ニュースで見聞きすることがある車両の盗難。令和6年上半期の盗難車両の多くがトヨタ車やレクサス車であることから、レクサスオーナーは不安に感じることもあるでしょう。この記事では、車両盗難台数ランキング、レクサス純正盗難防止装置(セキュリティ)、盗難防止対策などについて解説します。
レクサスの盗難防止は必須?クルマのセキュリティと盗難を防ぐ方法を解説

車両盗難のランキング上位にレクサス車も含まれている
ニュースで度々話題となる車両盗難台数ランキングを見てみると、多くがトヨタ車またはレクサス車となっています。ここで、令和6年上半期の車種別車両盗難台数を見てみましょう。
【令和6年上半期車種別車両盗難台数ランキング】
1位:トヨタ ランドクルーザー(590台)
2位:トヨタ アルファード(303台)
3位:トヨタ プリウス(287台)
4位:レクサス LX(112台)
5位:レクサス RX(80台)
6位:トヨタ ハイエース(60台)
7位:ダイハツ ハイゼット(55台)
同8位:トヨタ クラウン(44台)
同8位:レクサス LS(44台)
同8位:スズキ キャリイ(44台)
※警察庁「令和6年上半期における車種別盗難台数の状況」より
上記の盗難台数別ランキングからも、トヨタ車やレクサス車の被害が多いことがわかるでしょう。そのため、人気のレクサス車を所有する場合は、車両の盗難防止装置を有効にし、万が一の事態が発生したときに速やかに通報できるようにしておくことが重要です。
レクサス純正の盗難防止装置(セキュリティ)について
レクサス車には、盗難防止装置の「イモビライザー」、「オートアラーム」、「G-Security」が装備されています。それぞれの機能の概要は次のとおりです。
【エンジンイモビライザー】
エンジンイモビライザーは、車両専用のキー以外での車内への侵入やエンジンの始動を防ぐ機能です。キーに内蔵された電子チップによって、車両専用のキーと不正に複製されたキーを識別します。
【オートアラーム】
オートアラームは、車内への侵入者を検知した場合に音と光で警報する機能です。次のような状況になるとオートアラームが作動します。
- 施錠されたドアがスマートエントリー&スタートシステム/ワイヤレスリモコンを使わずに解錠されたり開けられたりしたとき
- ボンネットが開けられたとき
- 侵入センサーが車内で動くものを検知したとき(侵入者がガラスを割るなどして車内に乗り込んだとき)
【G-Security】
レクサスのコネクテッドサービスであるG-Linkを契約している場合は、G-Securityを利用できます。G-Securityは、車両盗難や車上荒らしなどを検知した際にオーナーに知らせる機能です。また、オーナー様の要請により、盗難車両位置の追跡や警備員の派遣も行うことが可能です。
また、上記の3つの盗難防止装置以外にも、不正信号によるドア解錠やエンジン始動を抑制するセキュリティシステムのアップグレードに対応しているモデルもあります。
セキュリティシステムをアップグレードすると、近年の車両盗難手口である車外からクルマの制御システムに侵入してドアを解錠し、エンジンを始動させる方法(CAN)に対応することができます。
ただし、上記のセキュリティシステムは、取扱説明書の注意事項にも記載されているように、車両の盗難を完全に防ぐことを保証するシステムではありません。車両盗難を防ぐためには、シャッター付きのガレージに駐車するなど、クルマそのものを保護することが重要です。
レクサスの盗難防止には社外品のセキュリティシステムも有効
先述したとおり、レクサス純正セキュリティを作動させた場合であっても、車両盗難を防ぐのは難しいのが実情です。また、外出先で車両盗難に遭う可能性も考えられます。
そのため、屋外駐車場や不特定多数の人の出入りが可能な駐車場にレクサス車を駐車しておくときには、純正セキュリティとあわせて社外品のセキュリティシステムを装備しておくのも有効です。
純正セキュリティとあわせて社外品セキュリティシステムを作動させておけば、車両盗難のリスクをさらに下げることができます。また、社外品セキュリティシステムは最新の手口に対応しているものも多いため、新しい盗難方法からレクサス車を守りたい場合におすすめです。
加えて、ハンドルロックやホイールロックなど、物理的なロックを装着して車両を盗み出すまでの時間を長引かせるのも防犯のひとつであるため、屋外駐車場や不特定多数の人が出入りできる駐車場に長時間レクサス車を停めるときは、物理的なロックも用意しておくと、より安心でしょう。
盗難防止におすすめのレクサス純正アイテム
ここまで車両盗難を防止するセキュリティシステムを中心に解説してきましたが、先述したとおり物理的なロックで車両盗難を防ぐ方法も有効な手段のひとつです。
ここでは、レクサス車のオプションとしても用意されている盗難防止アイテムを紹介します。
【ハンドルロック】
ハンドルロックは、クルマのステアリング(ハンドル)を物理的にロックして自走で盗難するのを防ぐアイテムです。視覚的にロックされていることをアピールすることで防犯効果を高めます。また、ハンドルロックをすると、ステアリングの切れ角が限定されるため、曲がり角が多い場所にクルマを停めている方におすすめです。
LXのディーラーオプションとして用意されているハンドルロックは、スプリング内蔵によりアームをスムーズに伸ばすことができ、ステアリングへ簡単に固定できることが特徴となっています。加えて、表面を軟質樹脂でコーティングしているため、車両への傷つきを防止しているのもポイントです。
【カーロック(ホイールロック) 】
カーロック(ホイールロック)は、車両の発進を物理的に阻止するロックです。カーロックの存在を強く訴える堅固なデザインが視覚的に盗難を抑制します。
LXのディーラーオプションで用意されているカーロックの本体アーム部分は、高級感のあるラバーを使用し、ホイールなどへの傷つきを防止する構造となっているだけでなく、LEXUS専用ロゴ、専用収納バッグ付きとなっているため、持ち運びしやすいのもポイントです。
レクサス純正のオプション・装備の後付けサービス
レクサス車の中で盗難被害に遭いやすいLXやRXは、日本国内のみならず、世界各国で高い人気を誇るモデルです。そのため、より個性的なクルマに仕上げたいと考える方や最新バージョンの装備にしておきたいと思う方もいるでしょう。
そのようなときにおすすめなのが、メーカー保証が付帯するレクサス純正パーツを使用して装備や機能をアップグレードするLEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYです。
LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYは、クルマのサブスク「KINTO」の利用者だけでなく、レクサス車を購入したすべての方が利用できるサービスとなっています。また、新車購入者のみならず、中古車を購入した方も利用することができるのもLEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYの特徴です。
人気モデルRXのアップグレードセレクション
LEXUS UPGRADE Selections by KINTO FACTORYでは、レクサス車のアップグレードアイテムを多数ラインアップしています。ここでは、人気モデルのひとつであるRXの代表的なアップグレードセレクションを紹介します。
【RX(2022年〜)カラードシートベルト】
カラードシートベルトは、運転席と助手席のシートベルトを好みのカラーに変更するアップグレードです。
全8色から選ぶことができるため、内装テーマカラーにシートベルトカラーを合わせたり、好みのカラーで内装をコーディネートしたりできます。
RXのインテリアの雰囲気を変えたい、個性的な内装にしたい、室内のアクセントを追加したいと考えている方は、カラードシートベルトを検討してみてはいかがでしょうか。

【RX(2022年〜)おくだけ充電(Gen5)バージョンアップ&後付け】
おくだけ充電バージョンアップは、2023年8月以前のRXに装備されているおくだけ充電(第4世代/Gen4)を第5世代/Gen5にバージョンアップするアップグレードです。また、おくだけ充電未装着車におくだけ充電の最新バージョン(Gen5)を後付けするメニューも用意されています。
おくだけ充電でスマートに端末の充電をしたい方、おくだけ充電で充電できないと悩んでいる方、カバーを着けたままスマホの充電したい方は、おくだけ充電(Gen5)へのアップグレード・後付けを検討してみてください。

上記の他にも、RX、NX、IS、CT、ES、LSなど、さまざまなモデルのアップグレードを用意しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。