円
NX350h2WD(FF)550万円NX350h2WD(FF)520万円
AWD577万円AWD547万円
NX350h“OVERTRAIL”AWD687万6,000円 

NX350

2.4Lターボエンジンを搭載するNX350のラインアップは次のとおりです。

NX350グレードと価格
2024年2023年
グレード駆動方式価格(税込)グレード駆動方式価格(税込)
NX350“F SPORT”AWD630万6,000円NX350“F SPORT”AWD608万6,000円
NX350“OVERTRAIL”650万6,000円 

NX250

2.5Lガソリンエンジンを搭載するNX250のラインアップは次のとおりです。

NX250グレードと価格
2024年2023年
グレード駆動方式価格(税込)グレード駆動方式価格(税込)
NX250“version L”2WD(FF)568万6,000円NX250“version L”2WD(FF)552万6,000円
AWD595万6,000円AWD579万6,000円
NX2502WD(FF)485万円NX2502WD(FF)455万円
AWD512万円AWD482万円

新型NXの基本性能

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2024年に新しくなったNXは、走りの性能が更に進化しました。前モデルから進化した主なポイントは次のとおりです。

  • ボディ剛性のさらなる強化(リアボディの変形を抑えるブレース等の追加)
  • 足回りのチューニング(ボディ剛性強化と走り込みを通じてサスペンションのチューニングを熟成し乗り心地と操縦安定性を両立)
  • エンジンノイズ低減
  • ドライバビリティの向上(スムースな発進やアクセル操作に対するリニアな車速コントロールを実現するためにNX450h+・NX350h・NX350の走行制御を改良し、NX350の走り始めの前後トルク配分の見直しを実施)
  • NXのAWD車:Trailモードの改良(凸凹路等で発生しやすいタイヤの空転を自動制御して接地輪に駆動力を最適に配分することで走破性を向上)

など

このような改良により新しいNXでは、気持ちの良いドライビングフィールと優れた乗り心地や高い静粛性を実現しています。

新たに追加された“OVERTRAIL”

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新たに追加された“OVERTRAIL”は、オフロード走行時の走破性と安定性・快適性を両立させたグレードです。アウトドアライフスタイルのイメージを表現したエクステリアと上質なインテリアやカラーコーディネートが特徴となっています。

エクステリアデザインは、グリル、ウィンドゥフレーム、ドアハンドル、アウターミラー、ルーフレールをブラック系統のアイテムでコーディネートして引き締まった印象を表現。オフロードに適した18インチオールテレインタイヤと標準仕様より15mm高い地上高により、悪路走破性を高めています。外板色は、“OVERTRAIL”に専用カラーの新色「ムーンデザート」の他、合計7色を設定しました。

内装色は、“OVERTRAIL”専用の“モノリス”。ブラックを基調に低彩度のモノリスを組み合わせた新しいコーディネートにナチュラルカラーのオーナメントパネルを採用しています。

走行性能については、“OVERTRAIL”用に専用チューニングを施したAVSを搭載し、Trailモードと連動することで凸凹路走行時の乗員の頭の揺れを抑制してオフロード走行時の安定性・快適性を実現しています。

新型NX外装の特徴

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新型NXでは、エクステリアや装備の設定などが変更されています。主な変更点は次のとおりです。

  • 新色「ソニックカッパー」:独自のソニック技術による金属質感表現と豊かな色彩が調和するボディカラー
  • リアアウトサイドハンドルへの照明追加(全車)
  • 盗難や不正売買防止策として、フロントガラス下の助手席側にVINナンバー追加(全車)
  • Advanced Park(リモート機能なし※NX450h+“version L”、NX450h+“F SPORT”、NX350h“version L”、NX350h“F SPORT”でオプションから標準設定となるAdvanced Parkはリモート機能あり)+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)を追加(NX350“F SPORT”)
  • LEDヘッドランプ+オートマチックハイビームから三眼フルLEDヘッドランプ+アダプティブハイビームシステムへ変更(NX350h“F SPORT”、NX350“F SPORT”)
  • フェンダーアーチモール(カラード)をディーラーオプションから標準設定へ変更(NX450h+“version L”、NX350h“version L”、NX250“version L”)
  • パノラマルーフの設定(NX450h+)

など

新型NXグレード別ボディカラー

新型NXのグレード別ボディカラーの設定を見てみましょう

ボディカラーグレード
 NX250/NX350/NX350h/NX450h+“version L”“F SPORT”“OVERTRAIL”
ソニッククォーツ
ソニックチタニウム
ソニッククロム
ブラック
グラファイトブラックガラスフレーク
マダーレッド
ソニックカッパー
テレーンカーキマイカメタリック
セレスティアルブルーガラスフレーク
ホワイトノーヴァガラスフレーク◯(専用色)
ヒートブルーコントラストレイヤリング◯(専用色)
ムーンデザート◯(専用色)

新型NXのグレード別外装一覧

新型NXのグレード別外装装備を見てみましょう。

グレードスピンドルグリルフロントロアバンパーモールリアロアバンパーモールタイヤ&ホイール(標準装備)設定ありのタイヤ&ホイールヘッドランプ
“version L”ブラックブラックブラック235/50R20 100Vランフラットタイヤ&20×7 1/2Jアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装+切削光輝)235/50R20 100Vランフラットタイヤ&20×7 1/2Jアルミホイール(ダークメタリック塗装)三眼フルLED
NX250/NX350h235/60R18 103Hタイヤ&18×7 1/2Jアルミホイール(ダークメタリック塗装+切削光輝)-LED
“OVERTRAIL”“OVERTRAIL”専用マットブラック塗装“OVERTRAIL”専用“OVERTRAIL”専用235/60R18 103H“OVERTRAIL”専用オールテレインタイヤ&18×7 1/2J“OVERTRAIL”専用アルミホイール(マットブラック塗装)-三眼フルLED
“F SPORT”“F SPORT”専用メッシュタイプ“F SPORT”高輝度シルバー塗装“F SPORT”高輝度シルバー塗装235/50R20 100Vランフラットタイヤ&20×7 1/2J“F SPORT”専用アルミホイール(スーパーグロスブラックメタリック塗装)235/50R20 100Vランフラットタイヤ&20×7 1/2J“F SPORT”専用アルミホイール(ブラック塗装)三眼フルLED

新型NXの内装の特徴

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新型NXでは、インテリアの装備などが変更されています。主な変更点は次のとおりです。

  • 内装色:“version L”にソリスホワイトを追加し、ヘーゼルを全車(“OVERTRAIL”を除く)に設定
  • 全車にインストルメントパネルセンター部ボックス内に充電用USB Type-Cを2個追加(オプションでドライブレコーダーを設定した場合は追加なし)
  • 9.8インチディスプレイオーディオから14インチディスプレイオーディオPlusへ変更(NX350h、NX250)
  • おくだけ充電のQi機能向上(充電検知範囲拡大および対応機種増)(おくだけ充電のオプション設定車両の全車)

など

新型NXのグレード別内装一覧

新型NXの内装をグレード別に見ていきましょう。

グレードステアリングシフトノブペダル&フットレストスカッフプレートシートメーターシートヒーター
“version L”本革本革ブラックLEXUSロゴ本革TFT液晶式メーター前後席
NX250/NX350hL-tex前席のみ
“OVERTRAIL”“OVERTRAIL”専用L-tex前後席
“F SPORT”“F SPORT”専用ディンプル本革“F SPORT”専用ディンプル本革“F SPORT”専用アルミ“F SPORT”専用ブラックロゴ“F SPORT”専用本革“F SPORT”専用TFT液晶式メーター前後席(NX450h+“F SPORT”)、前席のみ(NX350h“F SPORT”/NX350“F SPORT”)

新型NXインテリアカラー一覧

新型NXのインテリアカラーをグレード別に見てみましょう。

グレードシートマテリアルインテリアカラードアトリムオーナメント
“version L”本革ソリスホワイト/ブラック/ダークローズ/ヘーゼルアッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)
NX250/NX350hL-texブラック/ダークローズ/ヘーゼルマイクロドット ピアノブラック
“OVERTRAIL””OVERTRAIL“専用L-tex”OVERTRAIL”専用モノリスジオレイヤー
“F SPORT”“F SPORT”専用本革“F SPORT”専用のフレアレッド/ホワイト/ブラック/ヘーゼルダークスピンアルミ

年次改良の差分をアップグレードできる!

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レクサスNXは年次改良によってさまざまな部分が改善されました。年次改良で変更された主な内容は次のとおりです。

  • 面発光ハイマウント
  • アンビエントライトの増光
  • シフトチェンジ時の減光機能廃止
  • リヤドアハンドルイルミ追加

など

このようなオーナー心をくすぐるアイテムが後になって出されると、改良以前に購入したオーナーは悔しい思いをすることでしょう。この年次改良によって生まれてしまった差は、KINTO FACTORYのアップグレードアイテムで埋め合わせることができます。

KINTO FACTORYとは?

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KINTOFACTORYとは、すでに購入されたトヨタ、レクサス、GRの車に、その後の技術革新や経年劣化に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映させて、最新の状態に「進化」させるサービスです。

勿論、トヨタ自動車公認のアップグレードサービスです。

KINTO FACTORYでは、次の3つのサービスを提供しています。

  • アップグレード:今現在乗っている車の基本性能を向上させる安全装備や快適性・機能などを後付け
  • リフォーム:経年劣化した内装や外装のリフレッシュやアイテム交換など
  • パーソナライズ:運転のデータをもとに一人ひとりの個性や好みに合わせて車の設定を最適化させるサービス

このようにさまざまな「進化」を実現しているのがKINTO FACTORYなのです。

KINTO FACTORYで年次改良後にアップグレード

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KINTOFACTORYでは、新型NXの年次改良に合わせた、内装や外装のアップグレードアイテムを提供しています。また、2024年に登場した新型NXに合わせて、アンビエントライトやドアハンドルイルミのアップグレードが追加されました。ここからは、KINTO FACTORYで用意しているレクサスNXのアイテムを紹介します。

インテリアUPGRADE

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インテリアカラーUPGRADEは、ドアトリム(フロント&リア)、グローブボックス、助手席側のコンソールサイドパネルを内装テーマカラーと同じカラーに変更できるアップグレードアイテムです。インテリアアップグレードアイテムは、次の3つが用意されています。

グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネルのカラー変更(税込価格:24,200円)

詳しくはこちら

 

フロント&リアのドアトリムカラー変更(税込価格:121,000円)

詳しくはこちら

 

・【3点セット】グローブボックス+助手席側のコンソールサイドパネル+フロント&リアとのドアトリムカラー変更(税込価格:133,100円)

※いずれも部品代・取付費・保証を含む価格

面発光ハイマウント

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2023年3月の年次改良で採用されたレクサス純正の面発光タイプのハイマウントストップランプのアップグレードアイテムです。

面発光型ハイマウントストップランプ(税込価格:18,150円)

詳しくはこちら

※部品代・取付費・保証を含む価格

イルミネーションアップグレード

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イルミネーションのアップグレードアイテムは、アンビエントライトの増光および減光廃止・ドアハンドルイルミです。2024年2月の改良で採用された装備の後付けとなります。イルミネーションのアップグレードアイテムは次のとおりです。

【アンビエントライト(室内イルミネーション)】

  • アップグレード内容:増光および減光廃止
  • 対象箇所:運転席・助手席の足元イルミ、フロントトレイイルミ、ドアトリムイルミ、ドアハンドルランプの計11ヶ所)
  • 税込価格:88,000円
詳しくはこちら

【ドアハンドルイルミ】

  • アップグレード内容:アンビエントライトと同時にリアアウトドアハンドルの照明を追加することができます
  • 対象箇所:リアのアウトドアハンドル
  • 税込価格:121,000円(アンビエントライトとセットで取り付けした場合の価格)
詳しくはこちら

 

レクサス NXのアップグレードをするならKINTO FACTORYがおすすめな理由

レクサスNXの内装や外装をアップグレードするのであれば、KINTO FACTORYでパーツを後付けすることをおすすめします。

KINTO FACTORYでパーツを後付けしたり、アップグレードしたりするのがおすすめな理由は主に次の2点です。

  • メーカー純正パーツの取り付け
  • メーカー保証を受けることができる

KINTO FACTORYでは、社外品で受けることができないメーカー保証を受けられることが大きなメリットです。NXの外装や内装を最新の状態にアップグレードしたいものの、保証の対象外になってしまうのを心配しているのであれば、保証も受けられるKINTO FACTORYでパーツを後付けすることをおすすめします。

KINTO FACTORYってなに?サービスの利用方法や施工場所について

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KINTO FACTORYとは既に購入されユーザーが保有している車の安全装備や便利機能を最新化し、これまで後付けができなかった新車工場装着のメーカーオプションを後付けすることができるサービスです。その他にも「86 REFRESH サービス」のように低年式多走行により経年劣化した機能や、内装をリフレッシュ、リフォームするサービスも展開しています。

トヨタ、レクサス、GRのブランドを展開しており、その全てがトヨタ自動車のメーカー品質で提供されメーカー保証が付帯します(※)。申し込みはKINTO FACTORYのWEBサイトから24時間でき、夜間や販売店の定休日なども申し込みが可能です。WEBサイトで申し込みを行い部品手配が完了した後、指定した販売店に車両を持ち込み施工する流れとなります。メーカー純正部品で施工することに加え、レクサス販売店の整備品質で施工できるので安心です。

※車種ごと、商品ごとに保証期間、保証内容が異なります

「KINTO FACTORY」を運営するKINTOはメインの事業がサブスクリプションの提供ですが、「KINTO FACTORY」はKINTOで契約したサブスク車両以外の車も施工可能です

サービス対象車種はこちらからご確認いただけます。
 

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